JOY(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー)

お問い合わせ・お申し込み

自主研修ハンドブック

『がんばろう!イングリッシュ・ティーチャーズ』というすごいタイトルの本が出ます。「英語教師としての力量を高めたい」ということから作られた教員のための自主研修ハンドブックです。基本的な考え方の解説、多数の実例、さらに文献やウェブなどのリソースも収録されています。「英語力」と「授業力」を高める必携の書です。
この本の編著者は、田邉祐司(専修大学文学部英語英米文学科教授)、松畑熙一(中国学園大学・中国短期大学学長)、服部孝彦(米国ケンタ大妻女子大学社会情報学部教授、同大学院社会情報研究科教授)、坂本万里(神奈川県立総合教育センター主幹兼研修指導主事兼指導主事)、チャールズ・ブラウン(明治学院大学文学部教授)の5人。
そして、この5人の他に執筆者がなんと20人もいます。実は私もその中のひとりで、第Ⅲ章「実践報告 — がんばっている イングリッシュ・ティーチャーズ 学ぶ心の再生のために」の体験談18として、「会話力アップのための自主研修モデル」というタイトルで書かせてもらいました。執筆者は、全国の小学・中学・高校・大学の先生と指導主事ばかりで、なんと民間の英語学校からは私一人でした。こんな機会を与えてくれた服部孝彦先生には感謝です。
発売元の三省堂のホームページによると、発売は4月10日、価格は2,100円(消費税込み)とのこと。この金額で元気をもらえたら、安いものです。そう思いませんか? それにしてもこれだけの数の先生がこのプロジェクトに参加したのですから、編集作業は大変だったに違いありませんね。みなさんごくろうさまでした!

30歳の誕生日

30年前の今日ジョイは開校しました。当時の新聞広告にも「英語教室3月20日オープン」と書いてあります。今日の昼はスタッフと、夜は社会人生徒とのパーティーがあり、人生における贈物をもらったような楽しい一日でした。贈物と言えば、スタッフからiPodにつける「木のスピーカー」をもらってしまいました。これが最高! 私のミュージックライフがまた広がりそうです。
パーティー会場となったバッキーホールには、私の本をプロデュースしてくれている出版企画会社「タイムアンドスペース」の斉藤社長、全外協、「遠音」、教え子などから花が届きました。のりこ先生が書いた「ジョイ30周年おめでとう」のプログレッシブな習字。カルロス先生が描いてくれた私の似顔絵。リニューアルされたバッキーホールはお祝いムードがいっぱいです。
なんと言っても今日のハイライトは、六花亭の16,000円のケーキでした。集まった約60名の参加者も大満足。30歳を迎えた生徒3人、ジョイの2人の先生、そして私の6人でケーキのローソクに火をつけ、消させてもらいました。今日の誕生日のことは一生忘れないでしょう!
それにしても嬉しかったのは、集まった人たちの笑顔です。2時間大声で笑い、話し、写真をとる姿を見て、私もとてもハッピーでした。いい生徒、いいスタッフに恵まれ30周年という記念すべき年を迎えることができたのはとてもラッキーです。
30周年の感謝を込め、わかな町内会に10万円寄付させてもらいました。地域のみなさんの理解がなければ、ジョイを続けてくることができなかったと思います。感謝、感謝、感謝、そして感謝の一日でした。

はじめの一歩

今朝、隣接する帯広わかば幼稚園で卒園式がありました。ここの英語教育をジョイが担当していることもあり、卒園式には毎年お祝いの電報を送っています。でも、今年はそれだけではありませんでした。私の長男、一樹がここを巣立ったのです!
生まれて初めて幼稚園の卒園式に参加させてもらいました。卒業式と言えば、どんな卒業式も感動的なのでしょうが、幼稚園は格別です。なにせ、2年前の入園式で我が息子は体育館全体に響くような大声で「ママ、オシッツコ!」、これには参りました。そして教室で担任の先生の話を聞きながら「先生、さっきも同じことを言った!」。こんなに親に恥ずかしい思いをさせていた子供が、卒園式ではそれなりに目立たない(?)子供になったのですから。
今日の卒園式で目頭が熱くなったのは、卒園児が父兄に向かって叫ぶように歌った「はじめの一歩」という歌を聞いたときでした。
  はじめの一歩
小さな鳥が 歌っている
ぼくらに朝が訪れたよと
昨日とは違う朝日が上る
川の流れも輝いている
はじめの一歩 明日に一歩
今日から何もかもが新しい
はじめの一歩 明日に一歩
勇気を持って 大きく一歩
歩き出せ
信じることを 忘れちゃいけない
必ず朝は訪れるから
ぼくらの夢をなくしちゃいけない
きっといつかはかなうはずだよ
はじめの一歩 明日に一歩
今日から何もかもが新しい
はじめの一歩 明日に一歩
生まれ変わって 大きく一歩
歩き出せ
この歌は、どういう訳か「あと最低20年間はがんばって、勇気を持って前向きに生きてくれよ、おやじ!」、そんなメッセージに聞こえてしまいました。なにせ私の場合、まだ下に4歳の子供がいます。
明日、ジョイは30歳の誕生日を迎えます。新しい時代に向け、小さくてもいいから一歩を歩み出したいと考えています。明日のパーティーはおおいに楽しみましょう。

文法の日ですよ〜

昨年、全国に先駆けジョイで始まった文法の日。今年も4月8日(日)にやってきます。まだ国民の祝日になるという話は残念ながら出ていません。でも、2年目の今年は帯広の他、札幌、東京(2ヶ所)、西東京、千葉、福岡でセミナーが企画されています。
昨年の記念すべき文法の日のセミナー講師、松崎博先生も約束通り西東京市で特別講座「英文法は結構面白い」を開いてくれます。ウエブには、「文法の日の設立は昨年4月でした。北海道の帯広市で始まり、今年は大手を含み6校に拡大中。英語学習者が見失いかけている英語の伝統的な構造美やその文化を再認識しようと各地でイベントが計画され始めています。やがて国民の休日になる、かもしれません。」とエールを送ってくれました。
なんと言っても圧巻は、東京の渋谷外語学院です。ここでは英語だけでなく、仏語、独語、伊語、韓国語、中国語のセミナーが開かれます。これぞ本当の文法の日ですね。そのうち日本語学校が日本語の文法講座も開催するかもしれません。考えていなかった展開です。
さて、本家のジョイは英文法の真打ちが早くも登場です。元獨協大学教授で現在は阿部一総合英語研究所所長の阿部一先生をゲストに迎えます。あなたも日本の英語教育史の生き証人になってください。申し込みはお早めに!
    「第2回文法の日セミナー」
日時:4月8日(日)10:30AM~12:00PM、および1:30~3:00PM
  (レベルによって時間が違います。下記プログラム欄をご覧ください)
会場:ジョイA館
講師紹介:阿部一(あべ・はじめ)/米国・テンプル大学大学院およびアイオワ州立大学大学院修了。獨協大学外国学部教授を経て2005年4月より阿部一英語総合研究所所長。慶応大学SFC訪問上席研究員。NHKラジオ「基礎英語3」講師(1994~1996年)。著書に『ダイナミック英文法』『基本英単語の意味とイメージ』(研究社)、『8音リスニング』(IBC)、など多数。
プログラム:初級講座か中級講座か、どちらかをお選びください。英語指導者は指導法を知るため両方のプログラムに参加することが可能です。
<初級講座>
時間:10:30AM~12:00PM
対象:ベーシック~ステップ2、英検3級程度
テーマ:「身体でみるみる覚えられるアクション英文法」
  へえ~なるほどそうなんだ。なっとくと思わず使いたくなる技が満載! 
<中級講座>
時間:1:30~3:00PM 
対象:ステップ3・4、英検2級程度
テーマ:「”準” 動詞がわかれば英文法のこころがわかる」
マイクロ英文法のすすめ。いま、英文法はここまでわかりやすくおもしろくなっている!
参加費:事前にジョイまで持参するか、当日受付でお支払いください。
 1講座のみ参加:ジョイ生徒1,000円、一般1,200円
 両方とも参加:ジョイ生徒1,800円、一般2,200円
定員:各講座40名
申し込み:必ず事前にお申し込みください。専用の申込書に記入しカウンターに提出、またはFAXするか、メール、電話にて名前、連絡先、クラス名(または一般)をお知らせください。電話:0155-33-0198、FAX:0155-36-7930 メール:joyadults@joyworld.com

ジョイ・プライズ2006

4歳から社会人まで、ジョイ全体の生徒さんや関係者の中からこの一年間で”英語に関係のあること”で頑張りが顕著だった人を表彰する「ジョイ・プライズ」。今年度の受賞者は現在のところ7名が決定しています!
まずは、今年度英検合格者の中から。(1)山川真幸子さん:英検1級合格! これでジョイに通っている生徒さんの中で1級保持者は3名となりました。それも全て「ニュース英語5」のクラスからです。(2)村木敦子さん:英検準1級合格! 主婦でこの頑張りはスゴイ。息子さん・娘さんもジョイで英語を勉強しています。(3)酒井國夫さん:シニアで英検2級合格! 退職後ジョイに通い始めて3年半目、高校生に混じっての挑戦でした。
つぎは、英語+日本文化で活躍した人から。(4)森山澄子さん:茶道で帯広市民劇場賞を受賞。留学生やJICA研修生、海外からの使節団への伝統文化紹介も続けています。(5)大塚知輝さん:農業研修でオークランド(NZ)滞在中、空手大会に出場。「組み手」と「型(かた)」の両部門で優勝!(6)大橋祐子さん:難関の国家資格「通訳案内士(ガイド)試験」合格! 元ジョイ講師でステップ5でも勉強していました。英検1級保持者で3度目の挑戦でした。
そして、ジョイのファンから。(7)中野修治さん:1993年から約13年もの間にわたりジョイに通ってくれていましたが、今年1月、不慮の事故のために他界。皆勤賞の常連で、イベントも常に申し込み第1号。こんなにイベントに参加してくれる生徒さんはいませんでした。
おめでとうございます。3月20日(火)の学期末&ジョイ30歳記念パーティー会場で表彰式を行います。なお、中野修治さんのお母さんが息子さんに代わりパーティーに参加して頂けることになりました。

バッキーホール

ジョイ30歳の誕生日、3月20日に向け着々といろいろな準備が進んでいます。ジョイB館にある待合室、バッキーホール(先日他界したジョイおじさんこと、ベルギー人のフェルデイナンド・デ・バックさんのニックネーム「バッキー」から取りました)の内装工事が13日から始まります。
建設後15年以上が経過して、あれだけまぶしかったバッキーホールも最近は汚れが目立っていました。この際、思い切って内装工事をすることに決定! 当初はクロスではなく塗り壁も考えたのですが、残念ながら、予算の関係でやはりクロスになりました。
でも、工事を担当する赤坂建設の計らいで、暖炉のある壁だけは塗り壁になることになりました。赤坂建設からの30周年のプレゼントです! 社長の赤坂正さんは、20年前にカナダへ修行に行く前にジョイで英会話を勉強したことがあります。この4月からは社員の方も生徒として来てくれることになりました。
「一緒に30歳の誕生日を祝おう」ということで募集していた30歳の生徒さんも、5名の女性が勇気を出して(?)応募してくれています。そして、六花亭には16,000円もするバースディ・ケーキも予約! 真新しいバッキーホールでのパーティーが今からとても楽しみです。いつになくチケット(1,000円)も売れているとのことですので、売り切れになる前にチケットを買い求めください。

同窓会

仕事柄、ウィークデイにある会合にはなかなか参加できません。しかし、小樽商科大学の同窓会が3日(土)にあるということで、久しぶりに出かけました。会場には16名ほどの同窓生が集合。
30年前は軽く40名は集まっていました。しかも、みんなネクタイ姿だったことを思い出します。今回のメンバーを見るとネクタイ姿は北海道議会議員をやっている小野寺くん(ジョイ卒業生です!)だけ。私はジャケットを着て行きましたが、ほとんどがセーター姿でした。この30年間でずいぶんインフォーマルになったものです。しかも、総会の議事進行も飲み食いしながらということに!
時の流れを感じることがもうひとつ。卒業年度が若い順番に参加者が自己紹介と近況報告をしようということになりました。20代の若者から始まったのですが、途中私は気づいてしまったのです。なんと私が最年長! 54歳にして、こんな経験をするとは思いませんでした。もちろん、私より先輩はいます。ただ、今回は休んだというだけのこと。こんな言い訳をしている自分が少し惨めになります。
私のような人間がこんな年になるのですから、社会全体がインフォーマルになるのは当然かもしれません。それにしても日本は大丈夫なのでしょうか? 心配になってきました。

『English Tree〈2〉』

昨年9月に出版した『English Tree〈1〉—シニアのためのゆっくり英会話1』(マクミラン)の続編『English Tree〈2〉—シニアのためのゆっくり英会話2』がいよいよ3月中旬に全国発売されることになりました。ブック1は中学1年生レベルでしたが、ブック2は中学2年生レベルの文法項目を扱っています。
ブック1はおかげさまで好評のようです。アマゾンのテーマ関連書籍ランキング「50代からの英会話」では、しばらく第1位をキープしています。ちなみに2位は『ちょっと話せる楽しさ シニアの旅行英会話』(中経出版)、そして3位『シニア英英辞典』(旺文社)が続いています。
一般書も含めたランキング「シニア」を調べてみて、驚きました! なんと『English Tree』は今日現在のところ39位にランクインしているじゃありませんか。団塊の世代が大量に定年を迎えるこれからの時代、シニアをターゲットにした本がこれから続々と登場するはずです。『English Tree』の出版は実にタイミングがよかったと思います。なにせまだ教室で使えるシニア向けの英語教科書はこれぐらいしかありません。
先日も東京の丸善本店で『English Tree 1』を書棚に見つけました。マクミランの話では、自習用としてもとても売れているとのことです。私のふるさと豊頃町のハルニレの木の写真が表紙を飾るこの本が全国に広がり、各地で「英語の木」が育っていく! そんなことを考えるだけでも、心がワクワクしてきます。ブック2もよろしくお願いします!

東京出張

23日(金)から25日(土)まで久しぶりに東京に行ってきました。昨年6月以来、目のこともあり東京には出ていませんでした。
23日はジョイが加盟している全外協(全国外国語教育振興協会)の総会に出席。夕方からは全外協主催で大杉正明先生の講演会がありました。会場は300名を越えるファンでビッシリ。そして講演後のサイン会にも長蛇の列が続きました。驚いたのは、若い女性が多いこと。全て終わったのが8時40分。それから大杉先生と六本木へ。
24日は、朝から出版エージェントと打ち合わせがありました。その後、丸善本店へ。松香フォニックスのセミナーが始まる直前に松香洋子先生に挨拶して、そのまま次の打ち合わせに直行。夜は阿部一先生と遠山顕さんと3人で銀座コリドー街にある「十勝屋」(十勝毎日新聞グループ)で会食。午後6時から10時ぐらいまで延々と話し続けました。
25日は、朝10時からオックスフォード大学出版会主催の児童英語セミナーへ。300名の聴衆の95%は女性! その中で、歌ったり踊ったり。54歳のおじさんは、さすがにこれにはついて行けませんでした。会場で外山節子先生、仲田利津子先生と会い、楽しく世間話。ランチは会場で待ち合わせた松崎博先生と評判のラーメン店で食べました。味はいまいちだったかな?
最終便で帯広に戻りましたが、小沼ようすけのCDを聴きながら空港から自宅に戻るドライブはいつものように最高の気分。やはり私には東京よりもなんたって帯広が合っているようです!

ガイド試験

元ジョイの先生で、現在は帯広のJICAで研修コーディネターをしている大橋祐子さんからうれしい知らせがありました。なんとガイド試験に合格したそうです。ガイド試験と言っても、ピンとこない人もいるかもしれません。これは立派な国家試験で、英検1級の上をいくレベルです。
試験は、英語(今年から英検1級がある人は免除とのこと)、地理、歴史、そして一般常識の筆記、そして英語のインタビュー。英語はもちろん、地理や歴史が難しそうです。つまり英語ができるからといって受かる試験ではありません。
これまでジョイの先生としては、過去3人の人が合格しています。うち2人は北海道教育大学と北海道大学で教えている実力者です。
英語の実力は生もの。切磋琢磨しなければ、レベルは落ちて行くものです。常に上を目指して行く大橋さんの姿勢は立派だと思いませんか。「次は何を目指すの?」という私の問いに返ってきた答えは、「とかち検定ですかねえ?」。真の十勝を外国からのお客さんに案内できるレベルの高い人材が、これからは必要になるでしょう。これからも大橋さんに期待しています。

写真家

13日(火)にジョイでフォト&トークを開いた写真家、相原正明さんがブレーク寸前です。富士フォトサロン札幌で彼の写真展「Great Australiaパノラマ風景写真展」を1日スタッフとして手伝ってきました。相原さんとはもう10年ぐらいの付き合いになります。しかし、今回はこれまでとは違うオーラが会場全体に漂っていました。
「前回はアウエイの試合だったが、今回はホームのよう」という相原さんの言葉が表すように、テレビやラジオのマスコミに連日取り上げられ、そして人がギャラリーに押し寄せて来るようでした。そして、アマチアカメラマンにとっては、憧れの存在なのでしょう。一緒に写真を撮りたいという人、サインが欲しいという人、難しい(?)質問をする人、・・・。
相原さんは1年の約半分はオーストラリアで写真を撮っています。ほとんどがバイクで道なき道を進み(道がなければ無理か?)、キャンプをしながらシャッターチャンスを待つというのですから、これはなかなか真似ができません。最近はオーストラリアのタスマニア州政府の依頼で写真展を開いたり、富士フイルムのスポンサーでドイツで写真展を開いたりと、フィールドはまさに地球になりつつあります。
どうして私の周囲の人たちはこんなに有名になって行くのでしょうか? 本当に不思議です。そして、有名人になるその瞬間には、みな同じ雰囲気があります。人が周囲に集まってくるのです! おもしろいですね。写真界のスターに会いたければ、いますぐ富士フォトサロン札幌(北2西4)へ。残念ながら、21日(水)が最終日です。

ジョイおじさん

朝、ベルギーから電話が入りました。不吉な予感が的中。ジョイおじさんこと、フェルデイナンド・デ・バックさんが13日に他界したとの知らせでした。91歳、最後は体重も40キロぐらいになり、穏やかに息を引き取ったそうです。
ジョイおじさんとの出会いは、1975年3月、石川県金沢市にある高岸寺というお寺(民宿)でした。大学を卒業し、大阪の松下電器でのサラリーマン生活が始まる直前、私は最後の自由な旅行を楽しんでいました。金沢の姉妹都市ゲントから来たという彼がここでホームステイをしていたのです。
その日、通訳として同行する予定だった金沢大学の学生さんが都合で来れなくなったということで、私が半日付き合うことになりました。好きな英語を話しながら金沢を観光できるのですから、私にとってはとてもラッキーな一日でした。そして、この偶然が後に私にいくつもの幸運を運んで来たのです。
ジョイを始めた1977年に校舎を設計してくれたのが建築家だったジョイおじさんでした。無名の私が初年度から生徒を集めることができたのは、彼が設計した洋風の建物のおかげです。その後、一度だけ帯広に来たことがあります。そして私は2度彼を訪ねてベルギーに行きました。
ランチョ・エル・パソでの歓迎パーティー、一緒に旅した佐渡、彼の自宅でのピアノコンサート、などなど。思い出がいっぱいです。最後に会ったのは1996年でした。彼の家の前で別れを告げると涙が流れ出して止まりませんでした。「こうして会えるのは最後かも?」と感じていたからです。悲しいね。今日はひとりでお通夜します。

アーカイブ
記事検索

お問い合わせやご相談は

お電話またはメールフォームよりご連絡ください。

0155-33-0198

(平日10:30~12:00、14:00~21:00)

お問い合わせフォーム

各コースのお申し込みは

入会ご希望の方は、本校まで直接お申込みください。

「子供向けコース」の
お申し込み

「社会人向けコース」の
お申し込み

一緒に学ぼう

Follow meJOYの公式SNSチャンネル