JOY(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー)

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ハーモニカ

ハーモニカという言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? 「小学校の音楽室」「夕焼けの丘」「はな垂れ小僧のハーモニカ少年」・・・。私の場合は、すぐ「千葉智寿さん」という名前が出てきます。あの小さな楽器から生み出す彼の音楽に私はすっかり魅了されている一人です。その千葉さんが、レインボーホールで開かれる「全道ハーモニカコンサート」にゲスト出演するというので、久しぶりに聴いてきました。
千葉さんは、1954年12月5日(私と一日違いの誕生日)夕張市生まれ。射手座、O型です。17才の頃、黒人ブルースのハーモニカプレイヤー「リトル・ウォルター」のアルバムに衝撃を受け、ブルースハープ(10穴ハーモニカ)を始めました。これまで、1988年 F.I.H.JAPAN主催日本ハーモニカコンテスト・ブルースハープ部門第1位。1990年日本ハーモニカ賞を受賞。また1995年のワールドハーモニカチャンピオンシップス(国際大会)での上位入賞など、国内外において多くの受賞経歴を持っています。
千葉さんと知り合ったのは、遠音のメンバー、曽山良一さんの紹介でした。今から4年ぐらい前のことです。その頃、千葉さんがちょうど2枚目のアルバム「ノーザン・コンフォート」を準備していました。彼が表現したかった北海道の心地よさを感じることができるアルバムでした。それで父、浦島甲一が残した作品の中でも私のお気に入りの1枚をCDのカバー写真に提供させてもらったのです。
今日は30分ぐらいの時間で、ギターの関ヒトシさんと息の合ったご機嫌な演奏を5曲披露してくれました。中でも千葉さんのオリジナル「ノーザン・コンフォート」が最高でした。会場は、年配の人が中心に8割方うまっていたのですが、とにかく拍手の音が大きかったのが心に残りました。やはりハーモニカの愛好家の方々はマナーがいいのでしょう。

ボロボロの金曜日

若い頃は、金曜日というとワクワクしていたものです。仕事が終われば、どこかに遊びに行こう。なぜか、用もないのに車に乗り、コンビ二へ行ったり、レンタルビデオやCDの店に行ったものでした。でも、最近は、金曜日まで気力が持続しません。大谷短大での午前中の授業だけでガックリ疲れてしまいます。
特に今日は疲れがピークのようです。先週の土曜日は札幌だったのですが、ホテルでお風呂に入ったのが悪かったのか、体がほてってしまい一睡もすることができませんでした。そんなことで朝の6時から大通公園での散歩を楽しみ(?)ました。普段歩いていない私は、それですっかり歩き疲れてしまったようです。そして、日曜日は衆議院議員選挙。よせばいいのに、深夜までテレビで特別報道番組を見てしまったのです。今週一週間は、体に切れがまったくありませんでした。頭もうまく働かず、鏡に映る顔もやつれて見えました。
大谷短大での授業は今日が最終でした。でも、10月からは金曜日は隔週で札幌に行き、小樽商科大学大学院(ビジネススクール)で昨年同様「ビジネス英語」を担当することになっています。ビジネスマンを相手に毎回90分2コマ連続の緊張感のある講座です。そう言えば、今年から札幌サテライト校が札幌駅の横に引っ越しました。紀伊国屋書店が入っているビルの3階です。今回様子を見て来たのですが、「こんなビルに入って大丈夫なの?」と心配したくなるほど立派なところでした。
10月からは、「疲れた!」なんて言ってられません。気持ちを引き締めて頑張りたいと思います。そうそう、忘れてました。その前に9月26日から4日間、北海道教育大学釧路校での集中講座があるのでした。この準備もしなければなりません。その前には、ジョイで英検合格セミナーが2日間もあります。それに、25日はTOEICの運営の仕事も待っています。なるほど、自分を忙しくすることで、自分に疲れる暇を作らせないのも、ひとつの手かもしれませんね。

フィジーで英会話

私のブログでフィリピンでの英語研修について書いたことがりますが、今度はフィジーでの取り組みが話題になっています。語学留学事業を展開するSouth Pacific Free Bird(東京・新宿)が、今秋からフィジーでの留学事業を本格展開するというのです。
同社はフィジー教育省の認可を得て、現地のパブリックスクールと提携し、現在4教室を展開しています。それを今月中にさらに3教室を追加し、来年1月には別の学校と提携し、3教室を加える予定とか。帯広でのんびりやっている私から見ると、ずいぶん急激な拡大路線には見えますが、勝負をかけているのかもしれません。なにせこの手のアイディアは、特許もないことから、大手が進出しようものなら全てが無になってしまう可能性を秘めています。
教師はすべて教員資格を持った現地の英語教師が担当し、1日5時間ずつ週25時間学ぶカリキュラムだそうです。長期留学は4、8、12カ月の3コースで、宿舎利用の料金で36万3千—79万3千円。これだけの限られた情報では、これが安いかどうかは何とも言えませんが、1年で80万程度だとしたら、確かに手頃感はあります。なにせ、フィジーの物価は米国の約3分の1とのことですから、当然と言えば当然でしょう。「航空運賃や現地生活費を含めた総費用は欧米の語学留学の半分以下で済む」という同社の説明もうなずけます。
海外の留学生募集拠点は現在、韓国・釜山だけですが、今後、年内に台湾、来春に中国・北京に開設する予定というのですから、これは本気です。将来的にフランス、イタリア、スイスなど欧州圏にも広げ、生徒をリクルートすることを考えています。フィリピンの場合は、韓国の英会話学校が経営しているようですが、日本人も負けられないとフィジーに目をつけたのかもしれません。
突然思い出したのですが、ジョイに初めて足を踏み入れた外国人は、アメリカ人でもなければ、スリランカ人でもありませんでした。実はフィジー人、しかも2メートルもあるフィジーからの酋長さんでした。子どもたちのクラスにも出てもらったのですが、子どもたちは大喜び。あの酋長さんは今頃どうしているのでしょうか? 懐かしい思い出です。

イーハトーブ賞

松香フォニックス研究所の竹村副社長から、めでたいニュースが届きました。松香フォニックス研究所が今年3月に刊行したCD付き絵本『通じる英語はリズムから Gorsch the cellist』が、宮澤賢治学会/花巻市より第15回「イーハトーブ賞奨励賞」を頂くことになったそうです。おめでとー、松香洋子先生そしてスタッフのみなさん。
この賞は優れた宮沢賢治研究や実践に贈られるものです。同書が受賞した理由は、「宮沢賢治の童話を大胆に短縮し、音楽をつけて、子供たちが英語で楽しめるようにした」「宮沢賢治の童話は世界30ヵ国で翻訳されているが、子供たちが声に出してすぐにいえるものはこれまでに例をみない」「今後、英語教育を通して宮沢賢治の作品が多くの子供たちに楽しまれる可能性を秘めている」でした。確かに、これはユニークな出版物ですよね。賢治の作品がこんな形で使われるなんて誰も考えなかったことでしょう。
同賞の授賞式は9月22日(木)に花巻市で開かれますが、当日は受賞者記念講演・賢治研究リレー講演として松香先生が講演するそうです。そして、『Gorsch the cellist』を使った子供たちの朗読劇も予定されているというのですから、これまでの授賞式とは違う雰囲気になることと思います。
そうそう私も英文雑誌「ノーザン・ライツ」の出版などでいろいろな賞をもらったことがあります。第8回北海道青少年科学文化振興賞国際交流部門(1985、財団法人北海道青少年科学文化財団)、北海道国際文化交流奨励賞(1990、北海道国際文化協会)、帯広市文化奨励賞(1991、帯広市)、千嘉代子賞(1993、国際ソロプチミスト財団)。過去の栄光と言われないように、これからもいい仕事をやって行かなければなりませんね。がんばらなくちゃ。目指せ、北の松香フォニックス研究所!!

カレーリーフ

英語検定協会の長谷川さんが、久しぶりに訪ねてきました。時間は12時30分。「さあ、何を食べよう?」ということに。時間も時間だから、近くの店がいいに決まっています。そんなときのお勧めは、「カレーリーフ」です。この店はジョイから徒歩5分、車だと1分で行けます。そして、知る人ぞ知るカレーの人気店なのです。以前、「通販生活」(?)という雑誌に取り上げられて以来、いつも混んでいます。
私はカレー大好き人間なのですが、どちらかと言うと「日本のお母さんのカレー」派です。ですから、この店でも普通の日本風「シーフードカレー」を注文。いつもは「カツカレー」を頼むのですが、出てきた「シーフードカレー」を見て私は喜びました。カレールーが溢れるばかりにライスにかかっているではありませんか。私はカレールーが大好きなのです。これからは、ここでは「シーフードカレー」に決めました!
長谷川さんは、インド風「キノコカレー」を注文。ここのインド風カレーは、トマトベースの赤色でした。長谷川さんの話では、「辛いんだけども、美味しい」そうです。テレビのグルメ番組のゲストのようには、うまく表現できない長谷川さんでした。春に写真家の相原正明さんを連れて来たときは、ここのスリランカ風カレー(ルーは真黒)を絶賛。「このカレーを食べるために、また帯広に来たい!」という言葉を残しました。
カレーリーフは小さな店ですが、南欧風の清潔な内装で、インド風の小物がさりげなく置いてあります。よく「ここはインドだー!」とこれでもかとエスニック小物をごてごてと飾り付けているカレー屋さんもありますが、この控えめさが私は好きです。しかも、結構、落ち着いてお客さんと話せます。ジョイの生徒のみなさんで、まだここのカレーを食べていない人がいたら、ぜひ行ってみてください。

企画は芸術

ジョイの仕事を通じて私はいろいろなことをやらしてもらっています。その中で、一番ワクワクするのはやはり企画の仕事です。今年も10月30日に開く「英語EXPO」の最終プログラムでその醍醐味を味わっています。誰がどの時間帯にどんな話をするか、これって決めるのが結構むずかしいことなのです。ゲスト先生のスケジュールを考え、同じようなテーマが重ならないようにし、時間帯に必ずどの参加者も興味があるようなセミナーを配置する。本当に「企画は芸術」です。今日はどこよりも早くみなさんにその”芸術”をご披露します。
英語EXPO 2005 スケジュール
9:00 受付開始
9:50-10:00 オープニング・セレモニー
10:00-11:00
1—1特別講演「笑いは世界の共通語」<全般>
帯広に英語落語が初登場! 本場、大阪の笑いを満喫してください。
桂かい枝(かつら・かいし)/落語家。英語落語でも知られ、これまで世界11ヶ国200公演以上を成功させる。NHKテレビ「いまから出直し英語塾」の出演で、英語教育界でも人気者に。NHK新人演芸大賞・落語部門大賞、文化庁芸術祭新人賞受賞(2004年)。
11:30-12:30
2ー1「なるほど!英文法Q&A」<初級・中級>
日本人が間違えやすい英文法の問題をみなさんで解いて、「なるほど!」で終わるセミナーです。
松崎博(まつざき・ひろし)/アメリカンハウス代表、武蔵野大学講師。著書は48冊! ブログ「Listen&Repeat英語大学」が人気急上昇中。アルク「1000時間ヒアリングマラソン」元講師。英語EXPOは4回目の登場。
2−2「英検2級合格へのヒント」<中級>
英語学習者の目標のひとつが英検2級。そのための勉強のヒントを一挙公開!
茅野夕樹(かやの・ゆうき)/ジョイ翻訳部長兼主任講師。セントマイケルズ大学(米国バーモント州)より修士号(英語教授法)を取得。著書に『TOEICテスト学習法』(旺文社)。『全問題集増刊2級』(旺文社)の和訳・解説を担当。
2—3「英語でカナダクイズ」<中級・上級><英語>
カナダについて学びましょう。ただし、問題も解答もすべて英語です。賞品もあります!
エレン・キャノン/ジョイ専任講師。カナダ・ノバスコシア州出身。オタワ大学卒(社会学)。
ブレーデン・キャノン/ジョイ専任講師。アメリカ・サウスカロライナ州出身。カールトン大学卒(映画学)。
12:30-14:45 昼休み
13:45-14:45
3—1「やさしい英語でクイズショー」<初級・中級><英語>
グループでクイズを楽しみ、賞品をゲットしましょう。
エイミー・オデル/ジョイ専任講師。カナダ・オンタリオ州出身。オタワ大学卒(英語学)。
クリスファー・オデル/ジョイ専任講師。カナダ・オンタリオ州出身。アルゴンキン大学卒(警察学)。
3—2「スキットを使ったアドリブ英会話」<初級・中級>
飛躍的に英会話力が伸びる方法をみなさんに紹介します。参加型のセミナーです。
浦島久(うらしま・ひさし)/ジョイ学院長、北海道教育大学釧路校及び小樽商科大学大学院非常勤講師。英語は独学。著書として、『やさしい英語で自分を語る』(ジャパンタイムズ)、他多数。趣味はジャズ鑑賞、ガーデニング。
3—3「英語脳を創るListen & Repeat」<中級・上級>
「英語脳」という考え方を解説し、それをどのように自宅学習で創るかをみなさん体験してもらいます。
松崎博(まつざき・ひろし)/アメリカンハウス代表、武蔵野大学講師。*2-1
15:00-16:00
4—1「フォニックス入門」<初級>
英語の音のしくみを簡単に解説します。実際に発音して体で覚えましょう。
伊藤凪子(いとう・なぎこ)/ジョイ講師。早稲田大学卒。NHK文化センター帯広教室及びプラザ・エンジョイスクール講師。10月からは新開校の「かちまいアカデミー」で「60才からの英語入門」を担当。
4—2「リーディングがあなたの英語を変える!」<中級・上級>
リ−ディングの「楽しさ・大切さ」から「勉強法」まで、洋書のプロが伝授します!
賀川洋(かがわ・ひろし)/洋販(株)代表取締役社長&CEO。長年ニューヨークを拠点にジャーナリスト、国際企業コンサルタントとして活躍。著書として、『がんばらない英語の上達物語』(中経出版)、他多数。
4—3 「インターネットでリスニング強化」<中級・上級><英語>
ネット上にはリスニング教材が満載。お勧めサイトを紹介し、実際に聴いてみましょう。
デイビット・キャンベル/ジョイ副学院長。帯広の姉妹都市スワード(米国・アラスカ州)の出身。ミシガン大学修士課程修了(日本研究)。著書に『手紙による英語表現演習』(三修社)がある。
16:15-17:15
「オール・イングリッシュ・パーティー」<全般><英語>
司会も挨拶も全て英語で行うパーティーです。ゲストや帯広在住の外国人も参加します。だだし、日本語を話すと100円の罰金! 会場はジョイB館1階のバッキーホール。会費はジョイ生徒800円、一般1,000円(スナックとソフトドリンク付)。
                * * * * *
今年のプログラムの芸術点は何点ぐらいでしたでしょうか? なお、詳しくはそろそろメールニュースで発表になります。そして、正式な申込みは明日からです。今年も早めに申し込んで、辞書や英会話本の景品をゲットしましょう。10月30日はジョイでお会いできるのを楽しみにしています。
 
 
 
 

音楽は最高!

昨日は半年ぶりの札幌でした。午後5時からは、曽山良一さん(遠音のギター担当)がコミュニティFMの三角山放送局で持っている番組「ソフトオープン」に、ゲストとして1時間出演。帯広でも何度か(もちろんFM-JAGAですが)出たことはあるのですが、すごく恥ずかしかったことを覚えています。でも、今回は札幌ですから、帯広の知り合いは聞いていません。そんなことで、とても気楽にやれました。
選曲は全て任せてくれるということで、正直、燃えました! 時間帯が夕方だったことから、結局、お洒落なジャズ風のボーカルを選ぶことに。では、曲を順番に紹介しましょう。
1曲目はティル・ブレナーの「アントニオの唄」。彼はドイツ人のシンガー&トランぺッターなのですが、とにかくかっこよくて、最近は毎年のように来日しているようです。この曲はもちろんマイケル・フランクスの名曲ですが、彼の歌そしてフリュゲルホーンが最高。それにこの曲が入ったアルバム「That Summer」は全曲がお勧めです。
2曲目は、近頃、私が一番はまっている女性シンガーのマリエル・コーマン。彼女の声は信じられないぐらいチャーミングです。それにオランダ人でありながら、英語の発音が抜群。選曲した「Everything Happens to Me」は彼女のファーストアルバム「From the Heart」からですが、1枚買うならセカンドの「Between You and Me」の方がお勧めです。バックは彼女のご主人がピアノを担当するヨス・バン・ビースト・トリオ。このトリオがまた聴かせます。
3曲目は、私がボーカル好きになった原点、マイケル・フランクス。昨年、ブルー・ノート東京でライブを見て大感激したのですが、その際に一番に耳に残った「Mr. Smooth」を聴いてもらいました。とにかく彼は歌がうまい。私は彼がこれまで出したアルバム(ベスト版を除いて)全て持っています。そして、なんと彼のサインもゲットしました!
そして、4曲目は、ご存知スタンダードナンバーの「Round Midnight」を選んだのですが、これまた大好きなケニー・ランキンがアップテンポにアレンジしてごきげんのナンバー。この曲が入ったアルバム「A Song for You」も、これからの時期にはピッタリの1枚です。
実は6曲準備していたのですが、曽山さんとの話が弾みすぎて4曲しかかけられませんでした。途中、ファックスで英語学習の質問などあり、職業柄、英会話のミニレッスンをやってしまったのが、原因です。番組で使えなかった曲は、曽山さんとレストランに向かう車中で聴きながら、音楽談義で大いに盛り上がりました。音楽は本当にいいですね。

観光ホテル学科

帯広コンピュータ・福祉専門学校の神山(こうやま)理事長が午後に訪ねてきました。彼女は何度か私のブログに登場していますが、月に1度ぐらいは、住まいがある東京から帯広に出張で来ています。この専門学校は、ご存知のように、もともとはコンピュータ専門学校としてスタートしたのですが、時の流れとともに福祉関係と医療事務の学科を加え、2年後には観光ホテル系の学科を開設する予定です。つまり帯広の高等教育機関には少なかった文系の学科が誕生することになります。
その準備段階として、「観光・ホテルサービススタッフ養成講座」が開講されます。これは文部科学賞委託事業ということで、なんと受講料は無料。しかも、10月11日から始まる事前学習から基礎教育、そして最後には実践教育ということでホテルでの実務実習もついている本格的なものです。約2ヶ月少々のプログラムですが、ホテルでの仕事に興味がある人、転職を考えている人には、またとないチャンスだと思います。なにせ、授業料だけでなく、テキストまでもが無料なのです。ちなみに英会話はジョイの講師が担当することになっています。
十勝は観光地としては、決して北海道を代表するようなところではありません。なにせ団体旅行客を引きつけるような有名観光地はないからです。でも、私の周囲をみても、近年は帯広・十勝が好きになりちょくちょく来るといった地道なファンが増殖しつつあります。そういった方々を迎えるホスピタリティ溢れる、そして地元を知り尽くしたスタッフがいれば、ここは他の観光地とはひと味違う地位を築くことができるかもしれません。
そのためにも、帯広コンピュータ・福祉専門学校にはがんばってほしいと思います。すでに系列の専門学校では観光ガイド学科を超人気の学科に確立しているところもあるそうです。そのノーハウに期待しましょう。これからの帯広・十勝には必要な分野です。養成講座に興味がある方は、帯広コンピュータ・福祉専門学校(電話0155−48−6000)に問い合わせてください。

She Misses Himの謎

今日はまず英語の問題から始めましょう。次の歌詞を読んで、「彼女と彼」の関係を考えてみてください。
She Misses Him      Tim Rushlow
She shaves his face
She combs his hair
She helps him find his rocking chair
She cooks his meals
She wipes his mouth
And the window that he’s looking out
She reads him books
She speaks his name
Oh every day is much the same
She sighs that sigh from deep within
The one that says
She misses him
*She misses his gentle touch
And the way he used to make her laugh
She misses the man he was
In all of those old photographs
So strong, so kind, so sweet, so smart
The man who stole her very heart
She misses him
His children come on Saturday
They’re at his feet
His grandkids play
It’s sad they don’t know him at all
He’s just the one they call grandpa
They take out his trash
They mow his lawn
Things he can’t do since he’s been gone
She’s grateful that they’re pitching in
And like everyone
She misses him  *
And yes they’re still together
After all these years
But sometimes you can almost feel
The sadness in her tears  *
どうでしょうか? 「若い男女のラブラブ生活!」「中年の男女の不倫かな?」「女性が髭を剃るのはおかしい。この人はもともと男だった?」などなど、いろいろ出てきそうですが、時間の関係から正解を発表します。これは「(アルツハイマーの)ご主人を夫人が看護する歌」です。ティム・ラスローという米国のシンガーが歌ったもので、カナダで偶然買ったアルバムの中の1曲でした。車の中で聴きながら感動してしまい、以前やっていた「ポップスでリスニング」というクラスで取り上げたことがあります。
ところが、先日、知り合いの小学校の校長先生からファックスが入りました。「TBSのドラマ『ドラゴン桜』を知っていますか? その原作の漫画の第5巻に『She misses him』がなぜか国語の問題で登場するのです。これは不思議だと思いませんか?」。実は、昨年、あるセミナーでこの曲を使ったことがあったのですが、この校長先生はそれに参加していたのです。
確かに送られたファックスには、「彼女は彼のひげを剃る 彼の髪を梳く 彼がいすを探すのも手助けするし 彼のために料理をする 彼の口を吹いてあげるし外が見えるように窓も拭く 彼のために本を読むし 彼を呼びかける 毎日が同じ繰り返し彼女は深いため息をつく 彼がいなくてさびしいから」と歌詞が訳されています。本当に驚きました。どうして、この歌詞がこんな形で登場してきたのでしょうか? 偶然でしょうか?
可能性としては、あのカリスマ教師の田尻悟郎が関係しているかもしれません。この歌を彼に教えると、彼もとても気に入り、全国でのセミナーでこれを使っています。もしかしたら、『ドラゴン桜』の原作者はそのセミナーに参加したことがあるのではないでしょうか? それにしても、これはミステリーですね。
そうそう、このドラマは、元暴走族の貧乏弁護士が、偏差値36の落ちこぼれ高校生たちを東京大学に導くというドラマです。私も一度見てみたいと思います。
 

スターリング大学

みなさんは米国バーモント州にあるスターリング大学という大学を知っているでしょうか? ここは全学生100名というユニークなミニ大学で、2年制のプログラム(Resource Management)と4年制のプログラム(Northern Studies, Outdoor Education & Leadership, Sustainable Agriculture, Wildlands Ecology and Management, Self-Designed Major)があります。今日は、ジェッド学長を始め10名の学生とスタッフがジョイを訪ねてきました。
この大学とジョイの関わりは、デイビット先生のおじさんが以前ここで講師として働いていたということから始まりました。これまでジョイから2人の学生がこの大学で学び、卒業しています。学生は全員が寮で共同生活し、約3分の1の教授もキャンパス内に住んで、共に学ぶ実践的な教育を展開しています。イメージとして、野外学校と大学が結びついたようなところでしょうか。2人の一番の思い出は、真冬の山中キャンプ(3泊4日)というのですから、私のような軟弱な人間には耐えられそうにない大学です。
今回のグループは、帯広畜産大学、新得の共働学舎、清水の十勝千年の森などで研修をするとのことです。そして、グループの一部は稚内まで足を伸ばす予定とか。今回はあいにくの台風のためひどい天気になってしまいましたが、一行はそれほど気にするそぶりも見せずに精力的に研修しているようです。
そう言えば、帯広出身者ではないのですが、もうひとり本州で証券会社に勤めていたという青年が、私の紹介でこの大学に入ったこともありました。風の便りでは、帰国後、JICAのような国際協力機関で仕事をしているそうです。彼にとっては、人生をやり直す上で、スターリング大学は飛躍の舞台になったのかもしれません。ここ数年間は日本人学生はゼロとのことです。興味のある方は、http://www.sterlingcollege.edu/ をチエックしてください。

弘文堂画廊

毎週火曜日は帯広の中心街で朝10時30分から11時45分まで授業をやっています。最近、授業前に時間をつぶす場所が少なくなってきました。そんな中、私にとってのオアシスは藤丸の前にある弘文堂画廊です。お金がないので絵画を買うことはできないのですが、毎回、目の保養をさせてもらっています。
この弘文堂画廊が、今月2日よりギャラリーを本店から独立させ、六花亭本店3階にオープンさせました。今日、初めて行ってきたのですが、なかなか魅力的な空間でした。今回は、ギャラリー開設記念として、十勝・帯広を代表する6人画家による「十勝・精鋭作家六人展」が開かれています(9月20日まで)。
その6人の中のひとりが宮沢克忠さんです。実は、私が中学生だった頃、家の居間に十勝川とその周辺を描いた宮沢先生の大きな作品が飾ってありました。しかし、その作品も隣家からのもらい火で焼失。私が高校2年生のときの悲しい出来事です。そして、私の現在の家には、宮沢先生の比較的最近の作品2枚が壁にかかっています。これも何かの縁なのでしょう。縁と言えば、宮沢先生とは共に平成3年に帯広市文化奨励賞を受賞しました。
みなさんもぜひ弘文堂画廊の新しいギャラリーに足を運んでみてください。いつも笑顔の小藤田社長(一見、若過ぎて社長という感じがしませんが)が出迎えてくれるはずです。そうそう、彼も子どもの頃、短かかったのですがジョイで英語を勉強したことがあります。帯広のいたるところでジョイの卒業生が活躍していますが、これぞジョイのモットー「地域に根ざした英語教育」の理想の形かもしれませんね。

東京で音楽関係の仕事をしている古田秘馬さんが、今日の午後、私を訪ねて来てくれました。古田さんのお父さんは、ジョイの創世記に私がとてもお世話になった方で、そんな「縁」で彼と一度東京で会ったことがあります。
みなさんはジョイが出版していた英文雑誌「ノーザン・ライツ」を覚えているでしょうか? 1980年に創刊した年刊誌で、17号で休刊になりました。実は、この地方発の英文雑誌の第3号から裏表紙に世界的な企業「アメックス」の広告が登場したのでした。当然、世間はビックリ。他の広告はほとんどが地元の会社ということで、「なぜ?」と何度も聞かれたものです。
今だから言えるのですが、古田さんのお父さんがアメックスの日本法人の副社長だったのです。ひょんなことから知り合い、私の活動を気に入ってもらいました。「同じ北海道出身者として、何かできることはありますか?」という問いに、私は「アメックスの広告をください!」と大胆なことをお願いしたのでした。たぶん、アメックスが広告を出した発行部数が一番少ない雑誌だったと思います。
今回、古田さんは東京で活躍するクリエーターと一緒に帯広で何かをコラボレートしたいと、その打ち合わせで来たそうです。「なぜ帯広?」と思わず聞いてしまいました。仲間に帯広出身者がいたのが「縁」だったそうです。なるほど。
帯広は4年制の大学がひとつしかなく、しかもその帯広畜産大学が郊外にあることから、町中ではあまり大学生を見ません。つまりほとんどの若者は大学に行くためにこの町を出て行きます。古田さんとその仲間たちが若者を巻き込みここで何をやろうとしているか、私には検討がつきません。でも、素晴らしいコラボレーションが始まることを期待しています。
ところで古田さんのお父さんは、会社を辞め、今はヨーロッパへ3ヶ月の船の旅に行っているそうです。旅に出かける前、みなさんにきっと言われたのでしょうね。「出かけるときは、忘れずに!」と。
*プロフィール
音楽家 古田秘馬 (ふるた・ひま)
1975年生まれ。慶応大学中退後、アメリカを放浪。97年、パリ・ダカールラリー参加。佐藤允彦氏、板橋文夫氏にピアノを師事。ミュージシャン・ライターとしてのキャリアをスタート。2000年より活動の拠点をNYに移す。テロ以降日本に再び拠点を戻す。CM音楽、映像音楽、レコーディング、ライブなどを精力的にこなす。現在は日本の聖地をテーマにした写真とのコラボレーションプロジェクト・Primal Gravityを発表。日本に眠る音霊をピアノと弦楽器を中心に独特の世界観で演奏する。 主なレコーディング作品に、平井堅の「楽園」(99年)、「SAKURA」(99年NY)など。著書としては同世代の生き方を追ったノンフィクション「若き挑戦者たち」(イーハトーブ出版)

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