JOY(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー)

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英検セミナー

昨日・今日と英検セミナーでした。昨日は5級、4級、3級。そして、今日は午後から2級のセミナーをやりました。対象は、小学校低学年から高校生が中心でしたが、3級のセミナーに小学3年生そして2級に中学2年生がいたり、4級に社会人の生徒が入っていたりして、普段は決して経験できないような混合のクラスでした。
英検セミナーでは、過去の問題を中心に1回分の全てを受講生に解答してもらい、私が簡単な解説を加えるという方式でやっています。リスニング問題もやることから、セミナーは長時間にわたります。例えば、5級で1時間半、4級・3級で2時間、そして準2級・2級では2時間半という具合です。なにせ昨日だけでも3講座で5時間半ですから、やる方もそれなりの根性が必要になります。
長い時間にも関わらず、受講料は安く抑えたいということで、講師を雇っては赤字になってしまいます。そんなことから、このセミナーは開設当初から私が担当しています。なにせ私は人件費がかからない存在なのです(もちろん給料はもらっていますが、時間外手当はないので)。どこの会社の社長さんも、特に零細企業では、私と同じように考える人が多いのではないでしょうか。
小学生や中学生を対象にした通常のクラスは、私はもう20年以上も担当したことがありません。ですから、英検セミナーを通じて、たまに子どもたちと接するのも勉強になります。それぞれの学年でどの程度の英語を理解できるか、インプットしておく必要がたまにあるからです。
英検は「聴く、話す、読む、書く」という4つの技能をチェックする数少ない試験のひとつです。大学生や社会人がTOEICに流れる傾向がありますが、小中高生からは圧倒的な支持を得ています。小さな頃から目標を持って何かにチャレンジする姿は感動的です。今回のセミナーでもそんな頼もしい子どもたちと会うことができました。目標に向かってがんばらなくちゃいけないのは、もちろん、私たち先生も同じですよね。

トーマスの誕生日

9月23日。今日は次男、広樹の3歳の誕生日でした。難産の末、なんとか生まれてきた次男は、まるで相撲取りのように太っていて(3,600グラム!)、朝潮のような顔をしていました。ですから生まれた当初は、誰からも可愛いという言葉もなく、親としては寂しい思いをしたものです。そんな広樹も、最近はすっかり可愛くなりました。でも相変わらず鼻が低く、むかし流行ったニコニコバッチのようです。
とにかく動き回る広樹は、生傷が絶えません。ある人は彼のことを「怪獣」と呼んでいます。今日も近所のわかば幼稚園のバザーに妻と行き、3回も行方不明になったそうです。そんな子どもですから、「よく3歳まで無事育ったものだ!」と夫婦で感心してしまいました。
今晩は広樹のために食事を作る約束をしていたのですが、英検セミナーが6時ぐらいまで長引き、すっかり手抜き料理になってしまいました。長男の一樹(5歳)と一緒に餃子を作り、余っていたトマトソースでスパゲティーも手早く準備。おふくろも呼び、広樹の誕生日を祝い、みんなでハッピー・バースデイ・ソングを歌いました。広樹がケーキのローソクを消す姿は、おふくろにも最高の贈り物だったと思います。そうそう誕生日のプレゼントは、トーマスづくしでした。トーマスのシャツ、パンツ、弁当、箸入れ、パズル、・・・。なにせ彼は機関車トーマスの大ファンなのです。
いつもは「お前がパパの耳鳴りの原因だ!」と怒ってばかりいるのですが、今日の誕生日は私にとっても感無量でした。子どもは可愛いものですね。でも、やはり広樹の面倒を見るとなると、1時間限界説が今だにあるようです。明日の午前中は少し時間がありそうなので、自転車にでも乗せてお焼き屋さんに連れて行ってやろうかなと思っています。何? 明日は知り合いの子どもがたくさん遊びに来る? ラッキー。じゃ、ガーデニングでもしますか。

長崎玄弥

今日はなぜか長崎玄弥先生のことを思い出してしまいました。先生には、ジョイにも何度も講演に来てもらったことがあります。いつもユーモアたっぷりで、やさしい先生でした。しかし、残念ながら、数年前、他界してしまったのです。
玄弥先生は「奇跡の英単語」(祥伝社)などの奇跡シリーズで有名ですが、きっと大学受験でこの本にお世話になった人も多いはずです。先生は知らない単語はないという人でした。それが本当だったかどうかは、私には分かりませんが。実は、単語や英文法だけが強かっただけではなく、先生は話す英語の方も本格派でした。しかも、長年海外へ行くことなくその卓越した英語力を身に付けた人だったのです。
私が初めて玄弥先生の講演を聞いたときのことを、今でも強烈に覚えています。それは先生が得意だった96型という口慣らし練習でした。ある英文を、現在形、過去形、未来形、現在完了形、過去完了形、未来完了形、現在進行形、過去進行形、未来進行形、現在完了進行形、過去完了進行形、未来完了進行形の12時制、しかも肯定形、肯定疑問文、否定形、否定疑問文の4つを1セットとして全部で48型、おまけにそれを受け身にして96型まで変えるという、それはそれはすさまじい芸(?)でした。
ジョイでのデビューは、第12回オール・イングリッシュ・デイ(1989年)の特別ゲストとして来たときでした。帯広から東京に帰る飛行機の中で作ったという自作の詩を送ってくれたのですが、それがなんと古い資料の中から出てきたのです! そこには「英語を勉強するのをギブアップしかけたときに読んで欲しい」とのメッセージがそえられていました。
      ***
空が晴れたら、思いだしてください。
英語の学習に泣き顔は、似合わないと。
雨が降っても、嘆かないでください。
雲の後ろには太陽がかくれんぼしています。
だいたいお天気に左右されるなんて、止めてください。
私の学びの道は、40数年晴れの連続でしたよ。
一日一語覚えたら、星を一つ拾ったと思ってください。
それを口に出したら、心の空に輝き始めます。
言葉は使わなくてはだめ。
声を伴わない言葉は、眠っています。
話す内容にこだわってはだめ。
心に浮かぶことをなんでも言ってください。
英語を話すごとに、あなたは地球から遠ざかります。
日本語はあなたの地球、そしてあなたはその引力の奴隷。
私は独りのときも、英語を話しました。
そして快速力で、地球圏外に逃れでました。
そこに私が作った小さな星。
それは英語だけの星でした。
帯広の夜空はきれいです。
星がキラキラとまたたいています。
それを見たら思い出してください。
一日も早く日本語の引力を断ち切ろうと。
昼も夜も英語に熱中していた私のことを。
小さくてもいいから、英語の星を作ってください。
アメリカの草花が日本の大地にも咲くように、
英語の星は、帯広の空にも輝くはずです。
      ***

カスタマーレビュー

「浦島久の玉手箱」によくコメントをくれる埼玉県在住の高橋さんが、私の著書『やさしい英語で自分を語る』(ジャパンタイムズ)をアマゾンから購入し、そしてカスタマーレビューも出してくれました。
「数年間英語の勉強はしてきたのですが、自分を十分表現するにはまだまだ足りないと感じテキストを探していた所、著者である浦島先生のブログで先生から直接ご紹介頂き購入しました。レベルは初級者が中級を目指す為に作られたという事で比較的ラクにトレーニングできました。英文は日常会話によく出る話題50に分れていて(自己紹介、ふるさと、大学 など)、さらにそれが1ページ毎の短文に分れ、日本語訳・語句の解説も書いてあります。付属のCDは40分ぐらいですので ちょっとした時間で気軽にトレーニング出来ます。テキストでは音読するようになっていましたが、私は毎日CDをシャドウイングしました。どちらでも大丈夫だと思います。ストーリーの中には自分の状況とぴったり合っている物もあり思わずニンマリしてしまいました。その中でビックリするようなオチも含まれていました。とてもトレーニングしやすく 良く作られている本でした。」
そして、有難いことに、おすすめ度☆☆☆☆☆をつけてもらいました。ネットショッピングはこんな形で一般消費者の意見をうまく利用しています。これはある意味「口コミ」の現代版かもしれません。
この機会に、私の他の本のカスタマーレビューをチェックしてみましたが、なかなか鋭い指摘もあり、とても勉強になりました。いくつかを紹介します。
『リスニング・チャレンジ30』(NHK出版)
☆☆☆☆★ 2005/09/05  レビュアー: ざざき 福岡県
 TOEIC600以上かその近辺の人向き。でも内容はこのお値段でいいのと言うほどお買い得。でもTOEIC600はないと答えられなくて挫折するかも。1年間毎日さぼらずにレッツスピークやビジネス英会話やその他何か英語の総合的な会話本やリスニング本を2、3冊やってからならいいでしょう。とてもお買い得ですがいきなり初心者からは出来ません。
☆☆☆☆★  2005/08/05  レビュアー: mk64  京都府
 この本はNHKラジオ「やさしいビジネス英語」の2000年4月から9月に掲載されたListening Challenge26の問題に新たに作成された4つを加え、合計30の問題で構成されています。難易度別に構成され、本も薄いので通勤の際の使用に最適です。各問題も長くなく、難易度もそれほど高くありません。また、英文の中には実際のビジネス場面でも使うことの多いものが掲載されているのでマスターすればスキルアップにつながると思われます。ビジネスマンで英語を使う機会のある方におすすめです。
☆☆☆☆☆  2005/02/24  レビュアー: キュウタロウ  茨城県
 難易度はかなり高めです。因みに私はTOEIC840点ですが、結構てこずります。それだけ、やりがいがあると思います。トピックの幅が広く、知的な会話が学べる、安くて骨のある、大人向けの英会話本というのが、そもそもあまり存在しない中、この1冊は本当にお勧めします。この内容で、CDがついて¥1470というのは、超お買い得。基本的にビジネス英会話ですので、リスニングのみならず、スピーキングにも効果を発揮します。また、語彙の習得にもつながります。これで満足のいくシャドーイングができれば、上級者に近づけること間違いないのではないかと思います。もっとも、キチンと基礎固めをしてからチャレンジすることをお勧めします。初級者では、このレベルにチャレンジしても身につかないと思います。最低でもTOEIC700から。
☆☆☆☆☆ 2005/01/26  レビュアー: okbokujo 大阪府
 私はTOEIC初受験では450点(うちリスニング195点)でした。あまりにひどいのでこのCDブックを買いました。気が向いたときに聴き、中身が気になったころにテキストを読むことを週に数回やっただけですが、約1年後に730点(うちリスニング385点)までスコアが伸びました。感激です。内容も社会人には親しみやすく、本当にいい本です。
『英会話お決まり表現160』(マクミラン)
☆☆☆☆☆ 2002/05/24  レビュアー: ほ蘭人 神奈川県 横須賀市
 サブタイトルの聞きまくって覚える!風のキャッチフレーズにひかれて買いました。①ダイアログ=とてもオーソドックスでクリアな発音で(当たり前?)速度も適度なので聞き取りやすいです の後に②各フレーズ=よく会話に使われそうな、覚えておくと得するゾ、というものが選びぬかれていて、それを新しいショートダイアログで勉強する そしてフレーズ学習を終えると再度初めの③ダイアログでだめ押し とCD学習が進みます。力の余り気味の人はテキストを見る必要はいっさいないかもしれません。そしてすぐに総仕上げのoverwrappingに入ることもできます。繰り返し聞いて聴いてききまくれば表現力はもちろんリズム、イントネーションもぐんと良くなります。ダイアログや応用会話もやさしい単語を駆使してこんなに豊かな事柄が言い表せるんだ、というものばかりで挫折しないような配慮も十分とみました。お薦めです。
『英会話・つなぎの一言』(懇談社インターナショナル)
☆☆☆☆★ 2003/08/12   レビュアー: 簿記受験生
 英語の疑問文をシチュエーション別に収録したもの。TOEIC のリスニングには Do. Does や 5W1H の疑問文が頻繁に出てくるが、これか結構聞き取れないのだ。特に会話パートでは一番最初に出てくるから、これが聞き取れないと後がさっぱり続かない。疑問文の聴き取りが苦手な人には訓練教材として価値があるかもしれない。また日常生活のシチュエーションで分類されているので、例文集として活用し、真面目に取り組めばボキャビルにも役立つだろう。ただし単語帳同様、例文集の羅列なので、反復練習の苦手な方には退屈な一冊になるかもしれない…。
以上。全体的には、好評のようです。少し安心しました。

テーブルマナー

今日は甥と一緒に六花亭の2階にある「ホーム」でランチを食べました。彼は大学3年生で、現在、帯広の企業でインターンシップの研修中です。一緒に食事をしていて気がついたことがあります。それは私が学生のときとは違い、フォークとナイフを結構うまく使いこなしているということです。
私が生まれてフォークとナイフで食事をしたのは、忘れもしません、高校2年生のときの修学旅行でした。今から35年前のことです。場所は京都。同級生の知り合いのおじさんが、私たち高校生3人をレストランに連れて行ってくれたのでした。
生まれて初めての経験に、私は固まってしまいました。目の前に肉があるのにどうやって食べていいか分からなかったのです。額から汗が流れ始めました。ただほっとしたのは、私だけでなく、他の仲間もやはり同じだったことです。そのときおじさんが小さな声で言いました。「最初からフォークとナイフを使えるのは誰もいないよ。でも、君たちはこれから世の中に出るのだろ。知らなくちゃ、恥をかくよ。だから私の真似をしながら食べなさい」。
みんな見よう見まねで肉と格闘しました。途中でナイフを落とすもの。キーという金属音を出すもの。まるで、それはコメディの世界でした。せっかくの肉の味など分かるはずはありません。とにかく皿の上の食べ物をゼロにするための戦いでした。でも、私は京都で出会ったそのおじさんに感謝しました。少なくとも、本格的な洋食を食べる機会を与えてくれた初めての人だったからです。そして、私にテーブルマナーの基本を教えてくれた人でもありました。
池田町では、高校の卒業生を対象に、毎年テーブルマナーを教えています。先日のプレジェクトXで十勝ワインが取り上げられましたが、元町長の丸谷さんの笑顔が最高でした。あの方の功績は偉大でしたね。ワインの生産だけで終わらず、ワイン文化まで追求して行ったのですから。

英語と私

今日の「英語で青春セミナー」は、予想をはるかに越える60名以上の参加者で、会場は青春がムンムンでした。3人のゲストの話もとても好評でしたが、その中のひとり篠河玲子さんの原稿を頂戴しましたので、それをこのブログで紹介したいと思います。
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「英語と私」 篠河玲子
昭和5年生まれの私は、終戦の時は旧満州で女学校、今の中学2年生でした。戦時中「英語」は敵国語ということで一切使ってはいけないと言われました。たとえばパンツとかズボンは英語だから、長ズボンは「長袴(ちょうこ)」。半ズボンは「短袴(たんこ)」と言わされ、インクは「青汁」と言った時代でした。ですから学校の授業もほとんど勤労奉仕で軍需工場へいったり、援農の毎日で学校の授業は全くという位ありませんでした。
終戦と同時に学校は占領され、引き揚げて来るまでの1年間は中国の内戦が続き、家の中に閉じこもっていました。終戦の翌年、やっと引き揚げてきて、帯広の三条高校へ転入し卒業証書を頂きました。殆ど授業らしいものは受けていませんので、英語はアルファベットの大文字、小文字の区別もつかない状態で、缶詰のレッテルさえ読めませんでした。
いまから40年位前に、初めてヨーロッパへ行きました。1ドル340円の時代です。ギリシャ・イタリア・フランス・イギリスと廻って、感動の連続でしたが、同時に言葉の出来ない悲哀を強烈に感じました。そこで帰国して未だ時差ボケも治らないのに、YMCAの英語クラスに通いはじめました。そこは若い人も一緒で、私のようにテキストに、カナをふらないと読めない状態では、ついてゆけず挫折しました。
50歳になった頃、同年代のグループで英会話を習いたいと、JOYの浦島先生にお願いして、シノカワサロンで英会話のクラスをスタートして今も続いています。しかし、一番忙しい時で、欠席ばかり。何年経っても入門レベルから進歩出来ずにおりました。
70歳になった時、「カリブ海クルーズ」にお誘いをうけ、世界一大きな船に乗ることになりました。パンフレットを見ると,乗客乗員4,500名。うち日本人は30名足らずと聞きました。
「10日間も船に乗っているのに英語が出来なくては大変だ!」と慌てて、浦島先生にお願いして、個人で特訓を受け、少しは英会話が出来るようになろうと、土・日以外は毎日1時間のレッスンを始めました。はじめの3ヶ月は、緊張で1時間の長いこと。終わる頃にはいつも頭が痛くなったことを思い出します。
レッスンを受けて間もなく、私の所属しているボランティア組織、国際ソロプチミストアメリカ連盟から、財団理事に日本代表で立候補して欲しいという連絡が来ました。 私は「とんでもない。英語が出来ないので駄目です!」とお断りしましたが「アメリカでの会議には同時通訳をつけますから、英語が出来なくても大丈夫です。是非・・・」と言われ、断りきれずに立候補を引き受けました。ほかにアメリカ連盟19ケ国から27名が立候補していて、審査の上、ノミネートされた8名が、2000年の連盟大会で選挙演説をすることになっていました。
場所はハワイのヒルトンホテルでした。「2,000人の前で、英語のスピーチ。さあ大変!」という事で、演説原稿を浦島先生に英訳していただきました。しかしそれは、当時の私にとっては、とても難しい原稿で「読めない」「意味がわからない」と、お先真っ暗でした。
そんな私を、「7月のハワイ大会まで、まだ3ケ月ありますから、練習しましょう。」と浦島先生は励ましてくださいました。ひと月は読む練習、次のひと月は原稿を丸暗記しました。先日「体験トーク」のお話を頂いた時、浦島先生が、「あれを読んだらどうですか?」と言われましたので、5年前の原稿を、探し出して読んでみますと、5年前はあんなに難しかった原稿が、すぐにスラスラと読めた事には、われながら驚きました。ということは70歳を過ぎて覚えたことでも、本気になって、しっかり頭の中に覚えこんだことは、忘れないことを発見しました。
このスピーチを丸暗記し、ハワイの舞台で、見上げるような大きなアメリカ人や、カナダ人など、8名の候補者と並んでスピーチしました。原稿も見ないで英語のスピーチをする、小さなジャパニーズに、満場は拍手喝采。その後の投票で、なんと断突で当選してしまい、アメリカ連盟の財団理事となりました。それからは毎年,年3回の理事会がアメリカやカナダであり、一人で出席しておりました。昨年秋に4年の任期を終了しましたが、その間毎日のようにアメリカからeメールが入りますので、浦島先生に読んで頂き、返事を書いて頂きました。
英語も出来ない私が、何とか無事に大役を終了出来たのは、まったく浦島先生のお蔭と感謝でいっぱいでした。今年で5年間、JOYに通わせて頂いておりますが、ふり返りますと、私のような高齢者に根気よく英語を教えて下さった先生に感謝する一方で、申し訳なくも思いました。中学生や高校生なら、どんどん覚えるでしょうし、その生徒が難しい大学に受かってくれる楽しみや、外国の立派な企業で活躍してくれる喜びがあり、教え甲斐がありますのに、私になんか教え甲斐がないと思います。
せめてどの位覚えられたか、何か証明する義務のようなものをと私は感じました。それで手取り早いのは「英検」を受けてみることだと考えました。ちょっと恥かしいと思いましたが、中学生に混ざって昨年1月に英検4級を受けました。そして6月に3級を、また続けて「10月に今度は準2級を受けてみます」と浦島先生に申しましたら、「準2級はまだ無理でしょう。あと1,2年は勉強しないと・・・」と言ったのですが、私は「試しに受けてみます!」と1年間に3つ目のテストを受けました。結果は先生の言われたとおり、3点不足で落ちました。今年1月は旅行中で受けられず、6月に準2級を受けましたら、幸運にも合格しました。実力はまだ全々無いのにJOYで英検のセミナーをして下さったり、2次試験の特訓をして下さったりと、そのお蔭でした。
来年は英検2級を目指して、健康の限り英語の勉強を続けようと思っています。

心を込めて

明日は「英語で青春セミナー」です。60歳以上をターゲットにしたジョイとしては初めての試みになります。参加予定者も目標の50名ほどになりました。
イベントの前日、私がよくやることがあります。それは心を込めて会場の準備をするということです。まず最初にセットするのはCDプレイヤー。当日、会場で音楽を流すという目的もあるのですが、準備がより楽しくなるように自分のためにCDを流します。今回はセミナーがセミナーだけに、60年代の懐かしのポップス、しかも少し元気が出る明るいものを選びました。
音楽をかけながら、会場に机とイスを並べて行きます。何度もイスに座り、講師の顔が見づらくないかチエックします。今回は対象が60歳以上の方ということもあり、なるべくスペースをゆったり取れるように机は2人がけにしました。後は、レクチャーアンプとマイクをセットして終わりです。
心を込めて準備をしながら、明日のセミナーがうまく行くように祈る。こうすると、なぜか「絶対うまくいく!」という自信が湧いてくるから不思議です。この儀式は、私がオール・イングリッシュ・デイなど、ジョイを代表する大きなイベントを始めた28年前からやっています。
明日は天気も回復しそうです。敬老の日の1時間半、集まったみなさんが満足してくれる空間が創れると嬉しいです。いや、きっと創れます。

ハーモニカ

ハーモニカという言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? 「小学校の音楽室」「夕焼けの丘」「はな垂れ小僧のハーモニカ少年」・・・。私の場合は、すぐ「千葉智寿さん」という名前が出てきます。あの小さな楽器から生み出す彼の音楽に私はすっかり魅了されている一人です。その千葉さんが、レインボーホールで開かれる「全道ハーモニカコンサート」にゲスト出演するというので、久しぶりに聴いてきました。
千葉さんは、1954年12月5日(私と一日違いの誕生日)夕張市生まれ。射手座、O型です。17才の頃、黒人ブルースのハーモニカプレイヤー「リトル・ウォルター」のアルバムに衝撃を受け、ブルースハープ(10穴ハーモニカ)を始めました。これまで、1988年 F.I.H.JAPAN主催日本ハーモニカコンテスト・ブルースハープ部門第1位。1990年日本ハーモニカ賞を受賞。また1995年のワールドハーモニカチャンピオンシップス(国際大会)での上位入賞など、国内外において多くの受賞経歴を持っています。
千葉さんと知り合ったのは、遠音のメンバー、曽山良一さんの紹介でした。今から4年ぐらい前のことです。その頃、千葉さんがちょうど2枚目のアルバム「ノーザン・コンフォート」を準備していました。彼が表現したかった北海道の心地よさを感じることができるアルバムでした。それで父、浦島甲一が残した作品の中でも私のお気に入りの1枚をCDのカバー写真に提供させてもらったのです。
今日は30分ぐらいの時間で、ギターの関ヒトシさんと息の合ったご機嫌な演奏を5曲披露してくれました。中でも千葉さんのオリジナル「ノーザン・コンフォート」が最高でした。会場は、年配の人が中心に8割方うまっていたのですが、とにかく拍手の音が大きかったのが心に残りました。やはりハーモニカの愛好家の方々はマナーがいいのでしょう。

ボロボロの金曜日

若い頃は、金曜日というとワクワクしていたものです。仕事が終われば、どこかに遊びに行こう。なぜか、用もないのに車に乗り、コンビ二へ行ったり、レンタルビデオやCDの店に行ったものでした。でも、最近は、金曜日まで気力が持続しません。大谷短大での午前中の授業だけでガックリ疲れてしまいます。
特に今日は疲れがピークのようです。先週の土曜日は札幌だったのですが、ホテルでお風呂に入ったのが悪かったのか、体がほてってしまい一睡もすることができませんでした。そんなことで朝の6時から大通公園での散歩を楽しみ(?)ました。普段歩いていない私は、それですっかり歩き疲れてしまったようです。そして、日曜日は衆議院議員選挙。よせばいいのに、深夜までテレビで特別報道番組を見てしまったのです。今週一週間は、体に切れがまったくありませんでした。頭もうまく働かず、鏡に映る顔もやつれて見えました。
大谷短大での授業は今日が最終でした。でも、10月からは金曜日は隔週で札幌に行き、小樽商科大学大学院(ビジネススクール)で昨年同様「ビジネス英語」を担当することになっています。ビジネスマンを相手に毎回90分2コマ連続の緊張感のある講座です。そう言えば、今年から札幌サテライト校が札幌駅の横に引っ越しました。紀伊国屋書店が入っているビルの3階です。今回様子を見て来たのですが、「こんなビルに入って大丈夫なの?」と心配したくなるほど立派なところでした。
10月からは、「疲れた!」なんて言ってられません。気持ちを引き締めて頑張りたいと思います。そうそう、忘れてました。その前に9月26日から4日間、北海道教育大学釧路校での集中講座があるのでした。この準備もしなければなりません。その前には、ジョイで英検合格セミナーが2日間もあります。それに、25日はTOEICの運営の仕事も待っています。なるほど、自分を忙しくすることで、自分に疲れる暇を作らせないのも、ひとつの手かもしれませんね。

フィジーで英会話

私のブログでフィリピンでの英語研修について書いたことがりますが、今度はフィジーでの取り組みが話題になっています。語学留学事業を展開するSouth Pacific Free Bird(東京・新宿)が、今秋からフィジーでの留学事業を本格展開するというのです。
同社はフィジー教育省の認可を得て、現地のパブリックスクールと提携し、現在4教室を展開しています。それを今月中にさらに3教室を追加し、来年1月には別の学校と提携し、3教室を加える予定とか。帯広でのんびりやっている私から見ると、ずいぶん急激な拡大路線には見えますが、勝負をかけているのかもしれません。なにせこの手のアイディアは、特許もないことから、大手が進出しようものなら全てが無になってしまう可能性を秘めています。
教師はすべて教員資格を持った現地の英語教師が担当し、1日5時間ずつ週25時間学ぶカリキュラムだそうです。長期留学は4、8、12カ月の3コースで、宿舎利用の料金で36万3千—79万3千円。これだけの限られた情報では、これが安いかどうかは何とも言えませんが、1年で80万程度だとしたら、確かに手頃感はあります。なにせ、フィジーの物価は米国の約3分の1とのことですから、当然と言えば当然でしょう。「航空運賃や現地生活費を含めた総費用は欧米の語学留学の半分以下で済む」という同社の説明もうなずけます。
海外の留学生募集拠点は現在、韓国・釜山だけですが、今後、年内に台湾、来春に中国・北京に開設する予定というのですから、これは本気です。将来的にフランス、イタリア、スイスなど欧州圏にも広げ、生徒をリクルートすることを考えています。フィリピンの場合は、韓国の英会話学校が経営しているようですが、日本人も負けられないとフィジーに目をつけたのかもしれません。
突然思い出したのですが、ジョイに初めて足を踏み入れた外国人は、アメリカ人でもなければ、スリランカ人でもありませんでした。実はフィジー人、しかも2メートルもあるフィジーからの酋長さんでした。子どもたちのクラスにも出てもらったのですが、子どもたちは大喜び。あの酋長さんは今頃どうしているのでしょうか? 懐かしい思い出です。

イーハトーブ賞

松香フォニックス研究所の竹村副社長から、めでたいニュースが届きました。松香フォニックス研究所が今年3月に刊行したCD付き絵本『通じる英語はリズムから Gorsch the cellist』が、宮澤賢治学会/花巻市より第15回「イーハトーブ賞奨励賞」を頂くことになったそうです。おめでとー、松香洋子先生そしてスタッフのみなさん。
この賞は優れた宮沢賢治研究や実践に贈られるものです。同書が受賞した理由は、「宮沢賢治の童話を大胆に短縮し、音楽をつけて、子供たちが英語で楽しめるようにした」「宮沢賢治の童話は世界30ヵ国で翻訳されているが、子供たちが声に出してすぐにいえるものはこれまでに例をみない」「今後、英語教育を通して宮沢賢治の作品が多くの子供たちに楽しまれる可能性を秘めている」でした。確かに、これはユニークな出版物ですよね。賢治の作品がこんな形で使われるなんて誰も考えなかったことでしょう。
同賞の授賞式は9月22日(木)に花巻市で開かれますが、当日は受賞者記念講演・賢治研究リレー講演として松香先生が講演するそうです。そして、『Gorsch the cellist』を使った子供たちの朗読劇も予定されているというのですから、これまでの授賞式とは違う雰囲気になることと思います。
そうそう私も英文雑誌「ノーザン・ライツ」の出版などでいろいろな賞をもらったことがあります。第8回北海道青少年科学文化振興賞国際交流部門(1985、財団法人北海道青少年科学文化財団)、北海道国際文化交流奨励賞(1990、北海道国際文化協会)、帯広市文化奨励賞(1991、帯広市)、千嘉代子賞(1993、国際ソロプチミスト財団)。過去の栄光と言われないように、これからもいい仕事をやって行かなければなりませんね。がんばらなくちゃ。目指せ、北の松香フォニックス研究所!!

カレーリーフ

英語検定協会の長谷川さんが、久しぶりに訪ねてきました。時間は12時30分。「さあ、何を食べよう?」ということに。時間も時間だから、近くの店がいいに決まっています。そんなときのお勧めは、「カレーリーフ」です。この店はジョイから徒歩5分、車だと1分で行けます。そして、知る人ぞ知るカレーの人気店なのです。以前、「通販生活」(?)という雑誌に取り上げられて以来、いつも混んでいます。
私はカレー大好き人間なのですが、どちらかと言うと「日本のお母さんのカレー」派です。ですから、この店でも普通の日本風「シーフードカレー」を注文。いつもは「カツカレー」を頼むのですが、出てきた「シーフードカレー」を見て私は喜びました。カレールーが溢れるばかりにライスにかかっているではありませんか。私はカレールーが大好きなのです。これからは、ここでは「シーフードカレー」に決めました!
長谷川さんは、インド風「キノコカレー」を注文。ここのインド風カレーは、トマトベースの赤色でした。長谷川さんの話では、「辛いんだけども、美味しい」そうです。テレビのグルメ番組のゲストのようには、うまく表現できない長谷川さんでした。春に写真家の相原正明さんを連れて来たときは、ここのスリランカ風カレー(ルーは真黒)を絶賛。「このカレーを食べるために、また帯広に来たい!」という言葉を残しました。
カレーリーフは小さな店ですが、南欧風の清潔な内装で、インド風の小物がさりげなく置いてあります。よく「ここはインドだー!」とこれでもかとエスニック小物をごてごてと飾り付けているカレー屋さんもありますが、この控えめさが私は好きです。しかも、結構、落ち着いてお客さんと話せます。ジョイの生徒のみなさんで、まだここのカレーを食べていない人がいたら、ぜひ行ってみてください。

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