年の瀬
Long time no see! クリスマス・パーティー真っ最中の今、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
アッ!というまに今年も年末です。みなさんの2010年はどんな年だったでしょうか。
私の2010年は…そうですね。このエントリーを書くときいちばん最初に思い出したのは、去年の今頃なにをしていたか、ということでした。
多くのみなさんがご存知のように、昨年末から年明けはモンゴルで過ごしていました。仕事納めの翌日、12月23日にソウルへ飛び一泊。翌日ウランバートルに入り、25日に、元JICA研修員でジョイのパーティーに来てくれたバットさんと再会。「帰国してからは英語を使う機会がなくて忘れちゃって…」と謙遜するバットさんでしたが、まるでそんなことはありませんでした。彼の車は、トヨタ。そしてBGMはなんとユーミン!
翌26日早朝、私のモンゴル語の先生(日本人)の隊に合流し一路、北へ。MITSUBISHIの車でまる一日、雪が貼り付いた枯れ野原を駆け、その日の目的地ムルンに到着したのは深夜でした。
そこはどこかモダンさの漂う町で、ホテル内の洒落たレストランでスキンシップが濃いめのカップルやグループを横目に夕食。近所のスーパーで東欧製のチョコレートや韓国製のラーメンなどを買い込み、就寝。
翌日また朝早くにムルンを出発し、いよいよ度のハイライト。トナカイ遊牧民に出会うため、タイガと呼ばれる針葉樹林の森を目指します。
途中、私が溜息混じりに「ここにしばらく滞在したい」とまで口にした場所があります。それは、恐らく標高三千メートル相当と思われる山並みを望む、山麓の町でした。
県境に位置するその町で、パスポートチェックを受けます。そのため隊は小休止。先生とドライバーさんが国境警備事務所で手続きをしている間、とても私は車でじっと待ってなどいられず、カメラをダウンジャケットの中に潜めて表に飛び出しました。
異国を旅して思うのはやはり、言葉を学ぶこと以前に、理解してほしいから伝えたい・理解したい、と思う「気持ち」が何より大切…ということです。それは普段の英語学習においてもまったく同じで、その気持ちにどう火が点くかで、実践英語になるか/ただの知識で終わるか、の分かれ道になるのでは、と思います。
面白い時間をシェアしました。先日、ETに参加したあとのEさんとカウンターで話し込んでしまいました(日本語で)。テーマは「旅」。お互い、旅で大切だと思うことが同じだったのです。英語うんぬん抜きで話は盛り上がったのですが、英語がなければEさんとの出会いには恵まれなかったかもしれません。こういう刺激があるたびに(シャレではありません)、英語と長くつきあってきて良かった、と思うのです。
これは、タイガの麓のホームスティ先で見た2010年の初日の出です。白い空に静かに昇る太陽がとても印象的でした。
みなさんの2011年が、JOY多き年になりますように。