JOY(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー)

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焼き芋

週末はイベントや札幌での授業などで子どもと遊ぶ時間があまりありません。そんなことから冬が来る前に一度やってやりたかったことがあります。それは、落ち葉を集めての焼き芋です。そして、今日の昼にその実行の時がきました!
まずは落ち葉拾いからスタート。子ども2人のうちの5歳の一樹は即戦力として、たくさん落ち葉を集め始めました。ところが下の広樹はまだ3歳ということもあり、せっかく集めたものを外に捨てる方に興味があるようです。でも、なんとか箱がいっぱいになるほど落ち葉を拾うことができました。
午前中は天気もよくて穏やかだったのですが、正午近くになると風が出てきました。そんなことから家庭菜園でではなく、急きょバーベキュー用のセットを使い中庭でやることに。芋はある人からのアドバイスで、子どもたちには内緒で、すでに食べれるまで電子レンジでチンしておきました。
初めてのことはうまくいきません。落ち葉に火をつけるのですが、それがなかなかイメージしたようなたき火にはならないのです。そして、火がつくと、まるで紙が燃えるごとくすぐに燃え尽きてしまいます。そうこうしているうちに風も強くなってきました。火の粉が飛んでは近所迷惑になると、10分程度で、子どもたちには「さすが落ち葉のパワーはすごいや、もう焼き芋になっちゃた!」と宣言することに。
長男は単純です。「パパ、やっぱり落ち葉で焼くと味が違うね。おいしい!」と2個もペロリ。二男は電子レンジを使ったことに気がついたのか、ママが作ったおにぎりばかり食べていました。来年はもっと周到に準備して、皮が真黒に焦げた芸術的な焼き芋を作ってやりたいと考えています。

日めくり英会話カレンダー

札幌での楽しみは書店回りです。なにせ帯広とは違い、英会話セクションには本が溢れています。私の本をたまに見つけると単純に嬉しくなるのですが、とにかく目立つのが松崎学長の著書です。出版点数が多いということもありますが、売れているからなのでしょう。そして、今日、札幌から帯広に戻りジョイに来ると、松崎学長の定番ヒット作「日めくり英会話カレンダー」(旺文社)がサイン入りで届いていました。
これは見たことがある人も多いと思いますが、日めくり形式でその日の表現とその会話例が学べるというアイディア商品です。松崎学長のブログによると、昨年と同じく、フジTV「朝の目覚ましテレビ」でこの「日めくり」が年末年始のプレゼントとして紹介されたとのこと。その影響もあり、とにかく売れているようです。「テレビの力」は本当にすごいですね。
では、いったい誰がこのカレンダーを一番喜んでくれると思いますか? 日めくりですから、それはシニアです。そうです、大切な人にこれをプレゼントすることで毎日自分を思い出してもらえるのが人気の秘密なのでしょう。これはもともと誰の企画だったのでしょうか? 松崎学長が発案者だとしたら、尊敬してしまいます。
カレンダーと言えば、もう今年も残すところ1ヶ月と少しになりました。12月になると時間が流れるスピードは2倍になります。そして、アッと言う間にお正月。ところで、日めくりカレンダーの1月1日の基本文は、Did you watch the red and white singing contest?(紅白歌合戦見た?)でした。それにしても白組の司会にみのもんたはないと思いませんか?

スピーチ・コンテスト

第26回北海道高等学校英語弁論大会十勝地区大会の審査をしてきました。初めて審査をしたのは20年近く前のことです。最近は、毎年のように声がかかっています。
今年の参加者はなんとたったの11名。30人近くが競い合った一昔前は、終わると外は暗くなっていました。今日は2時半前には終了。スピーチコンテストに対する情熱が失せてきたようです。まあ、学生は年々忙しくなり、先生も指導する時間がないとなれば、仕方ないかもしれません。これは十勝だけでなく、全国的な傾向のようです。
今年の参加者は1年生が7名そして2年生が4名でした。つまり3年生が一人もいなかったのです。例年、1・2年生でコンテストを経験し、3年生で勝負に賭ける高校生がいるのですが、今年はいませんでした。当然、いつもよりレベルが全体的に落ちたように、私には思えました。
今日のコンテストでとても感動したことがあります。最後に登壇した鹿追高校の女生徒が、スピーチが始まってすぐに今にも倒れそうになってしまいました。聞くところによると、修学旅行から昨夜9時に戻り、そしてコンテストが始まる9時半までに鹿追から車でやってきたというのです。かなり疲れていたに違いありません。しかも、今朝から耳鳴りがしていたそうです。
途中でこれは無理と判断し、中断させて控え室に先生が連れて行きました。でも、この日の為に準備したスピーチをなんとか披露したいという本人の希望で、30分間休憩をとり彼女の回復を待つことになったのです。そして、イスに座り(倒れでもしたら、危険なので)、スピーチが始まりました。その時、聴衆の心はひとつでした。なんとか最後までがんばってほしい。何度もつまりながらも、3分の2ぐらいまで終えたのですが、そこで大事をとりストップさせました。
最近の若者はなんでも簡単にギブ・アップしてしまう。なんてコメントをよく聞きます。でも、今日は彼女の姿を見て、私はとても感動してしました。その姿はオリンピックのマラソンで衰弱しながらも完走したアンデルセン選手のようでした。彼女はまだ1年生、来年に期待したいと思います。

ボーナス

この季節になると急に頭が痛くなるのはなぜでしょうか? 私の周囲では、特に会社を経営している友人たちが同じ症状のようです。そうです、原因は冬季ボーナス! もらう方には嬉しいのですが、出す立場の人にはこれが大変です。ちまたではボーナスの話題がそろそろ出始めています。
昨日読んだあるニュースは仰天ものでした。岐阜県にある電設資材メーカーの「未来」が、来年2月に創立40周年を記念し、グループの全社員約1、250人を豪州旅行に招待すると発表したのです。航空券や宿泊などの費用は同社が全額負担。5日間の旅行で1人当たり約20万円で見積もると、全社員が参加すると総費用で約2億5、000万円に上るというのですから、ビックリ! 
「なぜオーストラリアなの?」と聞きたくなる人も多いことでしょう。同社によると、来年が日豪交流年に当たるとのことで、社員はくじ引きで、豪州での農場宿泊やバンジージャンプなどにも挑戦するのだそうです。「社員が普段できないことに挑戦でき、心身のリフレッシュにもなる」と同社では話しているそうですが、確かにみなさんリフレッシュできるでしょう。ところで、この会社のボーナスはどのぐらいなのでしょうか? とても気になります。
ジョイの経営を始めて28年になりますが、今年もあれこれ悩みそうです。きっと全国で会社を経営している中小企業の社長さんは同じ心境なのではないでしょうか? 私が人生でボーナスをもらったのは、夏2回、冬1回の計3回でした。松下電器に勤めていた23・24歳のときです。久しぶりにボーナスでももらいたい! 誰かくれる人はいませんかー?

PRIDEの闘い

これで今年の大晦日の楽しみができました! 昨日、小川直也(37)と吉田秀彦(36)の夢の五輪メダリスト対決が決定したのです。男祭り(さいたまスーパーアリーナ)のメーンイベントで2人が対戦します。この2人は明大柔道部では先輩と後輩の間柄ですが、業界では有名な「犬猿の仲」。会見では目も合わせず敵意むき出しだったそうです。両者が闘うのは94年の全日本柔道選手権決勝(吉田が小川の6連覇を阻止)以来で、格闘家としての互いのプライドをかけることになります。
私は力道山の時代からのプロレスファンです。その後、アントニオ猪木を始めそのときどきで好きなレスラーがいました。そして、現在は小川と吉田の対戦をとても楽しみにしているひとりです。きっとあのスーパースター、エリック・クラップトンも同じ思いに違いありません。大晦日が本当に楽しみです。今年も子どもたちを早めに寝せて、ゆっくり一人で見たいと思います。
小川が橋本真也を倒して鮮烈なデビューを飾った直後、実は羽田空港のロビーで報道関係者に囲まれる小川に遭遇。一言声をかけたくてその機会をうかがっていたのですが、その人垣を突破することができませんでした。今考えても、悔しい! そうそう、私は偶然にプロレスラーを見かけたことが何度かあります。同じ羽田空港でアントニオ猪木を、そしてジャイアント馬場は札幌駅で。
主催者のDSEの榊原社長によると「50年、100年に一度のカード」とのコメント。確かに、これ以上のマッチメークはないかもしれません。ウーン、大晦日が楽しみです。ところで、こんなことをここに書いていいのでしょうか? 最近発見したのですが、このブログも「英語学習モチベーション: ブログ 」のひとつとして取り上げられてしまいました!? 

ライバル出現

「浦島久の玉手箱」も開設から10ヶ月が経過しました。目標は来年1月20日までがんばって、「1周年」を祝うことです。
これまで私のブログのライバルは、松崎博学長のブログ「Listen & Repeat 英語大学」(http://blogs.yahoo.co.jp/listen_and_repeat2000/)でした。しかし、また強力なライバルが出現! それは昨年の英語EXPOのゲスト講師として来てもらった福島範昌さんのブログ「Noriのバイリンガルを目指そう!」
(http://club.japantimes.co.jp/blog/fukushima/)です。
福島さんは、21歳の時にした欧州・中近東20カ国ヒッチハイクの旅を含めて訪れた国は30ヶ国以上にのぼるそうです。独学で英語をマスターし、オーストラリアの大学博士課程で応用言語学を研究。国際交流活動・英語教師歴はなんと30年(私は28年)です! 現在、静岡で英会話学校「ENGLISGBOX」を経営するかたわら、東海大学でも非常勤講師もやっています。この経歴からも分かるように、このブログはおもしろくなりそうです。
福島さんは、このブログで「バイリンガルへの道」をすでに歩んでいる人やこれから歩もうとしている方々に、これまでの体験や経営している英語学校「ENGLISHBOX」で実践している「福島式バイリンガルプログラム」に基づき、バイリンガルになるためのアドバイスをしたいそうです。英語を真剣に取り組んでいるジョイの生徒にも役立ちそうですね。
すでに「バイリンガルということばからあなたは何をイメージしますか?」(11月7日)、「欧州・中近東ヒッチハイクの旅」(11月11日)と2回の話がアップされていますが、今後は2週間に1回の更新のようです。私のは毎日です。福島さんからのメールには、「浦島さんみたいに毎日はとてもとても無理。浦島さんの努力には脱帽です」と書かれていました。私は質よりも量で勝負したいと思っています。

The Christmas Song

今朝、妻から言われてしまいました。「こんなに早くからクリスマスソングがかかるのは、藤丸デパートと浦島家だけね」。そうなんです、私はクリスチャンでもないのに、クリスマスソングが好きなんです。今年は例年よりも早く、昨夜のうちに持っているクリスマスアルバム10数枚を2階の自分の部屋から1階の居間に下ろしてきました。そして、12月25日まで毎日聴き続けます。
今年最初にセレクトしたのは、大好きなマイケル・フランクスのクリスマスアルバム「ウォッチング・ザ・スノー」でした。3曲目には「クリスマス・イン・キョウト」という風変わりなクリスマスソングが入っています。まだ外は雪景色ではないので、いまいちクリスマスソングは場違いですが、12月になるまではヒーリング系のアルバムを中心にセレクトするつもりです。
数多いクリスマスソングの中から1曲だけ選ぶとしたら、私は迷わず「The Christmas Song」をピックアップします。曲名が示すように、これぞまさにクリスマスソングという歌です。知らないという方のために、歌詞を紹介します。
The Christmas Song
Chestnuts roasting on an open fire
Jack Frost nipping at your nose
Yule-tide carols being sung by a choir
And folks dressed up like Eskimos.
Everybody knows a turkey
and some mistletoe
Help to make the season bright
Tiny tots with their eyes all aglow
Will find it hard to sleep tonight.
They know that Santa’s on his way
He’s loaded lots of toys
and goodies on his sleigh
And every mother’s child is gonna spy
To see if reindeer
really know how to fly.
And so I’m offering this simple phrase
To kids from one to ninety-two
Although it’s been said
many times, many ways
Merry Christmas to you
メル・トーメが1946年に歌った古い曲ですが、そこには古き良きアメリカのクリスマスがうまく表現されていると思いませんか? この曲はあまりにも有名なので、いろいろなシンガーが歌っています。でも、私はどういう訳か、竹内まりやの作品が一番好きです。ぜひ聴きたいという人は、12月14日(水)の夜に予定している「第2回ジャズ講座入門ークリスマスソング特集」においで下さい。

ピーター・ドラッカー

この名を聞いて分かる人がどれぐらいいるでしょうか? 「近代経営論の父」とも呼ばれる世界的な経営学者、ピーター・ドラッカー氏が11日、カリフォルニア州南部クレアモントの自宅で死去しました。95歳でした。
私が小樽商大時代に専攻したのは「トップマネジメント論」。簡単に言うと、「社長学」といったところでしょうか。ゼミの担当教授は、伊藤森右衛門(いとう・もりえもん)という今流行のお茶のような名前の先生でした。この森右衛門先生の講義の中で毎回のように出てきた名前が、このドラツカーだったのです。彼の著書『現代の経営』は当時としては大ベストセラーでした。私も卒業論文を書く際には、糊とハサミで大いに利用させてもらいました。
あれから30年。ドラッカー教授は2003年までクレアモント大学大学院で教授を務めていたというのですから、驚異です。アマゾンで調べると、一番最近出された著書は『ドラッカー20世紀を生きてー私の履歴書』(日本経済新聞社)。出たのが今年の8月ですから、自分の人生を最後にきちんとまとめて他界したことになります。
森右衛門先生は、小樽商大学長を経て、北海道の経済界では超有名人になりました。最後に会ったのは、私が松下電器を辞めジョイを始めた頃です。「食べて行けているのか?」とずいぶん心配してくれたことを覚えています。とても優しい人でした。私にとって偉大な2人の経営学者がこれで他界したことになります。今頃、天国で出会った二人は意気投合し、お互いの経営論を展開しているかもしれませんね。
ところで2人に共通していることがあります。それは独特の英語です。森右衛門先生は全ての単語にストレスを置く日本人的英語でした。そして、テレビのインタビューで聞いたドラッカー博士の英語の訛りがひどかったことを鮮明に覚えています。

泉鏡花文学賞

無知であるというとは、恐ろしいことです。こんなことが昨日ありました。
このブログにも何度か登場している寮美千子さんから、今年の泉鏡花文学賞を受賞することなったというメールが届きました。私は早速、「おめでとう。次はいよいよ芥川賞、直木賞ですね。がんばってください!」と気楽にメールを出してしまったのです。すると、「芥川賞は新人作家のための賞だから、もうもらえないのです。泉鏡花文学賞をもらったっていうのは、たとえれば幼稚園、小学校、中学校、高校、大学を飛び級して、いきなり大学院にはいっちゃったようなもの。驚くほどのびっくりなのでした!」というメールが送られてきました。
ウエブで調べると、泉鏡花文学賞は昭和48年に泉鏡花生誕100年を記念し制定されたすごい賞だったのです。今回の受賞作になったのは、「楽園の鳥」カルカッタ幻想曲(講談社)。昨年4月におやじの写真展を銀座で開かれた際、前日に仲間が集まりお祝いの席を設けてくれました。そのとき寮さんから、その原稿の一部を見せてもらいましたが、難解すぎて私にはまったく分かりませんでした。
選考委員の中に、私も学生時代にファンだった五木寛之さんの名前を発見。と言うことは、寮さんは五木さんから正賞「八稜鏡」と副賞の賞金100万円をもらうことになります。これはすごい! そして、過去の受賞者を見て、これまたビックリ! 半村良、唐十郎、筒井康隆、小檜山博、吉本ばなな、柳美里、山田詠美、村松友視、京極夏彦、田辺聖子、久世光彦、野坂昭如、丸谷才一など。私のような文学オンチでも見たこと、聞いたことがある作家の名前が並んでいるではありませんか。
寮さんには、おやじの写真集に5編ほど詩を付けてもらったことがあります。そして、次の写真集がでるときには何か書いて欲しいと頼んでいましたが、気楽にオーケーしてくれたことを寮さんは覚えていてくれるでしょうか? 授賞式は、11月22日(火) 金沢市文化ホールとのこと。寮さん、おめでとー。次はノーベル文学賞を目指して、がんばってください!

城島の英語力

イチロー、松井などメジャーで活躍する日本人選手が増えてきました。そして、来シーズンの目玉はなんといってもソフトバンクからフリーエージェント(FA)宣言した城島健司捕手(29)です。これまでの選手は投手や外野手ということで、英語力をそれほど要求されていませんでした。しかし、彼の場合は投手陣との意思疎通が大事になります。当然、英語はmustです。
城島獲得に意欲を見せるメッツのオマー・ミナヤGMは、なんと城島本人との直接交渉で語学力をテストする意向のようです。これは大変なことになりました! これまで渡米した日本人プレイャーで英語力で光っていたのは、マリナーズの長谷川投手ぐらいです。彼はなにせ英会話の学習本まで出版しています。野茂や松井にいたっては、まともに英語を話している姿をこれまで見たことがありません。
「城島ピンチ!」と思いきや、なんと彼はその準備を着々とすすめていたのかもしれません。なにせ今季在籍したフェリシアーノら外国人投手とは、マウンド上で英語で会話していたそうです。これって立派だと思いませんか? まあ、野球選手ではなくビジネスマンなら、当然といえば当然のことですが。
城島の入団発表が楽しみになってきました。英語でまともなスピーチをすることができるのでしょうか。そして、投手と直接英語で話す彼の勇姿を早く見てみたい気持ちでいっぱいです。マウンド上でコミュ二ケーションがうまくとれず、「おい、通訳呼んでこい!」なんてことになったら、それはお笑いの世界になってしまいます。頑張れ、城島! 俺は、浦島!

天才誕生

我が家は朝からトランペットの凄まじい音が響いていました。吹いているのは5歳の一樹です。昨日、私の部屋に飾ってあったトランペットを持ち出し吹いたところ、なんと音が出てしまいました。ご存知のように、この楽器は鳴らすだけでも苦労します。「もしかしたら、うちの子は天才?」 そして、今朝も、一樹は得意になって朝からプープープー。
9時にジョイに来てネットニュース開くと、とんでもないニュースが飛び込んできました。ソウル近郊に住む少年、宋幽根(ソン・ユグン)君(7歳)が大学入試に合格し、来春から韓国史上最年少の大学生が誕生したというのです。韓国政府は少年を「科学神童第一号」に指定し、国をあげてバックアップする方針とか。そして、夢は「ノーベル賞」というのですから、ビックリ仰天です。
ここで注目したいのは、宋幽根くんの両親。元小学校教師の両親は共働きで、育てた祖父母は孫の自主性を重んじたそうです。1日中アリの巣をながめることもあったそうですが、それに黙って付き添ったというのですから、立派としか言いようがありません。驚異的な頭脳に気付いたのは、彼が6歳の時。小学校の教科書を与えると、短時間で理解し掛け算九九もそらんじたというのです。
びっくりした父親の洙珍さん(46)は「子どもの教育に専念する」ため仕事を辞めたというのですから、これまた信じられません。洙珍さんの教育方針は「自分で考えさせること」。「山って何?」と聞かれると、実際に山まで連れて行ったそうです。本当に徹底していますね。そして、毎日のように遊園地に通い、乗り物に乗せながら力学の仕組みを教えたそうです。
私もそのうち一樹をトランペット・ジャズのライブにでも連れて行こうと思います。ただ私の心配は、明日の朝も彼がトランペットを吹いているかどうかです。私に似て飽きやすいタイプかもしれません。ところで、妻は一樹がトランペットをやることには反対です。「だって、唇が厚くなるでしょう」とのこと。確かに、それでなくても彼の唇はすでにラッパのようです。

ふるさとの活性化

北海道新聞夕刊のコラム「十勝人」に、にこやかに日焼けした見慣れた顔が載っているではありませんか。豊頃町商工会まちづくり委員会委員長の高橋敏典。彼とは幼友達で、私の親友のひとりです。現在は、町内一のスーパーを経営しています。
コラムによると、我がふるさと、豊頃町も人口が今年3月に4千人を割ってしまったそうです。村から町になり、提灯を持って祝った子ども頃が懐かしく思い出されます。確か一時は1万人近くまで人口が増えたこともあったはずです。住民が少なくなると、商店街は売り上げ減に苦しむことになります。さらに帯広や池田への購買力の流失という厳しい現実も無視できません。
「このままではダメだ!」ということで、高橋くんが副会長を務める商工会が中心になり10月15日に国道38号線の豊頃町茂岩入り口駐車場で農水産物の販売会を開催。秋サケや干しシシャモ、十勝だいこん、ハクサイなど地元産品が飛ぶように売れたそうです。終了予定の1時間前には全品ほぼ品切れ状態になったというのですから、国道の集客力はすごいということになります。
確かに国道はお客さんが流れるメインストリートです。ここに目をつけたのは素晴らしい! そう思いませんか? 豊頃町茂岩市街が寂れたのは、市街を避けるように国道が作られた結果です。こうなったら、国道沿いに市街を移動させよう! そんな発想も必要な時代になったのです。町内にお客がいなければ、町外の人をターゲットにするしかありません。
私は中学を卒業する時点で、豊頃町を離れました。そして、豊頃町に対して何の愛着もない時代も正直ありました。でも、この年になってふるさとが愛おしく思えるようになってきたのです。あの場所がなければ、今の私は存在しないのです。今年はもう10回近くも豊頃の地を訪れています。しかも、毎回友人や知人を連れてです。がんばれ、豊頃町商工会! ふるさとの活性化は高橋くん、あなたに任せた!!

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