ひとりごと英会話
4月から教え始めた帯広大谷短期大学の非常勤講師懇談会に行ってきました。この大学は立派です。なにせ非常勤講師にも大学の現状を詳しく説明してくれるのですから。ただ、やはり前半の一方的なお話は、昼食後ということもあって、眠たくなってしまいました。そこで、学生時代によくやっていた「ひとりごと英会話」を試してみることに。
これは英語国民になったつもりで、英語でひとりごとを言い続けるという方法です。例えば、 I wonder when the meeting will end. Sometimes it goes on for hours. But today I hope it doesn’t. I have a lot of things to do today. こんな感じです。この方法の最大のメリットは、朝起きてから寝るまで相手なしにひとりで英語漬けになることが可能だということです。しかも、お金がかかりません。
こんな英語ひとりごとのすすめを、『英会話・ビジネスマンの一日』(ジャパンタイムズ)として1989年に出版しました。当時同じようなコンセプトであと2冊の英会話本がでました。ご存知の松崎博さんが書いた『やり直しの24時間英語』(大和出版)と大御所の吉田研作先生(上智大学教授)が監修した『起きてから寝るまでの表現550』(アルク)です。結局、吉田先生の本が空前のベストセラーになり、松崎さんと私のものはそれほど話題になりませんでした。
ところで、今日は久しぶりにひとりごと英会話をやったせいか、あるいは年齢とともに話すことへの貪欲さがなくなったせいか、昔のようには英語が口から出てきませんでした。これじゃだめですね。明日からは機会があるごとに挑戦したいと思います。私が小声でブツブツ言っていたとしても、それは春のせいではありません。お間違いなく!