JOY(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー)

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氷祭り

夕食を終え自宅からジョイに歩き始めると、西の空に花火が見えました。帯広の大気の透明度をまるでテストしているかのように、花火はその鮮やかな色を競いあっていました。夏の花火もいいのですが、冬の花火にはとうてい勝つことはできません。今日から氷まつりが始まります。
私が長男の一樹を連れ氷まつりに初めて行ったのは、2年前、彼が3歳のときでした。男どうし2人だけで過ごす初めての体験になりました。雪道を歩くのは考えた以上に大変で、しかも寒くて、駐車場から会場まで行くだけでも小さな冒険でした。そして、氷の滑り台で順番を長い時間待つのも初めての経験だったはずです。
とても楽しかったのか、帰ろうと言っても帰ろうとしません。そしてついには泣きながら雪の地面に座り込んでしまいました。周囲の冷たい視線を浴びながら、穴があったら(この場合は、雪の穴?)入りたい気分でした。綿飴を買い2人でそれを食べながら、駐車場まで歩きました。懐かしい思い出です。
今年は私が忙しいということで、すでに妻は子どもたちを連れて明日の午前中に氷祭りに行くようです。冬の楽しみを奪いとられたようで一抹の寂しさがあります。でも、明日は今やっている本を完成に近づけなければならない勝負の日です。なんとかがんばって、日曜日の朝は幼稚園でのスケート大会を見に行ってやりたいと考えています。ところで、お父さんのスケートタイムなんてないでしょうね、矢野園長? 夏の運動会で張り切りすぎて、1週間以上も体がガタガタだったことを思い出してしまいました。

悪いニュース

朝からNCB英会話教習所がクローズするらしいという電話が札幌の友人からありました。ほぼ同時に、ジョイも加盟している全外協(全国外国語教育振興協会)からも同スクールの破産を知らせるニュースがメールで流れてきました。
ホームページを見ると、NCB英会話教習所は東京・新宿を本校に東京に3校、大阪2校、京都、神戸、福岡、札幌にそれぞれ1校、合計10校を展開していたようです。自動車教習所と同じようなシステムで、テキストのセンテンス番号に対応したレッスンがスケジュールされているとことから、「英会話教習所」と名前をつけたのでしょう。
札幌の有名書店にはこの学校のブースがあり、私も何度か「英語を習いませんか?」と声をかけられたことがありました。ジョイは10年ほど前までサンディエゴ州立大学の生涯教育学部との共催でTEFL(外国語としての英語教授法)のCertificate Programを運営していたことがありました。このプログラムは4年続いたのですが、その後、NBC英会話教習所が同じようなプログラムをサンディエゴ州立大学とやるという新聞広告を見て驚いたことを覚えています。
ホームページに載っていた「閉校のお知らせ」を読むと、「近年の業績不振と急激な低価格化にともなう競合の激化の中で、教育の質の向上・維持を優先させたことがかえって経営を悪化させる結果となった」と書いてありました。これが本当の理由なら、この業界もどこか間違った方向に進み始めているのかもしれません。
NCB英会話教習所は全外協には加盟してはいませんが、毎年繰り返される英会話学校の倒産により業界のイメージは悪化します。しばらく関係先は大変なことでしょう。私は教えることと経営の両方をやっていますが、やはり経営の方が難しいと思っています。ヤクルトの古田新監督もきっとそれがもうすぐ分かるはずです。ジョイはこれまで通り、地道にやって行きます。

託児

昨年に引き続き、2月4日(土)に松香洋子先生を招きセミナーをすることになりました。松香先生と言えば、児童英語界の第一人者として有名です。今回は、保護者と一般を対象に「小学校英語はこうなる!」、児童英語を教えている人や小学校の先生を対象に「どう教える?どう学ぶ?」という2つのセミナーをお願いしてあります。
ジョイはこれまでいろいろなセミナーを開催してきましたが、本格的な保護者向けのセミナーは初めてです。そこで問題になるのが、小さな子どもがいる保護者のみなさんです。そんな方々にもゆっくり話を聞いてもらいたいと考え、これまた初めて託児のサービスをすることになりました。
初めてのことはやはり分からないことがあります。果たして、託児のスタッフは何人必要なのだろうか? どんなゲームを用意しておいたらいいのだろうか? 途中泣き出したらどうしたらいいのか? 考えるだけでも頭が痛くなってきました。大事な子どもさんを預かるのですから、ケガをさせては大変なことになります。当日はセミナーの運営よりも緊張しそうです。
講師の松香先生は超多忙な方で、セミナーがある4日当日の第一便で帯広入りします。実は、私も前日は札幌で授業があり、当日の始発で帯広に戻って来る予定です。大雪が降らないことを願っています。冬のイベントは余計な心配をしなければなりません。だから成功したときはなおさら嬉しいのでしょう。この日は意義のある一日にしたいものです。
◇児童英語教育セミナー
共催:十勝毎日新聞社、ジョイ・イングリッシュ・アカデミー
協力:マックス
日時:2月4日(土)13:30〜17:00
会場:ジョイ・イングリッシュ・アカデミーA館(帯広市西17条南5丁目11-14)
申込:申込用紙に記入してカウンターに提出、または電話・Fax・メールにて
   電話(0155)33-0198、Fax(0155)36-7930 メール jea@joyworld.com 
講師:松香洋子(まつか・ようこ)
   早稲田大学英語学専攻科卒。子連れでカリフォルニア州立大学サンフラン
   シスコ校留学、修士課程修了。現在、松香フォニックス研究所所長、松香
   フォニックス全国研究会会長、玉川大学・大学院講師。NPO教育支援協会
   特別顧問、J-SHINE小学校英語講師認定協議会理事。著書として、『英語
   好きですか』(読売新聞社)、『子供に英語をしゃべらせたい』(KKベス
   トセラーズ)、『英語のできる15歳』(松香フォニックス研究所)、『発
   想転換の子ども英語』(丸善)、『英語が話せる子どもにしたい』(宝島
   社)、他多数。 
13:30〜14:30 プログラムA:「小学校英語はこうなる!」
   対象:保護者および一般
   会費:無料
   定員:80名
 ※13:30〜14:30までは託児の用意があります。希望の方はお知らせください。
15:30〜17:00 プログラムB:「どう教える?どう学ぶ?」
   対象:児童英語教師、小学校教諭および教えることに興味がある人
   定員:50名
   会費:ジョイ生徒及び保護者 800円、一般 1,000円
      (当日会場でお支払いください)

非常勤講師

早いもので、もう1月の下旬になりました。ジョイにとって一番大事な時期が近づいてきています。それは2月上旬から始まる新入生募集です。そして、今年もチラシ作りの作業が始まりました。いかに分かりやすく、魅力的なものができるかが勝負です。ジョイはあまり宣伝にはお金をかけていません。と言うよりは、かけられません。実は、チラシも1年に1回だけです。
同時に始まるのが、先生の確保です。今年も何人か非常勤講師を募集することになりました。ジョイでは、現在、23名の先生が働いているのですが、その約半数は非常勤講師です。一口に英語の先生と言っても、ジョイには児童からシニアまで幅広いクラスがあります。今回は主に子どもたち(小学生から中学生)のクラスを担当する人材を求めています。みなさんの回りで可能性がある人がいれば、紹介してください。近くアルバイト情報誌にも広告が載る予定です。
非常勤講師としてジョイで働いたことがある人は、これまで何人ぐらいになるのでしょうか? きっと30名は越えるのではないかと思います。そんな人に町中で会ったりすると、思い出話に花が咲くようになりました。「ジョイでの経験があったから、こうして今でも英語を教えることができています」なんて言われると、嬉しくなります。
最近は、どこの英語学校でも同じだと思いますが、ジョイでも非常勤講師でありながら、スタッフ的な仕事までしてもらっている人もいます。それぞれのライフスタイルや能力に合わせて、地元にいる人材を活用することができれば、さらにいい学校を作ることができるでしょう。今年はどんな人がジョイに興味を示してくれるか、楽しみです。

ジャズ・ギターリスト

今夜8時30分から3回目となる「浦島久のジャズ初級講座:ジャズ・ギターリスト特集」をやりました。先週末の時点で2名しか集まっていないということで心配していましたが、ふたを開けると8名の人が会場のバッキーホールに。おかげで私も楽しい夜を過ごさせてもらいました。
今回私がセレクトした10人のギターリストと曲名は、(1)ジム・ホール I’ve Got You Under My Skin、(2)バーニイ・ケッセル Satin Doll、(3)ケニー・バレル Make Someone Happy、(4)ウエス・モンゴメリー Jingles、(5)リー・リトナー 101 Eastbound、(6)ラリー・カールトン My Old Town、(7)渡辺香津美 Spain、(8)小沼ようすけ Feel Liker Making Love、(9)ジェシ・バン・ルーラー Europe、(10)ラッセル・マローン Heartstrings、でした。
いつものように私のうんちくに続きそれぞれの曲のさわりを聞いてもらいました。そして、最後に好きなアーティスト・ベスト3を選んでもらい、集計するといういつものパターンです。
では、その結果を発表します。ジャジャジャーン。1位は、ラッセル・マローン。やはり極上のアルバム『Heartstrings』は参加者のハートをとらえたようです。私が天国に持って行く3枚のアルバムの1枚と熱く語ったことが投票に影響したのかもしれません。
そして、2位は、小沼ようすけとジェシ・バン・ルーラーが同点で入りました。小沼ようすけは、ご存知のように、今月29日(日)に帯広でライブがあります。チケットは今日でソウルド・アウトしました。主催の実行委員会に彼を推薦した者として、ホッとしています。あとは当日いいライブになることを願うだけです。ジェシ・バン・ルーラーはヨーロッパを代表するギターリストですが、選曲した「Europe」自体の人気もプラスに働いたようです。
次回は帯広のジャズ評論家として知られる(?)大越さんが、一緒にやらせてというので、やらせてやろうと考えています。いや、すいません。と言うよりは、一緒にやらせてもらえるなんて光栄です。どんなテーマがいいでしょうか? ジャズって本当にいいですね。

寒中カーリング

7時からカーリングの試合に出て来ました。私にとっては今シーズン初めての試合ですが、これが今シーズン最後の試合になります。それにしても、寒かった! 他のメンバーに言わせると、今日はまだそれほどでなかったそうです。本当でしょうか? まあ、連日報道されている厳寒の地、ロシアよりはいいことは間違いなさそうですが。
私たちのチーム「ノーザン・ライツ」は帯広最古のチームで、現在開催中の帯広カーリング選手権が始まった年に結成されました。この大会は今年で25回目ですから、ノーザン・ライツも25周年と言うことになります。帯広カーリング協会の創世記には、「また勝ったの?」なんていうほど優勝していました。「もうメダルはいらないよ! 置く場所がないから」なんて生意気なことも言っていたかもしれません。
その名門チームも、すっかり落ち目になりました。最近は毎試合4人のメンバーが集まらず3人でやることが大半のようです。実は、今夜はその3人が集まりそうにないから、出てほしいとスキップの佐藤真康に頼まれて渋々行きました。なにせ新しい本の仕事がかなり残っていたのです。試合は3対2で負けました。相手は昨年北海道大会で2位になった東光舗道チームでした。
体が完全に冷えてしまったこともあり、チームのメンバーを誘いラーメンを食べに行きました。寒い夜のラーメンほどおいしいものはありません。これは北国に住む者の特権でしょう。テーブルでの話題は、やはり今年できる(?)インドアのカーリング施設。そうなんです。もしかしたら、私にとって今日が最後の寒中カーリングになるかもしれません。いや、そうあって欲しい、と私は強く望んでいます。

ありがとう

7時に札幌から戻りました。少し疲れ気味です。今日も列車に鹿が接触し15分ほど到着が遅れました。前回は熊でしたが、・・・。とにかく、最近は動物との事故が多いようです。夕食をすませ、ジョイに来てブログを開いて感激しました。なんと16名の方からコメントが入っていました。もちろんこれは新記録です。1周年のお祝いコメントをくれたみなさんに感謝を込めて、全て紹介させてもらいます。
             ☆  ☆  ☆  ☆  ☆
玉手箱☆一周年☆おめでとうございます! 2年目の第1号コメントだったらいいな、と思って入れてみました。それにしても1年も続けたのは素晴らしいことですね。ぼくも浦島師匠の背中を追い「テニボイ日記」の毎日更新に精進します。お互いに健康に気をつけて頑張りましょう、また昼飯でもよろしく!(tennisboy) 
思わず、1年前のブログを開いて読んでしまいました。殺人的スケジュールの合間をぬって続けることは大変だと思いますが、これからも、お昼ご飯抜きにしてまでも(冗談です!)楽しませてください。「10.30英語EXPOハイライト」の時のコメント数はすごかったですね。最も多かったかもしれないです。(トカップのファン)
うっ tennisboyさんに越された…。浦島さん、1周年おめでとう。私の1周年は来月15日です。様々な発想法で読者を楽しませてくれ、十勝有数のエッセイストであることがバレちまいましたね。そして継続することの大切さを身をもって証明しちゃいましたね。でも、今年こそ我がブログにコメント残す技を習得下さい。(学長)
一周年、おめでとうございます。毎日、楽しみに更新を待っています。ビジネスに精通した浦島先生に聞きたかったのですが、今後堀江さんとライブドアはどうなってしまうのでしょうか?(AJIKI)
えーっ知らなかった! 先生がカズくんの送りをしてたんですか? 目に浮かばない…あ、1周年、おめでとうございます!「書くこと」といえば先生の新しい著作、私も楽しみにしています。(shinobu)
え?もう1年ですか?毎日ですからスゴイですね。私の場合、1ヶ月でせいぜい6回の更新ですから、毎日書くことが如何にすごいかわかります。ウラシマさんのブログは大勢の方々の「栄養剤」になっていると思います。これからも頑張ってください。(Nori)
私もいつか先生のブログで記事にして頂けるような人間になりたいです。精進します!おめでとうございました。(Nishio)
浦島先生ご無沙汰してます。ブログ1周年おめでとうございます。いつも楽しく読ませてもらってます。これからも頑張ってください!(Taiki)
1周年おめでとうございます。今日は隣の市の英語研修に参加。講師は菅先生。府の指導主事のときに浦島先生を講師に研修を組まれた方です。今日はなんという偶然でしょうか。ご縁を作ってくださった菅先生は今日小生をダシにして話を進めていかれました。このご縁を大切にしたいと思っております。よろしくお願いします。(上本晋之) 
一周年おめでとうございます。話題が続くのがすごいと思いました。占いは当たってよかったですね。私はあたったことがありません。信じていないからでしょう・・・か?(yumiko)
はじめてコメントします。1周年おめでとうございます☆ 継続は力なり。わかっていても、なかなかできないものです。尊敬します。最近読み始めた私ですが、これからも楽しみに読ませていただきます。私も先生に教えていただいた勉強方がんばらなくちゃ!!毎日少しずつでもコツコツと・・。(Nameは職場でのあだ名です。名前+豆みたいに小さい体・・・笑。わかりますか?)(くろまめ)
浦島さん!一周年おめでとうございます。本当にスゴイです!! これからも一ファンとして応援させてくださいね~。楽しみにしています。(takasaki)
浦島先生、1周年おめでとうございます☆ いつも仕事のこと、お子さんやご家族のこと、とても楽しく読ませていただいています。そのうち「玉手箱オフ会」とかできるといいですね! ファンの一人として、これからも楽しい文章を書き続け、私たちを楽しませてください!よろしくお願いします。(EK)
浦島様、玉手箱1周年おめでとうございます! トマムの家のほうも未明から雪となり現在は積雪20センチにもなりました。まさに白い森・・。雪もサラサラしたいい雪ですよ。十勝に行っている気分なれそうです。道路の雪がとけるまで暫く私は冬眠です。ここ数日、ベランダにあるパンジーが満開だったのですが、この雪で花びらが凍ってしまいっていました。昨夜、パンジーの横にみかんを埋め込んでみました。朝覗いたら冷凍みかんになっていました。おっー、感動! これからも玉手箱、楽しみです!(トマム)
ブログ1周年おめでとうございます!これからも頑張って下さい。学長ブログのコメントのやり方覚えれば簡単ですよ。お待ちしております。(takahashi)
浦島様。祝!1周年。私のホームページへ来て下さる方が浦島さんのユーモアと文章力に感動(感心)されております。東京にもファンは大勢います。私も良く読んでいます。これだけの回数<なるほど>と思う記事が続くのは、浦島さんがそれぞれの場面で充実した時を過ごされ、多くの事を感じ取られる<浦島久の眼>を持っておられるからですね。これからも楽しみにしています。東京は1日雪でした。でもたかだか5㎝くらいの雪であたふたしていては帯広の方々に笑われますね。気温もマイナス2度くらいで皆凍えています。(神山純一)

1周年の朝

ついに今日この日がやってきました。昨年の1月20日に「浦島久の玉手箱」をオープンして、今日で1周年です。誰かさんが残した名言ではありますが、「自分をほめてやりたい!」、そんな気持ちが半分あります。それは三日坊主とは言わないまでも、三月坊主(?)の私が1年も続いたのですから、私にとっては快挙です。でも、残りの半分は、読んでもらっているみなさん、そしてコンピュータ上のトラブルが発生するたびに直してくれるデイビットに対する感謝の気持ちです。
今日はこのブログをとても冷静に、初めて朝の時間に書いています。しかも、私の好きなジャズギターのラッセル・マローンの「Heartstrings」というアルバムを聞きながら。午後には、列車で札幌に向かわなければならないからです。今日と2週間後にある授業で、今学期の小樽商科大学大学院ビジネススクールでの講座も終了します。
最近は、「その日暮らし」という言葉がピッタリの生活です。余裕もなく、授業の準備も直前にし、机の上にはたくさん難題が積み上がっています。でも、「難題って何だい?」なんて開き直っています。この年になると、授業の準備をあまり早くやってしまうと、当日までに忘れてしまうことが多いのです。寂しい現実かもしれません。てなことで、今朝はこれからビジネススクールのクラスの準備で忙しくなりそうです。
1周年の朝、私はあることを思い出しました。それは私が松下電器を辞め、北海道に戻ってきたときにしてもらったある占いです。そこには、「家族に恵まれ、子どもに囲まれ、友人と楽しく生活できる。仕事は、書くことが合っている」というような内容が書かれていました。今考えると、これって当たり始めたのかもしれません。2度目の結婚で子どももできて、そして、仕事とは言わないまでも、ブログを書き始めたのですから。
ラッセル・マローンの演奏があまりにも心地よ過ぎて、このブログを書くのに20分が経過してしまいました。そろそろ子どもを幼稚園に送って行く時間です。1周年の朝。久しぶりに心静かな時間を過ごさせてもらいました。1年間みなさんありがとうございました。

芸術家

私は子どものときから工作を作ったり、絵を描いたり、字を書いたりするのは苦手でした。しかし、私の家系の中で、おやじの芸術的なセンスを引き継いだのが、一人だけいます。それは私の妹の娘、佐竹真紀です。豊頃出身で、三条高校から北海道教育大学の芸術学部に進み、同大学の修士課程を修了し、現在は札幌の芸術の森で働いています。
その彼女から、先日、うれしいメールが入りました。彼女のビデオ作品「インターバル」が東京ビデオフェスティバル2006で優秀賞30作品のうちのひとつに選ばれたというのです。このフェスティバルは日本ビクター(株)が主催する国際的なビデオ映像の祭典で、今年で28回目になります。今年は、世界35の国と地域から2,291 作品(国内910作品、海外1,381作品)が寄せられたそうです。
本フェスティバルのサイト(http://www.jvc-victor.co.jp/tvf/)をチエックすると、優秀賞30の作品の半数は、アメリカ、イギリス、フランス、中国、韓国、台湾といった海外の作品でした。興味がある方もない方もぜひこのサイトで佐竹真紀の作品を見てください。写真とビデオを融合した不思議な作品です。2月18日には、「優秀作品賞」の中から「ビデオ大賞」「日本ビクター大賞」(各1作品)が選出されます。
実はもう一人、家系の中に芸術的な才能がありそうなのがいます。それは私の長男の一樹です。5歳にして、段ボールやペットボトルなど身の回りの物を使い、毎日一作品を完成させています。30年後はどんな偉大な芸術家(?)になるか楽しみです。何? 私は生きてないだろう? 確かに、そうかもしれませんね。

オリンピック

女子ボブスレー選手、桧野真奈美さん(元ステップ2D)のトリノ五輪代表が内定しました! やったー、おめでとー、がんばってー、メダルもトリノー、・・・。なんていろいろな声援が飛んでいます。その桧野さんが今夜8時ごろジョイに顔を出してくれました。
今回はアジア枠での五輪出場となり、日本女子としては初の快挙です。桧野さんの競技は2人乗り。そして桧野さんは重要な役目のパイロットです。オランダ人コーチとの英語での会話のため、ジョイに通っていました。きっともうコミュニケーションもバッチリと思いきや、それがそれが大変そうです。私に言わせると、桧野さんにも問題があるのでしょうが、そのオランダ人コーチの英語力もクエッションマークかもしれません。
私がボブスレーのことを初めて知ったのは、32年前、小樽商科大学での「財務管理」の授業までさかのぼります。非常勤講師として札幌商科大学から坂井種次(現在、札幌学院大学教授)という若い先生が来ていました。この先生は、授業よりもボブスレーの話になると、とにかく熱が入るのです。理由は、なんとインスブルク五輪にボブスレーの選手兼監督として参加していたのでした。
実は、坂井先生とは今もつき合わせてもらっています。久しぶりに電話を入れると、ジョイのメールニュースで桧野さんの五輪出場のことを知っていて、とても喜んでいました。積もる話がありすぎて、結局、今週の土曜日に札幌で会うことになりました。
そうそう、桧野さんがジョイの生徒として初のオリンピック選手だと思ったら、もう一人いたのでした。それは長野五輪にカーリングで出場した瀬口選手です。いずれにせよ、桧野さん、本当におめでたいことです。なお、A館・B館カウンターに「募金箱」を設置しました。みなさんご協力よろしくお願いします。集まったお金は、1月30日(月)午後8時20分ジャスト、桧野さん本人に渡すことになっています。この日授業のある生徒のみなさんは、バッキーホールに集合してください! 授業のない方ももちろんOKです。みなさんで声援を送りたいと思います。

世界の中の日本

午前中、帯広大谷短期大学の授業を担当してきました。これは北方圏センター帯広国際センターの高橋幹夫館長(元帯広市長)が担当する「国際交流論」の一環の授業で、そのゲスト講師として招かれたものです。
テーマは「世界の中の日本」。それを90分で話すというのですから、正直、何を話していいか分かりませんでした。いろいろと考えた末、私にとって世界との初めての接点になったヨーロッパ一人旅の話をすることにしました。それは私が大学4年生、21歳のときにした3ヶ月、1日5,000円の貧乏旅行でした。
まず、ヨーロッパの地図に私が回った12ヶ国に番号を付けた用紙を渡し、その国名を学生に書いてもらいました。案の定、なかなか国名が分かりません。当時の私も同じでした。旅行して初めてそれぞれの国の位置が頭に入りました。こんなものなのですね。
最初の国となったフランスから最後のイギリスまで、それぞれエピソードをひとつずつ紹介させてもらいました。資料となったのは、当時つけていた日記です。生まれて始めた書いたその日記はカビ臭く、32年という年月を感じさせました。また、旅行中に撮ったカラー写真はもうセピア色になりつつあります。
でも、久しぶりに日記を読んで、「社会に出る前に度胸をつけたい!」という目標に向かい必死で旅行していた自分を発見することが出来ました。イタリアで騙されたこと、スペインで警察にお世話になったこと、全てが今やセピア色の思い出です。ユーミンの「あの日にかえりたい」が心の奥底に流れ始めたときに、90分の持ち時間が終了しました。こんな機会もいいものです。高橋さんに感謝。でも、「世界の中の日本」とは少しかけ離れていたかな? 

カウントダウン

今週の1月20日で、「浦島久の玉手箱」がついに開設1周年を迎えます。正直、こんなに毎日続けることができるとは考えてもいませんでした。高校時代は「現代国語」で常に苦労していましたし、大学時代はレポートを書くのが大の苦手でした。ジョイを始めてからも、今だにフォーマルな文を書くときは凍ってしまいます。
それがこの1年間365日のうち326日も(このまま休むことなく書いたら)ブログを書いた計算になりますから、これはすごいことです。打率で言うと、約9割ということになります。始めた頃は、なかなかスタイルが定まらず、休む日が多かったこと。後半は出張などが入ることが多く、そんな日は書けなかったこと。そんな理由から、この結果になりました。でも、本人としてはほとんど毎日書いていたような気分です。
ブログを続けて思ったのは、やはり読んでくれている人がいるという実感が原動力になるということです。書いてもコメントが入らなかったり、少ない日は、「何のためにこんなことやっているの?」と寂しくなることもありました。ブログは公開日記です。自分のためだけに書くのであれば、ブログでなくてもいいのです。幸い、私のブログには平均3名の方からコメントをもらっています。書いてくれるのは、ほとんどがレギュラーの方ですが、たまにまったく知らない、それも九州や外国から入ったりして驚きました。
ブログを書いての一番の収穫は、「今日は何か書くに値することをやった?」という自問自答するようになったことです。別の言い方をすれば、一日一日をより大事に生きるという姿勢が出てきたように思います。もうひとつの収穫は、書くことで自分の考えなどをまとめることができたことです。そんな意味では、ブログに感謝です。そして、読んでもらっている人、そして時間を割いてコメントを書いてくれている人にも感謝です。1月20日まで、いよいよカウントダウンがスタートしました! フォー!

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