JOY(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー)

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結婚記念日

今日は結婚記念日でした。と言っても、実際に結婚式を挙げたのは10月の下旬だったと思います。こんな感じで大事な日を覚えられない私ですから、平成10年10月10日に入籍して、この日を結婚記念日にしました。これなら忘れることはありません。そんなことで、今日は家族サービスの一日でした。
ランチは、裏庭で今年最後のバーベキュー。家庭菜園でできた大根を長男の一樹と抜き、牛肉と一緒に煮込んだり、サラダにしました。さすが我が家初の大根だけあって、形はメチャクチャ。しかも、辛い! 一樹は、「おとなのさらだ」と紙に書き、割り箸にテープでつけて旗を作り、器に盛られたサラダの山に突き刺しました。
魚、肉、焼きそば、サツマイモ。子どもたちの賑やかな声が響きました。私たち夫婦だけでなく、それを静かに見守るおふくろにとっても、きっといい秋の一日になったと思います。食事の後は、自宅前で家族写真を撮りました。一樹は「テレビが見たい!」と泣き顔、二男の広樹は風邪気味で鼻たらし、困り顔のおふくろ、何にも動じない元気な妻、そしてシャワーを浴びたばかりでボサボサ頭の私。奇妙な2年ぶりの家族写真です!
結婚記念日の10月10日は、同時に「WAVEの日」(毎月ぞろ目の日)です。つまりCDプラザ「WAVE」のポイントが2倍になります。3時のコーヒーブレークの後で、行ってきました。そして、選んだのがポール・ブラウン(ギター)の「ザ・シティ」というアルバム。軽快なスムーズ・ジャズです。久しぶりに少しボリュームを上げて車の中で聴きたい気分、ウーン、最高! 今日は思い出に残る結婚記念日になりました。

母校

私の母校、帯広三条高校の創立90周年を記念して開催されている「あゆみ展」を見てきました。会場の藤丸デパート・カルチャーホールに足を入れると、旧校舎の模型、歴代制服、学校祭ポスターなど、懐かしい展示物が目に飛び込んでくるではありませんか。
青春時代にタイムスリップして、想い出に浸ろうと思った瞬間、ジョイの紀子さんそしてブレーデンとエリンにばったり会ってしまいました。私の卒業アルバムを見ようということになり、卒業年次を思い出そうとするのですがダメ、年齢からの逆算は単純計算ができずにダメ(小学5年のときに珠算2級に合格して、あんなに暗算が得意だったのにー!)。結局、1970年代のアルバムを適当に見はじめした。
そして、1971年卒のアルバムの中に私を見つけました! でも、ブレーデンとエリンはクラス全員が載っているページから私をしばらくさがし出すことができませんでした。今とは違い、当時の私はずいぶんやせていました。黒ぶちのメガネをかけ、神経質そうな顔つきで、とても線が細い。クラスでは目立つ方ではなく、地味な学生で、当然、人前で話すのが大の苦手でした。今考えると、とても損な性格だったように思います。
自宅に戻ると、十勝毎日新聞が届いていました。1週間前ぐらいから始まった「常磐に誓う・帯広三条高校90年の足跡」という特集に、私の顔写真とコメントを発見! これまで、「芸能編」「ビジネス編」「政治編」などに分類されていましたが、私はどんな形で取り上げられるのだろうか、楽しみにしていました。
私はなんと「学術・教育編」。上智大学学長の石澤良昭さん、現帯広三条高校校長の橋本進一さんなど、私を含め6名の顔写真が載っていました。他の方々はスーツにネクタイ姿なのに、なぜか私はラフなシャツ姿。まあ、いいか、これが本当の自分ですから。ところで、私のコメントは「クラスの男子全員がフォークギターに夢中で、友人と教室で弾き語りをした」。30分以上もインタビューを受けたのに、この一言だけでした!

出会いに感謝

小樽商科大学大学院(ビジネススクール)の講座「ビジネス英語の実践」が昨日から始まりました。会場は、新しくなった札幌サテライト校。札幌駅のすぐ隣で、紀伊国屋が入っているビルの3階にあります。施設的には、これまでの所とはまさに雲泥の差。広くて、明るくて、いい雰囲気です。昨年は、金曜日の夜の授業は私のところだけでしたが、昨日は4つある教室の全てが使われていました。
ビジネススクールのシステムは、最初のクラスでは何人が履修するか分かりません。中には、出てみて決めるという学生もいます。昨年のクラスは7名でしたが、参加者の評判がよかったことから(満足度で「満点」をもらいました!)、今年は受講生が少しは増えるのではないか、と予想してました。結局、昨日の授業には12名が参加。動きのあるダイナミックな授業をしようと思ったら、丁度いい人数かもしれません。
「もしかしたら留学生も入るかもしれない」という情報を小耳にはさんでいました。正直、心配していました。なにせ外国人に英語を教えた経験はないからです(JICAで研修員に英語で講義はしていますが、それとはまったく違います)。結局、その留学生は現れませんでした。私のような東南アジア系の顔をした学生が教室に入って来るたびに、私は少し緊張しましたが、・・・。余談ですが、私は2度フィリピン人に間違われたことがあります。
今年のクラスには、アイスランドのビジネススクールで勉強していた人、高校で英語を教えている人、そして、大学の先生で3年もアメリカに滞在した経験がある人がいました。反対に、明らかに英語とは縁のない生活をしばらく送っていたような方も何人かいたようです。今年は昨年以上に英語力の差があります。でも、12名の共通点はやる気、モティベーションの高さです。これは、昨年の学生も同じでした。
冷房が入っているというのに、教室の中が真夏のように暑くて(もしかしたら、これは学生の熱気のため?)、2講目の中ほどで気を失いかけましたが(私はなにせ暑さに弱い!)、なんとか終えることができました。90分2コマの授業があんなに早く感じたことは久しぶりです。もちろん、受講した学生の中には長く感じた人もいたかもしれません。立場が違うと受けとめ方も違うものです。
隔週で札幌に行く生活が始まりました。列車で2時間半というのは疲れますが、新しい出会いに感謝して、札幌ライフもついでにエンジョイしようと思います。

バンクーバーの星

一時帰国中の山添創平くん(カナダ・バンクーバー在住)がジョイに顔を出してくれました。高校卒業後、カナダに留学してからはや7年。彼はバンクーバー・インシティチュート・オブ・メディア・アートでアニメーションを、そしてキャピラノ・カレッジではグラフイック・デザインを専攻しました。
卒業後は、そのままバンクーバーに残り、アパートをオフイスにデザイン関係の仕事をしています。現在は、5社から仕事をもらっているそうです。その中のメインは、「Pokerturn」という雑誌の編集で、レイアウトから記事の校正までひとりでやっているというのですから、驚いてしまいます。この雑誌は当初は2万部からのスタートでしたが、北米やヨーロッパを中心に現在20万部が発行されているそうです。すごいと思いませんか?
山添くんがすんなりカナダでの生活に入っていけたのは、「芸」のおかげかもしれません。トランプを使った手品では、高校生時代からプロ級でした。今は、彼が言うには、プロなのだそうです。パーティーなど、人が集まるところではもう彼の独壇場に違いありません。実はジョイでも、5分ほどでしたが、ジョイの先生を前に軽くマジックショーを開いてもらいました。とても好評でした。
4時45分から授業があったので、彼とは長くは話すことができませんでした。でも、久しぶりにたくましい日本の若者を見た感じがします。本業のイラストも見せてもらいましたが、確かに才能はあります! バンクーバーを拠点に立派に成長して欲しいものです。そのうち、「日本人イラストレーターがカナダで??賞を受賞」なんて記事を目にする日もそう遠くないかもしれません。期待していますよ、バンクーバーの星!

開講式

ジョイにとって今年はシニア元年です。そして、「かちまいアカデミー」の「60歳からの英語入門」が今日スタートしました。初めての記念すべき講座ということで、私も午後1時に教室に入り、少しだけ受講生にお話をさせてもらいました。
受講生は8名(うち6名が参加)。とにかく緊張のためか、みな静かで行儀がよくて、子どもたちのクラスとは明らかに違います。そこで雰囲気を和らげるために、ギャグのひとつふたつを披露。その後、担当講師の伊藤先生にバトンタッチして教室を後にしました。伊藤先生からの報告によると、レベル的には中学1年生の英語を最初からやるのにピッタリのメンバーだったようです。少し安心しました。なにせレベルの合わないクラスほど教えるのが大変なことはありません。
開講式で思い出したことがあります。帯広のカード会社の連鎖店(NC)がカルチャー講座を始めたときのことです。まだ20代だった私も「トラベル英会話」の講師として、最初のクラスにのぞみました。会場はNCの立派な会議室で、対面式に机がアレンジされていました。私はとても緊張していたのですが、NCの社長さんも同じだったのかもしれません。開講に当たって社長さんの挨拶が始まりました。そして、スピーチの最後にそのハプニングが起こったのです。
「それでは、先生よろしくお願いします!」と大きな声で言いながら、私とは反対にいる紳士に向かって社長さんがお辞儀をしたのです。慌てたのはNCの担当者でした。「先生はこちらです!」と私の方を指したのですが、時すでに遅し。そのときの社長の決まり悪そうな顔、それ以上に、情けなかった自分を今でも覚えています。若かったので、先生には見えなかったのでしょう。でも、あの時、私は確かスーツにネクタイ姿だったと思います。こうして、「トラベル英会話」は最初から「トラブル英会話」になってしまいました。
52歳になってよかったことがあります。どこに行っても、そんなに緊張しなくなったことです。話をする際、相手はほとんど自分よりも年下の人になりました。そして、年上だとしても、そんなに年齢は開いてはいません。これって、喜ぶべきことなのでしょうか? それとも、悲しむべき? まあ、いいように解釈しましょう。人生、それぞれの時代を楽しむべきでしょう。

分校

ジョイにも分校があるということを、みなさんはご存知でしょうか? 現在、音更校、稲田校、柏葉前校の3校で授業をやっています。本校とは少し違い、基本的には、個別形式の授業が中心です。
この中で一番歴史があるのが音更校で、木野大通りの「ぴあざフクハラ音更店」のすぐそばの一軒家(半分ですが)を借りています。1週間に4日間ここで授業があるのですが、冬の雪の日は大変です。特に最近は雪が多いので、授業が始まる前には雪かきしなければならないこともあります。どこかの大手英会話学校のようにショッピングセンターに入れるといいのですが、・・・。家賃がべらぼうに高いのでしょうね。
稲田校は帯広コンピューター・福祉専門学校の教室を使わせてもらっています。ここはスペースもゆったりで、明るくていい雰囲気の会場です。この専門学校では、開校以来、ジョイの先生が英語のクラスを担当していることから、教室を使用されてもらっています。駐車場も広くて、雪かきの心配もありません。有難いことです。
そして、なんと言ってもユニークなのが柏葉前校です。ここは学校法人北川学園・帯広美術工芸学院の校舎を週2日借りています。ここはもともと洋裁や簿記の専門学校でしたが、時代の流れとともに変遷して、今は生涯学習センターと言ったところでしょうか。ジョイがやっている英会話クラスの他に、陶芸、陶人形、絵画、気功などのクラスがあります。生徒数は60名ぐらいとのことですが、3分の2以上がシニアの方々です。
久しぶりに学院に行って経営者の北川さんと話してきました。ここは不思議な空間で、本部の建物には喫茶店、洋装店、展示スペースなどがあります。そして、そこはシニアの方々の憩いの場なのでしょう。北川さんと話をするのを楽しみに毎日のように来る人もいるそうです。70歳を越えても元気な北川さんは、「ここをやめたらすぐにボケてしまう。生徒がいなくなるまでやるつもり」と笑って私に話してくれました。これが本当の生涯教育ですね。
私は恥ずかしながら分校に足を運ぶのは、1年に1回あるかないかです。これじゃダメだということが分かりました。これからはもっと分校にも顔を出そうと考えています。分校から学ぶこともきっと多いはずです。

十勝の森から

2月25日のブログ「森の音楽」を覚えているでしょうか? 作曲家の神山純一さんと十勝の森を題材にしたCDアルバムを作りたいと、そんな夢を書かせてもらいました。そして、今日、「十勝の森から」(制作・発売元:FM-JAGA)が完成! これは今年6月までの10年間社長をやっていたFM-JAGAの卒業記念的な1枚になりそうです。ジャケットには、私のおやじの写真から、ピッタリの写真を選ばせてもらいました。
数多い神山さんのアルバムの中でも、こんなに静かで、スローな曲を集めたものはありません。しかも、千年の森(清水)、中札内美術村(中札内)、北海道ホテル(帯広)、銀河の森(陸別)、然別湖(鹿追)などをテーマにした、8曲全曲が十勝のイメージそのものです。私は5曲目の「緑色の想い出」が特に気に入っています。これはピアノ中心の曲が多い神山さんとしては珍しく、ギターが使われている作品です。
6時ごろ神山さんから電話がありました。大胆にも「私ほど神山さんの音楽を知り尽くした者はいません!」なんて言うと、神山さんは笑っていました。前回のアルバム同様、私のような素人を相手に最後まで真摯に仕事をしてくれた神山さんは、音楽家としてだけでなく人間的にも素晴らしい方です。本当に感謝しています。人生において2枚もCDをプロデュースできたのですから、私は幸せ者です!(3枚目もあるかな?)
アルバムは完成しました。あとはそれをたくさんの人に買ってもらうだけです。前回の「音楽紀行・十勝野」は2,500円だったのですが、今回の「十勝の森から」はなんと2,000円! ぜひ、みなさん、自分の部屋で聴くために1枚、恋人へのクリスマスプレゼントに1枚、仲のいい本州の友達に1枚、そして、外国でのホームスティ先に1枚。ぜひ、ぜひ、どうかよろしくお願いします。
「十勝の森から」はジョイでも販売していますが、市内のCD店、ホテルなどでも買うことができます。帯広以外の方はFM-JAGAのホームページから購入するのがいいでしょう。一度聴いてみたいという方は、私のオフイスに来てください。私との雑談&コーヒー付きで楽しむことができます。

枯葉

「どの季節が好きですか?」と聞かれたら、私は迷わず「秋です」と答えます。そして、季節は秋。本当にいい季節になりました。暑さに極端に弱い私ですが、最近は冬の寒さにもついて行けなってきたようです。これから10月の末までが、まさに1年で最高の黄金の1ヶ月になります。
この時期になると、よく口ずさむメロディがあります。それは「枯葉」です。英語では「Autumn Leaves」。もともとはシャンソンの名曲ですが、ジャズの世界ではトランペット奏者のマイルス・デイビスの演奏が有名です。私はもちろんマイルスも好きですが、ピアノのビル・エバンスやカレル・ポアリーの作品を好んで聴いています。今日、自分が持っているCDアルバムの中に「枯葉」が入ったものが何枚あるか数えてみました。なんと9枚もありました。
明日からはいよいよ後期クラスの開講です。新しいシニア向けのクラスも「ジョイ」と「かちまいアカデミー」で始まります。そして、社会人英会話クラスでも何人か新しい仲間が入会の予定です。新入会のみなさんとの新しい出会いを、とても楽しみにしています。そうそう、75歳になる私のおふくろも英語を今学期から始めることになりました。ABCがやっと分かる程度ですが、5歳になる私の息子から発音の特訓を受けています。生意気な孫とめっきり弱くなったおふくろの組み合わせ、それはそれは微笑ましい光景です。
それぞれの秋が始まります。枯葉の季節をお楽しみください。ガーデニングを始めたせいで朝の散歩から遠ざかっていますが、十勝晴れの日にでも、iPotから流れる「枯葉」を聴きながら、緑ヶ丘公園を歩いてみようと思います。オーッと、いい企画を思いつきました! 「浦島久の初級ジャズ講座:枯葉を聴く」というのはどうでしょうか? いろいろなアーティストによる「枯葉」を聴き、参加したみんなで人気投票をやるというプログラムです。もちろん、私の解説付きで(これは余計かな?)。この企画に参加したいという人がいたら、コメントをください。
枯葉よー、枯葉よー、枯葉よー、・・・。

旅立ち

今日から10月、前期が終わり、後期が始まります。ジョイではこのところ秋の募集の際に「英語の秋」というキャッチフレーズを使っています。そうです、後期は英語学習には絶好の好機(後期)なのです。
前期が終了した昨日を機に、ジョイを旅立つ人がいます。ジョイが2つの学校に別れていたときに、イングリッシュハウス・ジョイの代表をしばらくやっていた原田啓一くんです。私と同郷だった彼がアメリカ留学から戻ったときに、ジョイに顔を出したのが縁で勤めることになりました。なんとあれから早いもので、22年もたってしまいました。皮ジャンバーが似合う青年も今では髪に白いものが混じっています。
原田くんとはいろいろな思い出があります。中でも忘れられないのが、十勝毎日新聞社から出版した『ジス・イズ十勝』という意欲作です。なにせこの本は十勝以外では売れるはずのない、とても狭いマーケットをターゲットにした本でした。それでも何と3千部近くも売れたのですから、スゴイと思いませんか?
旅立つといっても、原田くんが完全にジョイを辞めるわけではありません。10月からも、非常勤講師としてこれまでと同様にクラスを担当します。そして、残りの人生でやりたいと考えているプロジェクトの準備をすすめて行く予定とのことです。長年一緒に仕事をしてきた仲間ですから、寂しくないと言えば嘘になります。でも、たった一度の人生ですから、やりたいことをやるのが一番。原田くんの門出をみんなで祝いましょう。

ボランティア通訳

世界ラリー選手権(WRC)第13戦「ラリー・ジャパン」が開幕しました。昨日の繁華街は、「ここが帯広?」と疑いたくなるような国際的な町に変身。そこらじゅうに外国人がいるというのですから、驚きです。特に凄かったのが、全国的に有名になった帯広名物「北の屋台」。赤提灯が飾られた幅3メートルほどの狭い路地は外国人で埋め尽くされたそうです。
このイベントを裏方として支えるのがボランティア通訳の市民です。ジョイの生徒そして先生も参加しています。きっといい経験になることでしょう。思い通りにやれたら、それが大きな自信につながるはずです。そして、反対に失敗したとしても、更なる努力につながれば、それはそれで価値があります。
私が大学生になった年、札幌で冬季オリンピックが開かれました。英語クラブの先輩はみな正式な通訳として雇われ、中にはフィギャースケート界の妖精ジャネット・リンと一緒に写真を撮ったという先輩もいました。私はまだまだ英語の実力がないということで、善意通訳に応募して登録されました(これは希望者全員)。
オリンピック委員会から送られて来た「善意通訳」というバッジを胸につけ、札幌の町を緊張しながら歩いたのを覚えています。誰か外国人観光客に話かけられたい。でも、話しかけられたらどうしょう。なんてドキドキ、そしてワクワクしていました。でも、オリンピックの期間中、結局、一度も話しかけられませんでした。
せっかく英語を習っても使う機会がなかった帯広ですが、これからは違います。みなさんの舞台は無限です。この数日間、十勝ホスピタリティで外国からのお客さんを迎えましょう! このイベントが毎年続くといいですね。帯広はラリーの分野では、世界的に有名なようですよ。

劇的ビフォーアフター

釧路から戻りました。釧路は行くたびに、町中が寂しくなっています。「来年は丸井デパートが撤退ですよ!」なんて、タクシーの運転手さんも元気ありません。ところで、帯広と比べると釧路は背広族が多いようです。特に、釧路駅やホテルで目立ちます。聞いた話ですが、それは不景気で会社の釧路支店や営業所が閉鎖され、札幌からの出張族が増えたことが原因のようです。ホテルは稼働率が上がったというのですから、何で徳するか分かりませんね。
ところで、今年も北海道教育大学での集中講座はいい雰囲気でした。初日の1時間目はどんな学生が集まるか、少しだけ不安でしたが、見るからに活発な男子学生が教室に入って来た時点で一安心。なにせ無口な学生ばかりだと、クラスを創り上げるのが難しいものです。予想通り、2時間目には学生の目はしっかり私とコミュニケーションを取っていました。
ほとんどの学生は「英語を勉強したい」という希望を持って大学に入って来たようです。でも、理想と現実のギャップに悩んでいるというのが、実態でしょうか。これはどこの大学も同じだと思います。英語をやりたいのに、それが思うようにやれない。興味を持てない科目をやっているうちに、全てにやる気がなくなる。そして、アルバイトにのめり込む。誰もが経験しそうなことです。
今年の学生は、まるでテレビ番組「大改造!劇的ビフォーアフター」のようでした。最初に教室に現れたときの彼らと最終日の授業が終わったときの彼らでは、まったく別人28号。英語のレベルが短期間でどれだけ上がったかは確かではありませんが、モティベーションは確実に高くなったと思います。「このままじゃダメだ。がんばろう!」という気持ちの変化が心に芽生えたはずです。
2年後に別の授業で彼らに会えることを楽しみにしています。そのときまでにモティベーションが持続しているといいのですが、・・・。ところで、今日はジョイでJICAの研修員(エジプト、パプアニューギニア、フィリピンなどから10名)を招いて、学期末のパーティーをやりました。こんなところに国際理解課程の学生が参加できると最高ですよね。どんな授業よりも効果ありそうですね。

北海道教育大学釧路校

今日は朝の9時からTOEIC帯広会場の運営をやってきました。今回は運悪く(?)帯広神社のお祭りとぶつかり、会場にも笛や太鼓の音が多少鳴り響いてしまい、ヒヤヒヤものでした。でも、なんとか無事終えることができ、一安心。そして、これから7時46分発の列車で釧路に向かいます。明日から4日間の北海道教育大学釧路校での集中講座を担当するためです。
釧路校へは2000年から年2回、9月と12月に行っています。私が授業を受け持っているのは、学校教育教員養成課程ではなく国際理解教育課程という耳慣れない課程です。そして、私が担当する課目も実は「英語」ではなく、「異文化理解実践論」(前期1年生対象)と「異文化間交渉論」(後期3年生対象)。当初、この話を釧路校の教授から頂いたとき、「これって何を教えればいいのですか?」と思わず聞いてしまいました。
今回は「異文化理解実践論」ですが、基本的には、なるべく英語を使い異文化を理解するというプログラムを目指しています。対象が1年生ということで、毎回、新鮮な驚きに満ちあふれたクラスになるのですが、今年はなんと初めて学校教育教員養成課程の学生が2名参加するということです。これまでとは違った雰囲気になるかもしれません。
ご存知の方もいると思いますが、国際理解教育課程は今年の1年生が最後の学生ということになります。つまり4年後にはこの課程はなくなるのです。ですから、私がこうして釧路に出かけるのもあと3年ということになります。そして、私が教える異文化理解実践論は、今回が最後の授業になります。
釧路は決して私好みの町ではありませんが、釧路校の学生が大好きです。とにかく性格が素直で、真面目に話を聞いてくれて、私のような者を必要としてくれます。ここで教え始めて、日本の大学生もまんざら悪くないな、そんな印象を持ちました。月曜日からの4日間は、今年も全力投球でがんばってきます。
そんな訳で、4日間ほどブログは休みです。書く方も辛くなりましたが、読む方も同じではないでしょうか? たまに休むというのも、お互いにとっていいかもしれませんね。では、行ってきます!

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