ヤンキー先生
ヤンキー先生こと北星学園余市高の義家弘介先生が、この3月で退職し、母校を去ることをになったらしい。私はこれまで彼とは直接会ったこともなければ、講演を聞いたこともありません。ただ、週刊文春に連載されている彼のコラムの大ファンで、札幌に向かう列車のなかで何度も目に熱いもの感じた経験があります。
彼はホームページの中で、「北星余市高校は産みの母を知らない私にとってやっと出会えた母だった。母の胎内で生涯、生徒たちとともに生きていきたいと心から願ってきた」としつつ、全国でしている講演や執筆活動に、一部の生徒の親や教師から批判的な声があり、周囲との連携が不安定になったと告白しているようです。
彼のコメントを読んだときにまず頭に浮かんだのは、なぜか「出る釘は打たれる」ということわざでした。結局、彼は北星余市高では目立ち過ぎたのかもしれません。テレビドラマだけでなく映画にもなろうとしているのですから、それも当然でしょう。彼の存在のおかげで高校も大いにPRになったはずです。その反面、スタンドプレーとしてしか彼を見てなかった人もいたのでしょう。
真実は私には分かりません。ただ、これから注目したいのは、この発表を知った学生たちの反応です。そして、ヤンキー先生のこれからの生きざまにはとても興味があります。「ヤンキー先生を探しにきました!」なんて売れないタレントが昔懐かしい人を探すような番組にだけは、登場してほしくはないですよね。がんばれ、ヤンキー先生。