日本で暮らす、ある外国人の話
暑いですね! ようやく十勝にも夏がやって来ました。暑気払いにこんな景色はいかが?
同僚の一人と先日交わした会話です。
「今日の晩ごはん、何?」(私たちスタッフはジョイで夕食を摂ります)
「サラダとごはんとミートボールと…(以下省略)」
「米? パンじゃなくて?」
「うん。パンより米が好き」
「え〜。じゃあ肉は?」
「うーん、肉も好きだけど魚のほうが好きかなぁ」
「お刺身とか?」
「うん。日本食が好き!」
「えー。…あなた本当に北米人?(笑)」
確かに、この人のお弁当はいつ見ても日本人に近い…というか、テレビや映画で見る西洋人の食事や、私が今までに見てきた歴代のジョイの外国人スタッフが食べていた夕食とは明らかに違います。あまりに日本語のダジャレが上手かったスコットのことを誰かが「カナダ人の皮を被った日本人」と称していたように、この人はそれに近い域に達しているのかもしれません。ま、ダジャレに関してはまだまだですけどね(笑)。今日みたいに暑い日には、この人のジョークは涼しく(寒く)してくれるので大いに歓迎です。
(こんな具合に↓)
この話は、また別の同僚との会話。
「日本の生活には慣れたよ。ホームシックも一切ナシ。But I only miss two things.」
「What are they?」
「Microbrewery beer and Mexican food!(この後それらがいかに素晴らしいかの叙述が続く)」
「同じこと、そういえばPaulもBradenも言ってたね」
「メキシカンならなんとかしてあげられても、ビールは私飲まないしなぁ…」
日本のビールが嫌いなわけではない、けれど、あの味に近いビールがなかなか見つからない、とのこと。嗜好品で妥協することは、”チリも積もれば” 的にフラストレーション溜まるのではないかと私は思うのですが。仮に私が外国で暮らし始めたとしたら、きっと日本製のチョコレートと餡(あんこ)モノが恋しくなるんだろうな…。どなたかビールに詳しい方、この人と話してください。(誰なのかは当ててみてくださいね♪)
彼ら3人や今までの外国人スタッフがホームシックにならなかったり、なったとしても乗り切ってこられたのは、それを凌ぐ “something fun” があったからなんじゃないか、と思います。毎日毎日たくさんの生徒たちに会って、笑顔と元気をもらって(餌付けされたり・笑)、会話をして…ときには週末を一緒に過ごしたり…そういうことが彼らの異国暮らしをよりハッピーなものにしてくれているのかな、と私なりに感じるのです。