新学期スタート
また新しい学期がスタートしました。半年後、1年後、2年後のアルファベット・クラブの子ども達がどんな成長を見せてくれるのか、今から楽しみです。
先日、3月に中学を卒業し、今月から高校生になる生徒が挨拶に来てくれました。彼らとは小学校1年生からのおつきあい。流行のCMソングをメドレーで歌ってくれたT君、ドラエモンの絵を毎回描いて持って来てくれたR君、クラスが終わったら子犬のようにコロコロじゃれて遊んでいた子ども達が、私の背をとうに超し、立派な挨拶ができるほど大人になっていて、感無量です。私から彼らに伝えたいのは、「これからもいっぱい英語を楽しんで、学んで、使って欲しい」ということ。
英語はコミュニケーションの道具です。料理をするには、最低包丁や鍋などの道具が必要です。 音楽の演奏には楽器もいるでしょう。 スポーツをするにもやはり道具がいります。泳ぐのだって最低海水パンツくらいは必要です。その点、英語はいつでもどこでも頭の中から持ち運び、取り出し自由な道具です。しかも重量ゼロ。電気も使わず、タダ。ほぼ世界共通で、使いようによってはかなりの数の人との意思疎通が可能です。
私が学生時代を過ごした頃(かなり昔。でも「蝶々」を「てふてふ」と読んではいなかった)に比べ、英語を使う機会は格段に増えています。英語はある一部の人が学問として学ぶものではなくなりました。生活の中で、仕事の中で使うものになりました。アメリカの会社から今フィリピンに派遣されて働いている私の息子を見ても、多くの日本企業のフィールドはもはや世界なのだと痛感します。 アメリカ 、ヨーロッパやアジアの会社がインターネットの下支えのもと、国籍を越えて「出来る人」「やる気のある人」が手を組む構造にかわりつつあるようです。今年卒業する子ども達は、たとえ地元の企業に就職、あるいは農業を継いだとしても、数年後には間接的、直接的にグローバルな流れに放り込まれる可能性大です。その時、必ずや役に立つ道具だよ。みんな!英語使わないとサビちゃうよ!Keep studying! そして、Keep using! 老婆心ながら、そんなエールを送る春です。