1万語突破!
4月から始まった「英文直解・音読コース」で最初の1万語突破者が出ました! 彼女は現在高校2年生。中学3年生のときに英検2級に合格したのですから、英語に関しては並の高校生ではありません。
このコースで使われる教材は全て英文エッセイです。中には、経済的なものや政治的なものも含まれています。これまで3冊の本を読破しましたが、中には日本語で読んでも高校生にはかなり手強いものもあり、果たしてどれだけ理解できるかとても興味がありました。でも、彼女の場合は、音読後の口頭での英問英答でもほとんど問題ありませんでした。
1万語というと、平均的なエッセイ(約300語)を33編読んだことになります。それを3ヶ月、つまり12回(1クラス80分)の授業でやったのですから、1回当たり3編を終了させた計算です。高校の英語クラスでは、1回の授業で1編というのも無理ではないでしょうか。それだけの量ですから、事前に家庭でかなり準備してきたはずです。
彼女の場合、中学卒業までジョイの個別英語の授業をとっていました。つまり会話はやってなかったので、当然、リスニングとスピーキングは苦手でした。ところが、音読をやることで、この2つの分野でも驚異的に進歩してきました。今回の英検で初めて準1級に挑戦したのですが、不合格とはいえA判定でした。おしかった! 次回に期待したいと思います。
私は日頃から「音を介さない英語学習はありえない」と言っています。音とは、もちろん、CDやテープを聞いたり、大きな声で英文を読んだりすることです。社会人英会話コースの生徒のみなさんも、音読をぜひ試してみてください。ところで、音読には会話体よりもエッセイが合っているということをご存知ですか? そして、音読は、必ず内容を理解してからスタートしましょう。