今週のカウンターでのあれこれ
ジョイでは年に3回、実用英語技能検定〜通称「英検」〜を受験することができます(準1級と1級を除く)。社会人の生徒も、知識の定着を主な目的として受験する方が毎回数名いらっしゃいます。
今週、ステップ2のKさんが準2級を申し込んでいきました。そのときの会話…
K「問題の中の英語って本当にネイティブの人、使ってんのかな〜?って疑問なんスよ」
私「準2級はゴメン正直わからないけど、2級は “YES” だったよ」
この回答ではKさんの答えになっていないので、そのあと問題集を見てみました。すると…! Kさん、使っていますよ!(全部が全部そうか、となるとコーパスで調べてみなければいけないでしょうが)少なくとも、ジョイで働き始めてネイティブとともに長時間過ごす中で英語力を伸ばすことができた私の経験からは断言できます。
語学を身につけるには、その言語の話されている “場所” に身を置くことだーーとは今はもう言い切れないのでは、と思います。趣味として語学を学ぶ大人も多いでしょうし、みんながみんな国外で長期間過ごすことなんて無理な話で。
それなら日本国内にいてどうやって英語を身につけられるんだ、と。私のケースは元ジョイ副学院長のデイビッド曰く、とても理想的な英語力の身につけ方だと言いますが、そんな環境ではない方の場合ーーそのひとつが、英検や、TOEIC等の英語の試験に挑戦することではないかと思うんです。
繰り返し繰り返し問題を解くことで、単語やイディオムが「顔見知り」な存在になっていきます=インプット。でも、顔見知りでいるだけではダメで、親しくならなきゃいけない。それが、口に出すことだったり、作文してみること=アウトプット。口に出すのは英会話のクラス内だけじゃなく、部屋や車内や、周りに人がいないときに。作文は、SNSや自分の手帳や日記帳に。それを積み重ねていると、あるとき、『This is the one I’ve been longing for!』(この表現を探してたの!)という出会いが訪れます。そしたらすかさずそれをメモ。写メだけではダメです。自分の手で書いてみること。できれば声に出して。そのメモが自分だけのオリジナル辞書になり、自分の表現が増えていくんです。
あとは、実際に英会話シチュエーションで口に出してみる度胸・勇気の問題ですね。昨夜ステップ4のMさんは話してくれました。「海外旅行に行ったけど、思ったほど英語が出てこなかった」と。それは、Mさんが中級から上級への過渡期にあるからだ、と私は思います。なぜかというと、そのくらい(ジョイでいうところのステップ4以上)になると、英語を話していてもその人本来の母国語のクセが如実に現れてくるからです。これは本当に面白いもので、ジョイの日本人講師たちの英語の話し方を見ていても分かります。
なので、Mさん自身が日本語でも “わーっ” と話すタイプの方ではなく、人の話をよく聞いて、ポソッと言葉を発するタイプの穏やかな方なのでそうだったのだと思います。
松本先生のセミナー以降は「What’s your dream?」をテーマに生徒さんたちと会話をしていましたが、最近は英検の申し込み期間だったり学期末であることから、その人その人と英語との関わり方を聞かせてもらうことが多い、B館カウンターです。さて、今夜は誰とどんな話ができるかな…?
*英検申し込みは、本日締め切りです! 受験料を持参してA・B各館カウンターまで。