JOY(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー)

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開講式

ジョイにとって今年はシニア元年です。そして、「かちまいアカデミー」の「60歳からの英語入門」が今日スタートしました。初めての記念すべき講座ということで、私も午後1時に教室に入り、少しだけ受講生にお話をさせてもらいました。
受講生は8名(うち6名が参加)。とにかく緊張のためか、みな静かで行儀がよくて、子どもたちのクラスとは明らかに違います。そこで雰囲気を和らげるために、ギャグのひとつふたつを披露。その後、担当講師の伊藤先生にバトンタッチして教室を後にしました。伊藤先生からの報告によると、レベル的には中学1年生の英語を最初からやるのにピッタリのメンバーだったようです。少し安心しました。なにせレベルの合わないクラスほど教えるのが大変なことはありません。
開講式で思い出したことがあります。帯広のカード会社の連鎖店(NC)がカルチャー講座を始めたときのことです。まだ20代だった私も「トラベル英会話」の講師として、最初のクラスにのぞみました。会場はNCの立派な会議室で、対面式に机がアレンジされていました。私はとても緊張していたのですが、NCの社長さんも同じだったのかもしれません。開講に当たって社長さんの挨拶が始まりました。そして、スピーチの最後にそのハプニングが起こったのです。
「それでは、先生よろしくお願いします!」と大きな声で言いながら、私とは反対にいる紳士に向かって社長さんがお辞儀をしたのです。慌てたのはNCの担当者でした。「先生はこちらです!」と私の方を指したのですが、時すでに遅し。そのときの社長の決まり悪そうな顔、それ以上に、情けなかった自分を今でも覚えています。若かったので、先生には見えなかったのでしょう。でも、あの時、私は確かスーツにネクタイ姿だったと思います。こうして、「トラベル英会話」は最初から「トラブル英会話」になってしまいました。
52歳になってよかったことがあります。どこに行っても、そんなに緊張しなくなったことです。話をする際、相手はほとんど自分よりも年下の人になりました。そして、年上だとしても、そんなに年齢は開いてはいません。これって、喜ぶべきことなのでしょうか? それとも、悲しむべき? まあ、いいように解釈しましょう。人生、それぞれの時代を楽しむべきでしょう。

分校

ジョイにも分校があるということを、みなさんはご存知でしょうか? 現在、音更校、稲田校、柏葉前校の3校で授業をやっています。本校とは少し違い、基本的には、個別形式の授業が中心です。
この中で一番歴史があるのが音更校で、木野大通りの「ぴあざフクハラ音更店」のすぐそばの一軒家(半分ですが)を借りています。1週間に4日間ここで授業があるのですが、冬の雪の日は大変です。特に最近は雪が多いので、授業が始まる前には雪かきしなければならないこともあります。どこかの大手英会話学校のようにショッピングセンターに入れるといいのですが、・・・。家賃がべらぼうに高いのでしょうね。
稲田校は帯広コンピューター・福祉専門学校の教室を使わせてもらっています。ここはスペースもゆったりで、明るくていい雰囲気の会場です。この専門学校では、開校以来、ジョイの先生が英語のクラスを担当していることから、教室を使用されてもらっています。駐車場も広くて、雪かきの心配もありません。有難いことです。
そして、なんと言ってもユニークなのが柏葉前校です。ここは学校法人北川学園・帯広美術工芸学院の校舎を週2日借りています。ここはもともと洋裁や簿記の専門学校でしたが、時代の流れとともに変遷して、今は生涯学習センターと言ったところでしょうか。ジョイがやっている英会話クラスの他に、陶芸、陶人形、絵画、気功などのクラスがあります。生徒数は60名ぐらいとのことですが、3分の2以上がシニアの方々です。
久しぶりに学院に行って経営者の北川さんと話してきました。ここは不思議な空間で、本部の建物には喫茶店、洋装店、展示スペースなどがあります。そして、そこはシニアの方々の憩いの場なのでしょう。北川さんと話をするのを楽しみに毎日のように来る人もいるそうです。70歳を越えても元気な北川さんは、「ここをやめたらすぐにボケてしまう。生徒がいなくなるまでやるつもり」と笑って私に話してくれました。これが本当の生涯教育ですね。
私は恥ずかしながら分校に足を運ぶのは、1年に1回あるかないかです。これじゃダメだということが分かりました。これからはもっと分校にも顔を出そうと考えています。分校から学ぶこともきっと多いはずです。

十勝の森から

2月25日のブログ「森の音楽」を覚えているでしょうか? 作曲家の神山純一さんと十勝の森を題材にしたCDアルバムを作りたいと、そんな夢を書かせてもらいました。そして、今日、「十勝の森から」(制作・発売元:FM-JAGA)が完成! これは今年6月までの10年間社長をやっていたFM-JAGAの卒業記念的な1枚になりそうです。ジャケットには、私のおやじの写真から、ピッタリの写真を選ばせてもらいました。
数多い神山さんのアルバムの中でも、こんなに静かで、スローな曲を集めたものはありません。しかも、千年の森(清水)、中札内美術村(中札内)、北海道ホテル(帯広)、銀河の森(陸別)、然別湖(鹿追)などをテーマにした、8曲全曲が十勝のイメージそのものです。私は5曲目の「緑色の想い出」が特に気に入っています。これはピアノ中心の曲が多い神山さんとしては珍しく、ギターが使われている作品です。
6時ごろ神山さんから電話がありました。大胆にも「私ほど神山さんの音楽を知り尽くした者はいません!」なんて言うと、神山さんは笑っていました。前回のアルバム同様、私のような素人を相手に最後まで真摯に仕事をしてくれた神山さんは、音楽家としてだけでなく人間的にも素晴らしい方です。本当に感謝しています。人生において2枚もCDをプロデュースできたのですから、私は幸せ者です!(3枚目もあるかな?)
アルバムは完成しました。あとはそれをたくさんの人に買ってもらうだけです。前回の「音楽紀行・十勝野」は2,500円だったのですが、今回の「十勝の森から」はなんと2,000円! ぜひ、みなさん、自分の部屋で聴くために1枚、恋人へのクリスマスプレゼントに1枚、仲のいい本州の友達に1枚、そして、外国でのホームスティ先に1枚。ぜひ、ぜひ、どうかよろしくお願いします。
「十勝の森から」はジョイでも販売していますが、市内のCD店、ホテルなどでも買うことができます。帯広以外の方はFM-JAGAのホームページから購入するのがいいでしょう。一度聴いてみたいという方は、私のオフイスに来てください。私との雑談&コーヒー付きで楽しむことができます。

枯葉

「どの季節が好きですか?」と聞かれたら、私は迷わず「秋です」と答えます。そして、季節は秋。本当にいい季節になりました。暑さに極端に弱い私ですが、最近は冬の寒さにもついて行けなってきたようです。これから10月の末までが、まさに1年で最高の黄金の1ヶ月になります。
この時期になると、よく口ずさむメロディがあります。それは「枯葉」です。英語では「Autumn Leaves」。もともとはシャンソンの名曲ですが、ジャズの世界ではトランペット奏者のマイルス・デイビスの演奏が有名です。私はもちろんマイルスも好きですが、ピアノのビル・エバンスやカレル・ポアリーの作品を好んで聴いています。今日、自分が持っているCDアルバムの中に「枯葉」が入ったものが何枚あるか数えてみました。なんと9枚もありました。
明日からはいよいよ後期クラスの開講です。新しいシニア向けのクラスも「ジョイ」と「かちまいアカデミー」で始まります。そして、社会人英会話クラスでも何人か新しい仲間が入会の予定です。新入会のみなさんとの新しい出会いを、とても楽しみにしています。そうそう、75歳になる私のおふくろも英語を今学期から始めることになりました。ABCがやっと分かる程度ですが、5歳になる私の息子から発音の特訓を受けています。生意気な孫とめっきり弱くなったおふくろの組み合わせ、それはそれは微笑ましい光景です。
それぞれの秋が始まります。枯葉の季節をお楽しみください。ガーデニングを始めたせいで朝の散歩から遠ざかっていますが、十勝晴れの日にでも、iPotから流れる「枯葉」を聴きながら、緑ヶ丘公園を歩いてみようと思います。オーッと、いい企画を思いつきました! 「浦島久の初級ジャズ講座:枯葉を聴く」というのはどうでしょうか? いろいろなアーティストによる「枯葉」を聴き、参加したみんなで人気投票をやるというプログラムです。もちろん、私の解説付きで(これは余計かな?)。この企画に参加したいという人がいたら、コメントをください。
枯葉よー、枯葉よー、枯葉よー、・・・。

旅立ち

今日から10月、前期が終わり、後期が始まります。ジョイではこのところ秋の募集の際に「英語の秋」というキャッチフレーズを使っています。そうです、後期は英語学習には絶好の好機(後期)なのです。
前期が終了した昨日を機に、ジョイを旅立つ人がいます。ジョイが2つの学校に別れていたときに、イングリッシュハウス・ジョイの代表をしばらくやっていた原田啓一くんです。私と同郷だった彼がアメリカ留学から戻ったときに、ジョイに顔を出したのが縁で勤めることになりました。なんとあれから早いもので、22年もたってしまいました。皮ジャンバーが似合う青年も今では髪に白いものが混じっています。
原田くんとはいろいろな思い出があります。中でも忘れられないのが、十勝毎日新聞社から出版した『ジス・イズ十勝』という意欲作です。なにせこの本は十勝以外では売れるはずのない、とても狭いマーケットをターゲットにした本でした。それでも何と3千部近くも売れたのですから、スゴイと思いませんか?
旅立つといっても、原田くんが完全にジョイを辞めるわけではありません。10月からも、非常勤講師としてこれまでと同様にクラスを担当します。そして、残りの人生でやりたいと考えているプロジェクトの準備をすすめて行く予定とのことです。長年一緒に仕事をしてきた仲間ですから、寂しくないと言えば嘘になります。でも、たった一度の人生ですから、やりたいことをやるのが一番。原田くんの門出をみんなで祝いましょう。

ボランティア通訳

世界ラリー選手権(WRC)第13戦「ラリー・ジャパン」が開幕しました。昨日の繁華街は、「ここが帯広?」と疑いたくなるような国際的な町に変身。そこらじゅうに外国人がいるというのですから、驚きです。特に凄かったのが、全国的に有名になった帯広名物「北の屋台」。赤提灯が飾られた幅3メートルほどの狭い路地は外国人で埋め尽くされたそうです。
このイベントを裏方として支えるのがボランティア通訳の市民です。ジョイの生徒そして先生も参加しています。きっといい経験になることでしょう。思い通りにやれたら、それが大きな自信につながるはずです。そして、反対に失敗したとしても、更なる努力につながれば、それはそれで価値があります。
私が大学生になった年、札幌で冬季オリンピックが開かれました。英語クラブの先輩はみな正式な通訳として雇われ、中にはフィギャースケート界の妖精ジャネット・リンと一緒に写真を撮ったという先輩もいました。私はまだまだ英語の実力がないということで、善意通訳に応募して登録されました(これは希望者全員)。
オリンピック委員会から送られて来た「善意通訳」というバッジを胸につけ、札幌の町を緊張しながら歩いたのを覚えています。誰か外国人観光客に話かけられたい。でも、話しかけられたらどうしょう。なんてドキドキ、そしてワクワクしていました。でも、オリンピックの期間中、結局、一度も話しかけられませんでした。
せっかく英語を習っても使う機会がなかった帯広ですが、これからは違います。みなさんの舞台は無限です。この数日間、十勝ホスピタリティで外国からのお客さんを迎えましょう! このイベントが毎年続くといいですね。帯広はラリーの分野では、世界的に有名なようですよ。

劇的ビフォーアフター

釧路から戻りました。釧路は行くたびに、町中が寂しくなっています。「来年は丸井デパートが撤退ですよ!」なんて、タクシーの運転手さんも元気ありません。ところで、帯広と比べると釧路は背広族が多いようです。特に、釧路駅やホテルで目立ちます。聞いた話ですが、それは不景気で会社の釧路支店や営業所が閉鎖され、札幌からの出張族が増えたことが原因のようです。ホテルは稼働率が上がったというのですから、何で徳するか分かりませんね。
ところで、今年も北海道教育大学での集中講座はいい雰囲気でした。初日の1時間目はどんな学生が集まるか、少しだけ不安でしたが、見るからに活発な男子学生が教室に入って来た時点で一安心。なにせ無口な学生ばかりだと、クラスを創り上げるのが難しいものです。予想通り、2時間目には学生の目はしっかり私とコミュニケーションを取っていました。
ほとんどの学生は「英語を勉強したい」という希望を持って大学に入って来たようです。でも、理想と現実のギャップに悩んでいるというのが、実態でしょうか。これはどこの大学も同じだと思います。英語をやりたいのに、それが思うようにやれない。興味を持てない科目をやっているうちに、全てにやる気がなくなる。そして、アルバイトにのめり込む。誰もが経験しそうなことです。
今年の学生は、まるでテレビ番組「大改造!劇的ビフォーアフター」のようでした。最初に教室に現れたときの彼らと最終日の授業が終わったときの彼らでは、まったく別人28号。英語のレベルが短期間でどれだけ上がったかは確かではありませんが、モティベーションは確実に高くなったと思います。「このままじゃダメだ。がんばろう!」という気持ちの変化が心に芽生えたはずです。
2年後に別の授業で彼らに会えることを楽しみにしています。そのときまでにモティベーションが持続しているといいのですが、・・・。ところで、今日はジョイでJICAの研修員(エジプト、パプアニューギニア、フィリピンなどから10名)を招いて、学期末のパーティーをやりました。こんなところに国際理解課程の学生が参加できると最高ですよね。どんな授業よりも効果ありそうですね。

北海道教育大学釧路校

今日は朝の9時からTOEIC帯広会場の運営をやってきました。今回は運悪く(?)帯広神社のお祭りとぶつかり、会場にも笛や太鼓の音が多少鳴り響いてしまい、ヒヤヒヤものでした。でも、なんとか無事終えることができ、一安心。そして、これから7時46分発の列車で釧路に向かいます。明日から4日間の北海道教育大学釧路校での集中講座を担当するためです。
釧路校へは2000年から年2回、9月と12月に行っています。私が授業を受け持っているのは、学校教育教員養成課程ではなく国際理解教育課程という耳慣れない課程です。そして、私が担当する課目も実は「英語」ではなく、「異文化理解実践論」(前期1年生対象)と「異文化間交渉論」(後期3年生対象)。当初、この話を釧路校の教授から頂いたとき、「これって何を教えればいいのですか?」と思わず聞いてしまいました。
今回は「異文化理解実践論」ですが、基本的には、なるべく英語を使い異文化を理解するというプログラムを目指しています。対象が1年生ということで、毎回、新鮮な驚きに満ちあふれたクラスになるのですが、今年はなんと初めて学校教育教員養成課程の学生が2名参加するということです。これまでとは違った雰囲気になるかもしれません。
ご存知の方もいると思いますが、国際理解教育課程は今年の1年生が最後の学生ということになります。つまり4年後にはこの課程はなくなるのです。ですから、私がこうして釧路に出かけるのもあと3年ということになります。そして、私が教える異文化理解実践論は、今回が最後の授業になります。
釧路は決して私好みの町ではありませんが、釧路校の学生が大好きです。とにかく性格が素直で、真面目に話を聞いてくれて、私のような者を必要としてくれます。ここで教え始めて、日本の大学生もまんざら悪くないな、そんな印象を持ちました。月曜日からの4日間は、今年も全力投球でがんばってきます。
そんな訳で、4日間ほどブログは休みです。書く方も辛くなりましたが、読む方も同じではないでしょうか? たまに休むというのも、お互いにとっていいかもしれませんね。では、行ってきます!

英検セミナー

昨日・今日と英検セミナーでした。昨日は5級、4級、3級。そして、今日は午後から2級のセミナーをやりました。対象は、小学校低学年から高校生が中心でしたが、3級のセミナーに小学3年生そして2級に中学2年生がいたり、4級に社会人の生徒が入っていたりして、普段は決して経験できないような混合のクラスでした。
英検セミナーでは、過去の問題を中心に1回分の全てを受講生に解答してもらい、私が簡単な解説を加えるという方式でやっています。リスニング問題もやることから、セミナーは長時間にわたります。例えば、5級で1時間半、4級・3級で2時間、そして準2級・2級では2時間半という具合です。なにせ昨日だけでも3講座で5時間半ですから、やる方もそれなりの根性が必要になります。
長い時間にも関わらず、受講料は安く抑えたいということで、講師を雇っては赤字になってしまいます。そんなことから、このセミナーは開設当初から私が担当しています。なにせ私は人件費がかからない存在なのです(もちろん給料はもらっていますが、時間外手当はないので)。どこの会社の社長さんも、特に零細企業では、私と同じように考える人が多いのではないでしょうか。
小学生や中学生を対象にした通常のクラスは、私はもう20年以上も担当したことがありません。ですから、英検セミナーを通じて、たまに子どもたちと接するのも勉強になります。それぞれの学年でどの程度の英語を理解できるか、インプットしておく必要がたまにあるからです。
英検は「聴く、話す、読む、書く」という4つの技能をチェックする数少ない試験のひとつです。大学生や社会人がTOEICに流れる傾向がありますが、小中高生からは圧倒的な支持を得ています。小さな頃から目標を持って何かにチャレンジする姿は感動的です。今回のセミナーでもそんな頼もしい子どもたちと会うことができました。目標に向かってがんばらなくちゃいけないのは、もちろん、私たち先生も同じですよね。

トーマスの誕生日

9月23日。今日は次男、広樹の3歳の誕生日でした。難産の末、なんとか生まれてきた次男は、まるで相撲取りのように太っていて(3,600グラム!)、朝潮のような顔をしていました。ですから生まれた当初は、誰からも可愛いという言葉もなく、親としては寂しい思いをしたものです。そんな広樹も、最近はすっかり可愛くなりました。でも相変わらず鼻が低く、むかし流行ったニコニコバッチのようです。
とにかく動き回る広樹は、生傷が絶えません。ある人は彼のことを「怪獣」と呼んでいます。今日も近所のわかば幼稚園のバザーに妻と行き、3回も行方不明になったそうです。そんな子どもですから、「よく3歳まで無事育ったものだ!」と夫婦で感心してしまいました。
今晩は広樹のために食事を作る約束をしていたのですが、英検セミナーが6時ぐらいまで長引き、すっかり手抜き料理になってしまいました。長男の一樹(5歳)と一緒に餃子を作り、余っていたトマトソースでスパゲティーも手早く準備。おふくろも呼び、広樹の誕生日を祝い、みんなでハッピー・バースデイ・ソングを歌いました。広樹がケーキのローソクを消す姿は、おふくろにも最高の贈り物だったと思います。そうそう誕生日のプレゼントは、トーマスづくしでした。トーマスのシャツ、パンツ、弁当、箸入れ、パズル、・・・。なにせ彼は機関車トーマスの大ファンなのです。
いつもは「お前がパパの耳鳴りの原因だ!」と怒ってばかりいるのですが、今日の誕生日は私にとっても感無量でした。子どもは可愛いものですね。でも、やはり広樹の面倒を見るとなると、1時間限界説が今だにあるようです。明日の午前中は少し時間がありそうなので、自転車にでも乗せてお焼き屋さんに連れて行ってやろうかなと思っています。何? 明日は知り合いの子どもがたくさん遊びに来る? ラッキー。じゃ、ガーデニングでもしますか。

長崎玄弥

今日はなぜか長崎玄弥先生のことを思い出してしまいました。先生には、ジョイにも何度も講演に来てもらったことがあります。いつもユーモアたっぷりで、やさしい先生でした。しかし、残念ながら、数年前、他界してしまったのです。
玄弥先生は「奇跡の英単語」(祥伝社)などの奇跡シリーズで有名ですが、きっと大学受験でこの本にお世話になった人も多いはずです。先生は知らない単語はないという人でした。それが本当だったかどうかは、私には分かりませんが。実は、単語や英文法だけが強かっただけではなく、先生は話す英語の方も本格派でした。しかも、長年海外へ行くことなくその卓越した英語力を身に付けた人だったのです。
私が初めて玄弥先生の講演を聞いたときのことを、今でも強烈に覚えています。それは先生が得意だった96型という口慣らし練習でした。ある英文を、現在形、過去形、未来形、現在完了形、過去完了形、未来完了形、現在進行形、過去進行形、未来進行形、現在完了進行形、過去完了進行形、未来完了進行形の12時制、しかも肯定形、肯定疑問文、否定形、否定疑問文の4つを1セットとして全部で48型、おまけにそれを受け身にして96型まで変えるという、それはそれはすさまじい芸(?)でした。
ジョイでのデビューは、第12回オール・イングリッシュ・デイ(1989年)の特別ゲストとして来たときでした。帯広から東京に帰る飛行機の中で作ったという自作の詩を送ってくれたのですが、それがなんと古い資料の中から出てきたのです! そこには「英語を勉強するのをギブアップしかけたときに読んで欲しい」とのメッセージがそえられていました。
      ***
空が晴れたら、思いだしてください。
英語の学習に泣き顔は、似合わないと。
雨が降っても、嘆かないでください。
雲の後ろには太陽がかくれんぼしています。
だいたいお天気に左右されるなんて、止めてください。
私の学びの道は、40数年晴れの連続でしたよ。
一日一語覚えたら、星を一つ拾ったと思ってください。
それを口に出したら、心の空に輝き始めます。
言葉は使わなくてはだめ。
声を伴わない言葉は、眠っています。
話す内容にこだわってはだめ。
心に浮かぶことをなんでも言ってください。
英語を話すごとに、あなたは地球から遠ざかります。
日本語はあなたの地球、そしてあなたはその引力の奴隷。
私は独りのときも、英語を話しました。
そして快速力で、地球圏外に逃れでました。
そこに私が作った小さな星。
それは英語だけの星でした。
帯広の夜空はきれいです。
星がキラキラとまたたいています。
それを見たら思い出してください。
一日も早く日本語の引力を断ち切ろうと。
昼も夜も英語に熱中していた私のことを。
小さくてもいいから、英語の星を作ってください。
アメリカの草花が日本の大地にも咲くように、
英語の星は、帯広の空にも輝くはずです。
      ***

カスタマーレビュー

「浦島久の玉手箱」によくコメントをくれる埼玉県在住の高橋さんが、私の著書『やさしい英語で自分を語る』(ジャパンタイムズ)をアマゾンから購入し、そしてカスタマーレビューも出してくれました。
「数年間英語の勉強はしてきたのですが、自分を十分表現するにはまだまだ足りないと感じテキストを探していた所、著者である浦島先生のブログで先生から直接ご紹介頂き購入しました。レベルは初級者が中級を目指す為に作られたという事で比較的ラクにトレーニングできました。英文は日常会話によく出る話題50に分れていて(自己紹介、ふるさと、大学 など)、さらにそれが1ページ毎の短文に分れ、日本語訳・語句の解説も書いてあります。付属のCDは40分ぐらいですので ちょっとした時間で気軽にトレーニング出来ます。テキストでは音読するようになっていましたが、私は毎日CDをシャドウイングしました。どちらでも大丈夫だと思います。ストーリーの中には自分の状況とぴったり合っている物もあり思わずニンマリしてしまいました。その中でビックリするようなオチも含まれていました。とてもトレーニングしやすく 良く作られている本でした。」
そして、有難いことに、おすすめ度☆☆☆☆☆をつけてもらいました。ネットショッピングはこんな形で一般消費者の意見をうまく利用しています。これはある意味「口コミ」の現代版かもしれません。
この機会に、私の他の本のカスタマーレビューをチェックしてみましたが、なかなか鋭い指摘もあり、とても勉強になりました。いくつかを紹介します。
『リスニング・チャレンジ30』(NHK出版)
☆☆☆☆★ 2005/09/05  レビュアー: ざざき 福岡県
 TOEIC600以上かその近辺の人向き。でも内容はこのお値段でいいのと言うほどお買い得。でもTOEIC600はないと答えられなくて挫折するかも。1年間毎日さぼらずにレッツスピークやビジネス英会話やその他何か英語の総合的な会話本やリスニング本を2、3冊やってからならいいでしょう。とてもお買い得ですがいきなり初心者からは出来ません。
☆☆☆☆★  2005/08/05  レビュアー: mk64  京都府
 この本はNHKラジオ「やさしいビジネス英語」の2000年4月から9月に掲載されたListening Challenge26の問題に新たに作成された4つを加え、合計30の問題で構成されています。難易度別に構成され、本も薄いので通勤の際の使用に最適です。各問題も長くなく、難易度もそれほど高くありません。また、英文の中には実際のビジネス場面でも使うことの多いものが掲載されているのでマスターすればスキルアップにつながると思われます。ビジネスマンで英語を使う機会のある方におすすめです。
☆☆☆☆☆  2005/02/24  レビュアー: キュウタロウ  茨城県
 難易度はかなり高めです。因みに私はTOEIC840点ですが、結構てこずります。それだけ、やりがいがあると思います。トピックの幅が広く、知的な会話が学べる、安くて骨のある、大人向けの英会話本というのが、そもそもあまり存在しない中、この1冊は本当にお勧めします。この内容で、CDがついて¥1470というのは、超お買い得。基本的にビジネス英会話ですので、リスニングのみならず、スピーキングにも効果を発揮します。また、語彙の習得にもつながります。これで満足のいくシャドーイングができれば、上級者に近づけること間違いないのではないかと思います。もっとも、キチンと基礎固めをしてからチャレンジすることをお勧めします。初級者では、このレベルにチャレンジしても身につかないと思います。最低でもTOEIC700から。
☆☆☆☆☆ 2005/01/26  レビュアー: okbokujo 大阪府
 私はTOEIC初受験では450点(うちリスニング195点)でした。あまりにひどいのでこのCDブックを買いました。気が向いたときに聴き、中身が気になったころにテキストを読むことを週に数回やっただけですが、約1年後に730点(うちリスニング385点)までスコアが伸びました。感激です。内容も社会人には親しみやすく、本当にいい本です。
『英会話お決まり表現160』(マクミラン)
☆☆☆☆☆ 2002/05/24  レビュアー: ほ蘭人 神奈川県 横須賀市
 サブタイトルの聞きまくって覚える!風のキャッチフレーズにひかれて買いました。①ダイアログ=とてもオーソドックスでクリアな発音で(当たり前?)速度も適度なので聞き取りやすいです の後に②各フレーズ=よく会話に使われそうな、覚えておくと得するゾ、というものが選びぬかれていて、それを新しいショートダイアログで勉強する そしてフレーズ学習を終えると再度初めの③ダイアログでだめ押し とCD学習が進みます。力の余り気味の人はテキストを見る必要はいっさいないかもしれません。そしてすぐに総仕上げのoverwrappingに入ることもできます。繰り返し聞いて聴いてききまくれば表現力はもちろんリズム、イントネーションもぐんと良くなります。ダイアログや応用会話もやさしい単語を駆使してこんなに豊かな事柄が言い表せるんだ、というものばかりで挫折しないような配慮も十分とみました。お薦めです。
『英会話・つなぎの一言』(懇談社インターナショナル)
☆☆☆☆★ 2003/08/12   レビュアー: 簿記受験生
 英語の疑問文をシチュエーション別に収録したもの。TOEIC のリスニングには Do. Does や 5W1H の疑問文が頻繁に出てくるが、これか結構聞き取れないのだ。特に会話パートでは一番最初に出てくるから、これが聞き取れないと後がさっぱり続かない。疑問文の聴き取りが苦手な人には訓練教材として価値があるかもしれない。また日常生活のシチュエーションで分類されているので、例文集として活用し、真面目に取り組めばボキャビルにも役立つだろう。ただし単語帳同様、例文集の羅列なので、反復練習の苦手な方には退屈な一冊になるかもしれない…。
以上。全体的には、好評のようです。少し安心しました。

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