JOY(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー)

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カーリングと英語

数々ある英語関連の雑誌でも、格調高いのが『英語教育』(大修館書店)です。この雑誌の7月号になんとコラムを書くことになりました。タイトルは「カーリングとそのユニーク英語」。カーリングの大ブームがここまで来てしまいました。
ご存知の方も多いと思いますが、カーリングの発祥の地はスコットランドと言われています。そして、現在のメッカはなんと言ってもカナダ。そんなこともあり、カーリングで使われる用語は圧倒的に英語です。もっと正確に言うと、「英語の単語」です。ほとんどが基本的な単語なのですが、どういう訳か、みなさんが知っている意味とは関係ない形で使います。
その代表的なものが、「持ち帰り」を表すtakeout(テイクアウト)。これはもカーリングでは、相手のストーンをはじき出すショットのことです。今回のコラムでは、そんな単語を10選び、解説を加えています。興味がある方は、ぜひ読んでみてください。
ところで、この『英語教育』ですが、私にとっては今回が2回目の執筆となります。初めて書いたのは1995年ですから、かれこれ10年以上前です。それは『英語教育』9月増刊号の「特集 戦後50年の英語教育とその周辺事情」というすごいものでした。そこに寄稿した18名のほとんどが大学教授。私は全国の英会話学校経営者の代表(?)として依頼を受け、「学校外の英語教育現場ー大衆化する外国語学習」というタイトルで書かせてもらいました。
興味深かったのは私が選ばれた理由です。「大手の英会話学校からひとつを選ぶとなると問題が起こるが、北海道の片田舎のジョイならそれを回避できるだろう」ということでした。こんなことで特をすることもあるのです。今回もそれに近いケースかもしれません。英語教師でカーリングを実際にやっている人は、あまりいないと思います。なにせ私のカーリング歴は25年です! 「人のやらないことをやる」。これからもこれで行きたいと思います。

『英語YAROO』

みなさんは『英語YAROO』(技術評論社)という雑誌を知っていますか? これは正確には、「雑誌」ではなく「ムック」、つまり『雑誌(Magazine)』+『本(bOOK)』=『ムック(MOOK)』です。ムックは見た目も雑誌と書籍の中間のようなイメージがあります。1つの特集テーマに対して編集されるのが一般的で、月刊誌のように翌月になると姿を消すのではなく、長い期間店頭に置かれるのが特徴です。
この『英語YAROO』に「注目の著者に訊く」という4ページのコーナーがあります。これまでマーク・ピーターセンさん(明治大学教授)や加藤恭子さん(財団法人地域社会研究所理事)が登場しているのですが、そのコーナーに私が出ることになりました! 注目の本とは、もちろん『1分間英語で自分のことを話してみる』(中経出版)です。
昨日の午後、東京から編集担当者が帯広入りして、インタビュー(1時間半)、写真撮影(バッキーホールと「英語の壁」の前)、そして「ニュース英語5」の授業を見学して行きました。
これまで全国誌からの取材と言えば、NHK『やさしいビジネス英語』テキスト、ステューデント・タイムズ、『現代英語教育』ぐらいのものです。実はこの編集担当者の方は『やさしいビジネス英語』に出た私のインタビュー記事を読み、以前から私に興味を持っていてくれたようです。嬉しいことです。
『英語YAROO』Vol. 4の発売は6月下旬になります。ところで、この『英語YAROO』は別名『英語野郎』、もちろん「英語やろう」というダジャレからきたネーミングなのでしょう。何か私好みの路線のようです。

『1分間英語で自分のことを話してみる』

午前中、4月24日に全国発売される『1分間英語で自分のことを話してみる』(中経出版)が届きました! 楽しみは何んといっても表紙。どんなデザインになったのか見てみると、そこには女性、しかも現代的な女性のイラストが。クライドと私のイメージとはほど遠い、「なんで?」と言われそうな表紙です。
『1分間英語で自分のことを話してみる』は私にとって15冊目の著書になります。前作はジョイの25周年の年に出版したのですから、なんと3年ぶりの著書ということになります。この間、子どもたちのエネルギーに私の「元気」を、新しい家の建設に「時間」と「お金」を、そして日々のペーパーワークに「創造性」を吸い取られてしまっていました。ですから、この本は長いトンネルを抜けて久しぶりにできた傑作です。
しかし、最終校閲の無理がたたり左目を痛めてしまい、今も不自由な生活が続いています。そんなこともあり、これまでのもの以上に思い入れのある1冊になりました。「これで売れなければ、どうしてくれる?」と叫びたい、そんな心境です。
出版社からの報告によると、予約販売が好調とのことです。そして、東京のある雑誌社が『1分間英語で自分のことを話してみる』に注目し、インタビューの依頼もきています。何か売れそうな予感がしてきました。ぜひ、近くの書店で手に取って見てください。でも、Don’t judge a book by its cover.ですよ。
『1分間英語で自分について話してみる』発売記念セミナー
 新刊『1分間英語で自分について話してみる』(中経出版)の発売を記念してセミナーを開催します。このセミナーを受けると、あなたの英語が確実に変化するはずです。ショートスピーチを使った勉強法を紹介します。
テーマ:自分についてもっと英語で話すための3つのヒント
日時:4月26日(水)7:00-8:00PM
講師:浦島久(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー学院長)
会場:ジョイA館101(公園北側の建物です)
会費:無料
対象:初級者および中級者
定員:先着30名
申し込み:ジョイのカウンターで申込用紙に記入、またはメール、電話にてお名前、連絡先、クラス名(または一般)をお知らせください。電話:0155-33-0198 メール:joynews@joyworld.com

歴史は作られた! 文法の日

2006年4月9日は日本の英語教育にとって歴史的な日になりました。そして、その歴史は帯広で作られ、松崎博先生のセミナーに参加した約80名のみなさんが生き証人になったのです。10年後、文法の日を日本全国で祝い、様々な英文法セミナーが開かれているかもしれません。その可能性は50%以上と私は考えています。
記念すべき1回目の文法の日のゲスト講師として来てくれた松崎先生、本当にご苦労様でした。メールが先ほど届きました。発信時間は午後8時27分。月曜日は休みということで、その時間近くまで寝ていたそうです。それだけ疲れたのでしょう。90分のセミナー2つ、そして我が子に対する手品の個人教授、ありがとうございました。ところで、今回わかったのですが、松崎さんの手品はかなり本格的なものでした!
久しぶりに文法に的を絞ったセミナーを聞きましたが、私も1冊英文法の本を書きたくなりました。ただ、その切り口がまだわかりません。文法の日を制定した「文法大臣」として、そのうち画期的な本を出したいと思います。
ところで昨日のセミナーでとても驚いたことがありました。実は近所に住むNさんが参加していたのです。しかも、午前中の初級クラスではなく午後からの中級クラスに申し込んでいるではありませんか。実はNさんは元高校の科学の先生で、英語ができるとは夢にも思いませんでした。ところが、松崎先生の質問に見事に答えていたのです。これにはビックリ。世の中、文法が嫌いという人だけではなく、文法大好き人間もいるのかもしれません。
いろいろな発見があった文法の日。来年のゲストはあの人です。私は心の中でもう決めています。来年も文法の日に会いましょう。そのうちジョイ本山でのセミナーを受けに、全国各地から英語の巡礼者が集まってくるかもしれません。夢がある企画だと思いませんか?

全国放送

いよいよNHKの全国放送に出ます! と言っても、残念ながら私ではなく、私の姪(妹の娘)で映像作品を発表している佐竹真紀(札幌在住、元ジョイ生)です。
番組の名前は「デジタル・スタジアム」。彼女の作品『インターバル』が、映画『Always〜三丁目の夕日』で日本アカデミー賞を総なめにした山崎貴監督の目に留まりました! 今回は、「何かしら映像的な”発明”を感じさせる作品を選びました』ということで、山崎監督セレクトの国内外4作品のうちの1つとして紹介されます。
これに先立ち、東京から取材陣が彼女のふるさと(私のふるさとでもあります!)、豊頃町に入りました。作品の作り方だけでなく、撮影の場所になった茂岩小学校などもビデオに収めて行ったそうです。しかも、私の妹夫婦もインタビューされたそうですが、果たしてそれがテレビにでるか? 楽しみにしていたのにその部分はカットということが、この世界ではよくあります。
問題は、放映の時間帯です。「BS2」本放送 毎週土曜 24:30〜25:10 再放送 毎週日曜 10:00〜10:40、「BShi」 本放送 毎週土曜 22:00〜22:40 再放送 毎週金曜 15:00〜15:40 です。見るとしたら今週土曜日の深夜まで起きていなければなりません。正直、私には無理です。そうなるとビデオに撮るしかありません。
写真とビデオを融合した彼女の作品はとてもユニークで、一見の価値があります。ぜひ見てやって下さい! 彼女によると、うまく話すことができなかったそうです。私と同じで話下手なのかもしれません。

新学期

4月3日。いよいよ29回目の新学期のスタートです。そして、今日も雪。これには参りました。でも、確か開校1年目の年にもこんなことがあったと記憶しています。今年は冬に雪が少なく、春が早いと勝手に思っていたのがそもそも間違いでした。しかも、私は自宅の庭で雪割りをして春に備えていたのですから。雪が降るわけです。
英会話学校を経営して1年で一番忙しいのは、新学期が始まってからの1週間です。新入生がバタバタしているのは仕方ないとして、在校生も新しい教室が分からなかったり、時間割を間違って覚えていたりで、ジョイはまるで歩行者天国。そんなイメージでしたが、今日は生徒が落ち着いていました。むかしと違い担任の先生がきちんと準備しているからなのでしょう。私が子どものクラスを運営した頃には、2つのクラスが同じ時間帯に1つの教室に集まってしまった、なんてことはよくありました。
実は20年ぶりに小学生のクラスを担当するところでした。でも、他の非常勤スタッフのみなさんの協力でそれをなんとか回避することができ、正直ホッとしています。授業参観などをして分かるのですが、元気がいい子どもたちと同じテンションで1時間の授業をするだけの体力は、今の私にはありません。うちの先生たちは本当によくがんばっています。
数時間前にB館を設計した水野氏から「祝18年」のお祝いメールが届きました。B館ができて丸17年がたったそうです。完成したときは、夢の校舎ができたという喜びと、同時にローンを返さなくてはならないという義務感で複雑な気持ちでした。朝から夜まで授業して、空いた時間に翻訳の仕事を入れてよく働きました。あの頃のことを考えると、私はぬるま湯につかってしまったのかもしれません。
新学期。毎年こうして新たな気持ちで出発ができるというのは、この仕事のメリットかもしれません。7時から私も「ニュース英語4」のクラスです。いい授業をやってきます!

目曜日

昨日は、疲れた目を一日休めることに決めました。目曜日、いや目養日でした。朝から自宅入院ということで、とにかく仕事はしないで、パソコンもメールのチェックのみ。妻も協力してくれ、子どもたちを連れ出してくれました。おかげで夕方5時半まで一人静かに、のんびり過ごすことができました。
今年からジョイも土曜日の朝にも子どもクラスを始めました。そんなことで、10時頃オフイスに顔を出すと、授業がないスタッフも新学期の準備のため続々と集まってきました。まるでウィークデイそのもの。「このまま仕事をしょうか?」なんて一瞬考えましたが、「病室に戻ります」とスタッフに言いながら家に戻りました!
11時頃、近くの白樺温泉(と言っても銭湯です。でも、ここの温泉はとにかくいい泉質なんです)に歩いて行くことに。iPodで好きな音楽(シャッフルにすると、神山純一、ヨーロピアン・ジャズ・トリオ、小沼ようすけ、などが次々と出てきます)を聞きながら、20分も歩くと白樺温泉です。途中は風がかなり冷たかったのですが、帰りは温まった体にはとても心地よく最高でした。
家でランチを作り、好きなCDを大音量で聞きながら食べました。そして、お腹が満たされたら人間は眠たくなります。そのまま寝室に行き、これまた静かな環境音楽を聞きながら昼寝。5時に妻からの電話で起こされるまで、寝ていました。夕食後は、機関車トーマスの大ファンの広樹くんと「トーマスかるた」。なんと3歳の広樹はただ動き回る元気な子どもだと思っていましたが、教えもしないのにひらがなを26も覚えていてビックリ。これはトーマスマジックですね。
子どもたちが寝静まってからは、ジャズのCDを中心に3枚(ヨス・バン・ビースト・トリオ、ポール・デスモンド、ジョアン・ジルベルト)をセレクト。じっくり目を閉じて聴きました。音楽は仕事をしながら「聞く」ことばかりなのですが、たまには「聴く」のもいいものです。こうして私の目曜日は終わりました。いい目養日になったことは言うまでもありません。

文法は大事だよー

学生時代から英文法だけは少し自信があった私ですが、これまでの人生で何度かドキッとしたことがあります。その中でも最大級のものが京都に住むある高校生からの指摘でした。
それは忘れもしない2002年4月。私にとっては華々しい全国へのデビューになるはずの瞬間でした。それまで英会話の本は何冊も出版していたのですが、NHKラジオ「英語リスニング入門」のテキストに「英会話のお決まり表現」というタイトルで毎月2ページの連載をすることになったのです。さすがNHKともなると緊張感はまるで違いました。なにせラジオの英会話番組のテキストは、販売される桁が違います。何度も何度も原稿を入念にチェックして東京に送りました。
ところが、4月号が発売されてすぐにNHKに届いたというハガキが転送されてきました。そこには、「先生は記事の中で、I’m sorry to be late.という表現を使っていますが、私の高校の先生はI’m sorry I’m late.と言うと教えてくれました。どちらが正しいのでしょうか?」。私は長い間、「授業に遅れてきたときは、I’m sorry to be late.と言ってください」などと教えてきました。正直、このハガキを受け取ったとき、「まさか?」と心の中で叫びました。なにせこの記事を書くにあたってネイティブの先生にも確認していたからです。
ところが、もう一度ネイティブに確認すると、「確かにI’m sorry I’m late.の方が一般的だね!」なんて平然と言い出したのです。つまり「I’m sorry to be late.は文法的には正しいが、会話ではあまり使わない」という例です。そのとき私はドキッを通り越して、目から火が飛び出しました。「これで英語教師としてのキャリアも終わり?」なんて考えました。なにせ全国に発信した最初の記事でミスを犯してしまったからです。NHKにお詫びの電話を入れ、京都の高校生には丁重な手紙と私の著書を1冊送らせてもらいました。
いよいよ文法の日の特別セミナーが4月9日(日)に開かれます。文法の大切さを考えるいい一日にしたいものです。最近うちの子どもたちの歌声が「よーく考えよう。文法は大事だよー」に聞こえるようになりました。目だけでなく耳も悪くなったようです。
* 一時は自信を失った私ですが、「英会話のお決まり表現」を番組が終わるまでの3年間連載させてもらいまました。その後は一度もハガキは届きませんでした。ホッ!
        ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
     文法の日制定記念 第1回英文法セミナー「なるほど! 英文法Q&A」
 コミュニケーション重視の風潮の中で、みなさんは英文法を軽視していませんか? 実は英語が話せるようになるためには、やはり最低限の英文法を理解することが大事なのです。英文法の大切さを再認識してもらうために、ジョイは全国に先駆け「文法の日」を制定しました。この運動を帯広から日本中に広めていきたいと考えています。記念すべき第1回セミナーには、数々の著作で有名な松崎博先生を東京
からお迎えします。みなさんぜひご参加ください。
日時:4月9日(日)10:30AM〜12:00、または1:30〜3:00PM
   (レベルによって時間が違います。下記プログラム欄をご覧ください)
会場:ジョイ・イングリッシュ・アカデミーA館
   (帯広市西17条南5丁目11-14)
講師:松崎博(まつざき・ひろし)/アメリカンハウス代表、武蔵野大学講師。著
書は49冊! ブログ「Listen&Repeat英語大学」が人気急上昇中。アルク「1000
時間ヒアリングマラソン」元講師。英語EXPOに講師として4回参加。セミナーと同
じタイトルの簡単英文法書『なるほど!英文法Q&A』(語研)は文法嫌いのバイブ
ル(?)と言われている。
プログラム:どちらかお選びください
 A.初級講座(ベーシック〜ステップ2、英検3級程度)10:30AM〜12:00
 B.中級講座(ステップ3・4、英検2級程度)1:30〜3:00PM
 *それ以上の方は、今回は対象外になります。ご了承ください。
参加費:ジョイ生徒1,000円(ジョイ・クーポン使えます)、一般1,200円
定員:A・B各30名
申し込み:必ず事前にお申し込みください。このメールの下部に申込みフォーム
   がついています。必要事項を入力し、このアドレスまでご返信ください。
   追って担当者から確認メールを送信します。電話(0155-33-0198)、
   Fax(0155-36-7930)、またはカウンターでも申し込みできます。
  ※参加費用は事前にジョイまで持参いただくか、当日受付にてお支払いくだ
   さい。

授業評価

今年も小樽商科大学大学院ビジネススクールから分厚い封筒が届きました。昨年も経験した受講生による授業評価です。ドキドキしながら封筒を開けると冊子「平成17年度授業評価アンケート集計結果と分析」が入っていました。ブログを読んでいる方は知っていると思いますが、昨年は授業を担当した講師19名中ダントツで第1位の評価を頂きました。さて、今年は?
今回開講された科目は全部で34。緊張しながら、私の担当科目「ビジネス英語の実践」を見て行くと、11項目のチエックポイント中なんと5点満点はゼロ。昨年は半分以上が5点を獲得したのに残念な結果でした。さらに詳しく見て行くと、各項目での昨年と比べると全体的に評価が落ちています。次に他の講師のものと比較してみるとさらに詳しいことが分かりました。
総合的な判断が出来るという点で特に注目できるのが、「推薦」(この授業を推薦できるか?)と「満足度」です。私はどちらも4.75でした。他の講師を見ると、両方の項目で5点満点を取っている講師がいるではありませんか。そして、もう一人「満足度」で5点を取った講師がいました。この方は一流企業の部長さんで、毎回東京から札幌に来ているようです。今回はそんなことで、34人中で私は「推薦」で2位、「満足度」で3位という結果に終わりました。項目別でトップだったのは「ディスカッション」だけ、「話し方」「教材」「授業」の3項目は2位でした。
今回のクラスは受講者数が前回の7名から12名に増え、しかも英語力のレベルにかなり差がありました(ジョイで言えば、ステップ2から5までが一緒のクラスに入っているような感じ)。そんなことから、私にとっては大きなチャレンジでした。ただ救われたのは、受講者のコメントの中に「受講者のレベルが違う中でうまく授業が運営されていた」というのを見つけたことです。分かってくれる人は分かってくれるのですね。
10月から始まる今年のクラスでは全て5点満点を目指して頑張ります。もちろん「黒板」「e-learning」は別です。なにせ私の授業はハンドアウトが中心でほとんど黒板を使いません。そして、e-learningは能力的に使えません。今回は、「黒板」4.00(平均4.21)、「e-learning」は「不使用』でした。

フェアウエル

昨夜は学期末パーティーでした。ジョイ・プライズを受賞した小学生の吉永さん(英検2級合格)から75歳の篠河さん(準2級合格)まで、40名を越える老若男女が会場のバッキーホールに集まりました。
学期末パーティーの恒例は、ジョイを去る外国人講師の日本語によるフェアウエル・スピーチです。「エッ、こんなに日本語を内緒で勉強していたの?」と驚かされることがあったり、「3年もいたのに、それだけ?」と落胆したりすることがります。でも、毎回共通しているのは、ユーモアです。初めて聞く外国人講師の日本語に会場は笑いで溢れます。
今年は昨年3月から勤務してくれたエイミーとクリスがカナダに帰国します。彼らのスピーチはアイデアものでした。中心は2人が好きだった帯広での場所や食べ物の羅列。豚丼のみた村(本当はトンカツ屋)、藤丸、・・・とローカルな場所が次々と登場しました。彼らは27日(月)の10:40発のフライトで離帯します。私も子どもたちを連れ、見送りに行きたいと考えています。
もうひとりジョイを去る先生がいます。水上有美子先生です。彼女は子どもの頃からジョイの生徒でした。小樽商科大学を卒業後、地元のエフエムラジオ局に入社し、退社を機にジョイで非常勤講師として勤務。持ち前のエネルギッシュで明るい授業で子どもたちの人気者でした。4月からは地元、NHK帯広放送局からなんとテレビに映るそうです! 最初の仕事は天気予報のアナウンスとか。
それぞれの春。また新たな気持ちで頑張りたいものです。

ジョイ・プライズ2005

4歳から社会人まで、ジョイ全体の生徒さんの中からこの一年間で英語に関係のあることで頑張りが顕著だった人を表彰する「ジョイ・プライズ」。今年度の受賞者9名を発表します。
まずは、今年度英検合格者の中からです。
(1)75歳で準2級:篠河玲子さん(個別指導K、プライベート・レッスン)
70歳を超えて2003年度第3回英検に初挑戦し、4級合格。以来着実に力を蓄え3級、準2級とステップアップしてきました。その頑張りが、英検協会発行の雑誌「STEP英語情報3・4月号」で紹介されています。現在2級を目指し勉強中です。
(2)高校2年生で準1級:佐藤みちるさん(ニュース英語5)
過去に高校1年生で準1級に合格したジョイ生がいましたが、高校2年生での準1級合格者は久しぶりです。現在は高校在学中に1級を獲得すべく、精鋭の集う「ニュース英語5」で奮闘中。
(3)小学6年生で2級:吉永菜美香さん(中学英会話コース、個別英語コース)
2001年4月、小学2年生でジョイに通い始めた菜美香ちゃん。4年生で準2級に合格後もコツコツと勉強を続け、念願の2級に合格。2級ともなると日本語力も必要となる中、本当によく頑張りました。
世界に羽ばたき、活躍したみなさんです。
(4)ボブスレーでオリンピック出場:桧野真奈美さん(元ステップ2D)
先日のジョイでの報告会では、なかなか聞けない選手の生の声を聞かせてもらい、オリンピックが身近に感じられました。最後には「ボブスレーと英語をもっと頑張ってバンクーバーに行きます!」と、力強く宣言してくれました!
(5)スウェーデンのアイスホテルで客室を製作:宗形夏月さん(ステップ3F)
冬期限定の村・然別湖コタン製作ベテランスタッフの宗形さん。2006年のスウィートルームデザインコンペに見事通過、製作のため約2週間、世界各地からやってきたスタッフ達と寝食を共に。
最後は、英語を武器に名門大学に合格したみなさんです。
(6)国際基督教大学合格:佐藤双葉さん(ステップ4D)
英語系の私立大学としては上智大学と並ぶ憧れの一流大学。それが国際基督教大学(通称:ICU)。ここに入ったら英語はできて当たり前、と言われています。でも、受験ぎりぎりまでジョイを続けてきた佐藤さんならきっと大丈夫でしょう!
(7)早稲田大学合格:竹川智之(個別英語コース)
3年間ジョイの柏葉高校前校で頑張りました。商学部ということで、将来はお父さん(公認会計士)の後を継ぐのかな? とにかく英語ができて世界に羽ばたける会計士を目指してください。
(8)東京外国語大学合格:長屋千晶(個別英語コース)
お姉さんに続いて東京外語大への進学です。専攻はインドに対する興味からヒンディ語とか。確かお姉さんはモンゴル語? ユニークな姉妹です。
(9)北海道大学医学部合格:三浦隆洋(プレイベート・レッスン)
7年半、ジョイに通ってくれました。医学部では何の専門になるのでしょうか? 個人的には、眼科がいいと思います。
以上9名です。3月24日(金)の学期末パーティー会場で記念品を授与します。おめでとー。

スロー・ダウン

すでに気がついている方も多いと思いますが、このブログの更新が最近少なくなりました。これには訳があります。実は、左目を痛めてしまい、片目で打ち込むのが大変なのです。
直接の原因は、3月10日に10時間あまりかけ4月に出る本の校閲をやったことです。ブログにも書きましたが、とにかく今回は1日しか余裕がなく、しかもいいものを出したいという気持ちが強く、それはそれは丁寧に校閲しました。最後には、目を開けていられない状態でした。次の日、左目の画像が歪むにに気がつきました。そして、今は左目の一部が黒くなり、その部分が見えません。
先週から何度か眼科に行き、検査を受けているのですが、今日、厚生病院の検査でその原因が特定されました。私は「網膜剥離」だと考えていたのですが、それは「黄斑変性症」か「高度近視に伴う脈絡膜新生血管」(?)とのことでした。札幌でレザー治療もできるそうですが、まだ回復例は少ないそうです。そんなことからしばらく薬を飲みながら様子を見るということになりました。まあ、左右の視力が違うのでとても疲れます。でも、生活にはそれほど支障はありません。
本を1冊仕上げるということは、体を犠牲にしなければならないほど大変なことです。毎回、そう思います。今回のように目がこんな状態になるとは、考えてもいませんでしたが。それまでにして出す『1分間英語で自分のことを話してみる』(このタイトルは長い!)ですから、なんとかベストセラーにしたいものです! みなさんの協力をよろしくお願いします。
そんな訳でこのブログは、目が回復するまで、しばらくスロー・ダウンしようと思います。自分としては、とても残念ですが。これは神様からのメッセージかもしれませんね。

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