石井彰
石井彰というジャズピアニストを知っていますか? 私が今一番気に入っているピアニストです。彼のトリオに来てもらい、昨日、帯広でライブを開きました。
人との出会いは不思議なものです。彼の存在を知ったのは、1枚のサンプルCDからでした。2年前のこと、北海道教育大学釧路校で私の集中講座を受講していた学生のひとりに、「先生はジャズが好きなのですよね」と差し出されたのです。彼女は市内のCD店でアルバイトをしているとのことでした。そのサンプルCDには、日本のジャズグループが新しくリリースしたアルバムから1曲ずつ収められていました。その中で、私の耳に残った曲がありました。それが「The Rainy Day」という曲で、それを演奏していたのが石井彰トリオだったのです。
東京に行った際に、タワーレコードで石井彰のアルバムを探しました。すると4枚も出ていたのです。「The Rainy Day」が入ったアルバムを1枚だけ買うか? それとも4枚全部を買うか? 迷いました。そして、自分の耳を信じて4枚とも買うことにしたのでした。そして、私の判断は間違いではなかったのです。4枚全てが素晴らしいCDでした。そんな話をウエブサイトに載っていたアドレスにメールを入れると、彼から「ありがとう!」という返事が届きました。
昨年の4月に東京・銀座で開催した浦島甲一写真展に、石井さんは仕事の合間を見つけわざわざ来てくれたのです。そこで彼の人柄に触れ、すっかり私はファンになりました。そんなことから昨日のライブが実現したのです。今年から始まった冬音楽祭のオープニングを飾るライブには、120名のジャズファンが集まりました。私も50枚ほどジョイの生徒を中心に販売させてもらいました。みなさんの協力に感謝します。ライブでは「The Rainy Day」を生で聞くことができ、それはそれは感動ものでした!