移住フォーラム
午前中、久しぶりに電通の臼井栄三さんと2時間ほどゆっくり話しました。臼井さんはコピーライターとして知られています。ジョイのコピー「飛び出せ、世界へ。英語は翼」はもともと私が作った「飛び出せ世界へ、英語は翼」でした。それに臼井さんが、「せ」と「世」の見た目が似ているということで「、」を入れ、「世界へ」と力強く表現したいということで「。」を加えてくれましたものです。さすがプロは違います。
臼井さんが帯広に来たのは、「北海道移住促進フォーラムin帯広」に参加するためです。せっかくの機会ですし、テーマも興味があったので、私も話を聞かせてもらいました。基調講演は、今や観光カリスマとしてすっかり有名になった北の屋台専務理事の坂本和昭さん。坂本さんとはよく帯広空港で会います。講演のために全国各地に呼ばれているようです。講演は初めて聞きましたが、さすが場慣れしているというか、本格的なものでした。
その後のパネルディスカッションは、臼井さん、砂川帯広市長、点字図書館の後藤くん、「コミュニティアイ」の佐藤尚道、そして私は面識がなかった山下さんという女性の5名がパネリストでした。テーマは「いかに団塊の世代を北海道に移住させるか」。なんと北海道が中心になり、移住促進のためのプロジェクトが進行中のようです。
それぞれのパネリストからいろいろな意見が出されました。しかし、皮肉にも、この日一番拍手喝采を受けたのは、会場の中からコーテイネーターにより指名され意見を言わされた(?)畜大名誉教授の中野先生でした。中野先生の意見は、「やみくもに移住者を受け入れるとその町の魅力が損なわれることがある」というような趣旨の警鐘でした。アメリカの都市の例を出しとても説得力がありました。主催者もこれには一本取られたようです。パネルディスカッションは難しいものですね。