イベント・レポート【英語教育スペシャルセミナー】3/19
黙祷から幕を明けたこの日のセミナー。そこから、希望と勇気がみなぎるエンディングへと導いた田尻悟郎先生は、さすがでした。
英語教育も、人間教育もできる人であれ。
人のため地域のために貢献できる人材をつくるための英語の授業。そのためには教師自身が自分の時間をうまく使うこと。教員同士としか話のできない人にはならないよう、自分の時間を大切に。家族と過ごす時間、異業種に携わる人との時間、趣味の時間。そういった、学校の外のことと接する時間を持てるように。
そんな話から本題の「効果的な音読とは」へと移っていきました。英語は音読しないと上手にならない。楽しくやれなきゃ上達しない。では、楽しくやれるようには? そしてやらせるだけじゃなく、心がけなくてはならないこと。例えば、早口が苦手な生徒や口を動かすのが苦手な生徒には別の方法で見てあげる。「自分と戦いなさい。先生は応援してるから」と生徒に伝えること。
参加した約70名の先生たちの胸に、確実に響いたことでしょう。
また、『枕草子』を例に挙げ、和訳が日本語の美しさを体験するために必要だ、という田尻先生の言葉には個人的に拍手!でした。
この日の受付で、参加費は東北地方太平洋沖地震への義援金とさせていただいてもよろしいですか? とお尋ねしたところ、みなさん快諾してくださいました。この場で再度お礼申し上げます。ありがとうございました。
2011.03.22 22:16