英会話3行革命のススメ
「もし英語を話せるようになりたいなら、ひとこと英語にサヨナラしよう。3行で話すクセをつけよう」
これは、ジョイが昨年から掲げているスローガンです。質問の答えがひとこと。自発的な発言は単語の羅列。これは初級者なら仕方のないこと。でも、なりたいじゃないですか、中級者に。ネイティブと会話のキャッチボール、したいじゃないですか。
そんな気持ちを救うのが、この一冊。まさにそんな初級者を中級レベルへと引き上げたい!と立ち上がった浦島学院長の記した「英会話3行革命」です。
各ページに書かれている3行を実際に声に出して読んでみると、とても自然です。日本語に置き換えて考えてみても、会話のキャッチボールをする中でこのくらいは一度に話す、そんなボリュームです。
私自身も二十年前は初級者でした。その頃を振り返ってみて確実に言えるのが、定型文が染み付けばあとは応用できる、ということ。初級者はとにかく、短くて分かりやすい文章をひたすらインプットする作業が必要です。そのためにこの一冊は絶好の素材だと思います。声に出して読みながら書き取ってみる。音源に合わせてシャドーイングしてみる。それを繰り返していくことで、このシンプルな文章はきっと頭に入ってくるはずです。ということは、ですよ。ネイティブの発するこれに似た英語も自ずと聴き取れるようになるのです。
ざっと中身を見渡してみるに、これは初級者のみならず中級者、それも伸び悩みの最中にいる方にもお勧めできる、と感じました。中級になるとここに書かれた文章をネイティブが発すれば理解は難しくないでしょう。でもいざ自分が言え、書け、となるとどうでしょうか。「できない…」と言う方、きっと少なくはないのでは。伸び悩んだときには基本に立ち戻ってみる。スポーツ選手もそういう例をよく聞きますね。同じように、パッと見はたやすいと思われるこの本も、もう一度基礎を固め直すにはうってつけの教材になることは間違いないでしょう。
実は私も、この本を使って基礎を見直している中級者の一人です。下がってしまった英語力をもう一度取り戻したい! そう思っていたまさにそのとき、この本がやってきました。目指したい “英語の山” の高さ、目標は人それぞれ。でもどんな千里の道もまずは、この小さな一歩から。この一歩を積み重ねればきっと見える景色がある! さぁ、一緒に踏み出してみませんか?
*学期末イベントのひとつとして、浦島学院長による「英語は最低3行で話そう!」というセミナーを開催します。今の学期の振替として参加することもできるので、ぜひお申し込みください! 詳細はこちら。