文法の日
今日は文法の日でした。「いつからそんな祝日ができたの?」なんて質問がきそうですが・・・。ことの始まりは、古くからの友人で東京(正確には西東京市で、以前は田無市と呼ばれていました)で「アメリカンハウス」という英会話学校をやっている松崎博さんから送られてきた『なるほど!英文法Q&A』(語研)でした。さすがベストセラーの英会話本を何冊も出している松崎さんだけあって、なかなかおもしろい切り口の文法の本です。
松崎さんの本をめくっていると、ある洋書系の出版社から電話がありました。用事は、今度出る文法のテキストのアンケートに答えてくれないかというものでした。これまでジョイで使っているものよりもよさそうなので、即座にOKしました。この出版社は文法を次のマーケッティング戦略のターゲットにしているようです。
私自身もそうでしたが、「日本の英語教育をダメにしたのは文法中心の授業だ!」なんて声高々に主張していた時期もありました。でも、冷静に考えてみると、私は学生時代からパズルのような文法問題を解くのが大好きだったのです。そして、その文法のベースがあったからこそ助かったことも多かったような気がします。
何人かの著名な先生と話して共通するには、新しい文法の時代が来るような予感です。それはこれまでの七面倒くさい重箱の隅をつつくようなのではなく、使える文法が全面に出たものでなければなりません。いつか誰かがやってくれるではなく、何か自分でも具体的に動き出したい気がする今日この頃です。4月11日は文法の日でした。