弔辞
池田喜子(よしこ)さんのご霊前につつしんでお別れの言葉をささげます。
1月30日、日曜日の夜7時ごろ、ご主人から電話があり、池田さんの訃報に接しました。ご主人からの言葉を受け入れることができず、電話を切った後も、しばらく長い空虚な時間が流れました。
私が経営する英会話学校は今年で28年目の春を迎えようとしています。体の異状をうったえ辞職した平成15年9月まで、池田さんには小学生及び中学生を対象に、精力的に、そして真面目に23年間もの長きに渡り教えて頂きました。つまり私どもの歴史のほとんどを一緒に歩んだことになります。この場を借りて、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
退院後、たくさんのお菓子を私たちのところに届けて頂いたのが、池田さんと会った最後になりました。元気になった姿、そしてあのときの笑顔が今でも私の脳裏に残っています。それゆえ、この現実を信じることができないのです。
これからは、天国で池田さんが好きだった英語を周囲のみなさんに教えてあげてください。私の父も4年前からそちらで暮らしています。ABCも分かりませんが、ぜひ彼にも辛抱強く教えてやってください。そして、ご主人と旅したヨーロッパの国々やエジプトの話をしてやってください。
池田さん、どうぞ安らかにお眠りください。私たちは池田さんのことをいつまでも忘れることはありません。さようなら、そして、ありがとうございました。
平成17年2月2日
ジョイ・イングリッシュ・アカデミー学院長
浦島久
*池田さんは57歳でした。若すぎますよね。