英語って、何だろう
…と、思ったことはありませんか? 英語を勉強し続けていて、ふとそう思わせられることがときどきあります。
先月、ここ帯広でスピードスケートのワールドカップが開催されました。国内外からソチオリンピックメダリストも含むかなりの選手が集結とあって、私もわくわくしながらお手伝いさせてもらいました。英語を使う機会にも恵まれ、ジョイのスタッフや生徒のみなさん以外の英語を操る人たちにも出会い、また数人のジョイの生徒の方とも顔を合わせては励まし合い、とても良い緊張感を味わってきました。
ほかにも今年は「世界」を冠する催しが帯広で開催されましたね。”Agricultural Machinery Trade Show” (Aaronikipediaより) です。農機具の規模の大きさ(とお値段)に度肝を抜かれもしましたが、外国人率の高さや自然に英語が飛び交うさま、そして流暢に日本語を使って説明する外国人にも驚かされました。
地方都市に住んでいると、英語を勉強していても使う機会がない。そんな声はすでに過去の話と言ってよさそうです。逆に、いつ何時チャンスが来ても対応できるよう、心と頭の準備が必要な、英語学習者にとっては幸せな時代が到来したようです。
個人的な話ですが東南アジアのある国で現地の方と英語で会話したとき、違和感を覚えました。文法が、どうも私が学んできた日本のものとは違うのです。でもその堂々とした話しっぷりは、それが正しいのだと、意志を伝えるにはそれで何の問題もない、と突き付けられたような感覚でした。
スケートの会場でも、農機具展の会場でも、私たち同様英語が母国語ではない外国人が大勢いました。そういう、非ネイティブ同士が交流するための道具としての英語も、これからは重要になってきそうな気がします。
東京オリンピックの3年前には、道内で冬季スポーツのアジア大会が開催されるそうです。私がこれまで海外で受けたたくさんの親切を、北海道を訪れる外国人にペイフォワードできたらいいな、と、ここへきて再度この錆びかけた英語を何とかしようと重い腰を上げました。みなさん、今からなら充分時間がありますよ! 一緒に3年後を目標に頑張ってみませんか? 3年後と限らずともいつ英語を口から出す機会が来てもいいように、英語という脂肪を蓄えるのです。脂肪とは英語で “fat”。でもこの場合、Fun, Active, Tryの頭文字だと思ってください。楽しんで、積極的に、やってみること。これなしに語学はモノにはならない。と、複数の外国語を学んでみてつくづく感じます。