Oh, snap!
インターン生として約4週間ジョイで過ごしたレイチェル。今日がいよいよ最終日となりました。さきほどスタッフでランチパーティーをしてきたところです。
本人は謙遜するのですが(日本人的!)レイチェルの日本語はなかなかのもので、日本語での意思疎通がかなりできます。それに触発されたのか、SamとKyleの日本語学習熱も高まったようで。今日はランチパーティーのため日本語レッスンをお休みする、と言うので、それでは…と「ランチの間は日本語ね」と提案してみました。3人ともとても頑張りました!
さて、私事ですがK-POPが好きです。KとはKoreaの “K”。つまり韓国のポップスです。いくつかあるお気に入りのグループのひとつを、偶然にもレイチェルも好きだというのです。しかも「音楽が良いから好き」と言い、韓国のラップ音楽も聴くというのですから驚きました。そこでカラオケに誘ったのですが、そこでさらに驚かされるのです。
それは、日本語の発音。
非常に滑らかで、かつハッキリしている。本人を見ずに画面を見て聴いていると、あまり外国人が歌っているように聞こえないのです。
そこで聞いてみました。どうやって覚えたのか、と。すると、とにかく聴いて聴いて聴きまくったそう。
一方のSam。彼の場合は空いている時間を見つけると、とにかくコツコツ日本語学習。ひとり静かに机に向かったり、私が誰かと日本語で会話しているのを聴き取ってみたり。疑問に感じたことはすかさずその場で質問します。そして、すぐ使ってみます。もちろん間違えます。でも、そこで正しい表現を教わってメモメモ。同じ間違いを繰り返すことだってありますが、恐れません。今やタクシーの予約も自分でできるほどです。来日してまだたったの4ヶ月目でこれです。恐るべし!
そしてKyleと先日2人きりで話していたとき、とても印象的なことを彼女が言いました。
「日本語を勉強し始めてから、以前より日本という国がわかるようになってきた」
それを聞いて私は、茅野先生の言葉を思い出しました。
「英語を学ぶということは、その国の文化を学ぶということ」
そうなのです。ただ単に言葉を勉強する、ということではないのですよね。例えば、登山中にお手洗いに行きたくなった場合「花を摘みに行く」という隠語があります。モンゴルでは「馬を見に行く」。まさに言い得て妙。ただの言葉じゃなくその背景や、歴史や、ものの考え方…少しでもそんなところに触れられたら、語学学習はもっと味わい深いものになっていくもの。
「彼らは、若いから」。それで片付けようとすればできるでしょう。けれど、彼らの外国語上達の理由はそれだけではないと思います。
自分に合った学習方法を見つけること。プラス、とにかく実践! これが語学上達の秘訣だと感じます。楽しく言葉に触れることが、きっといちばんの効果をもたらすはずです。
そんな私は、K-POPや韓国人アーティストのTwitterで韓国語を学んでいます。独学マイペースでのんびりですが、これがとても楽しいです! いつかどこかで本人たちに遭遇したら「Oh, snap!」と言って深呼吸してから、韓国語で話をしてみたいです。そんな一見無謀とも思える野望が、語学学習の大きなモチベーションになったりするのです。
「Oh, snap!」これは私がレイチェルから教わった表現です。どういう意味か? それは、疑問に感じたみなさんが直接ネイティブスピーカーに尋ねてみてくださいね!
今夜7:15PMからのETが、彼女にとってラストになります。そのあと10:00PM頃からバッキーホールでレイチェルによる日本語のお別れスピーチがあります。お時間の都合のつく方、ぜひいらしてください。