テングザル
コタキナバルから2時間ほど西に向かった所に、野生のテングザルを観察できるリバークルーズがあると聞き、デイビッドと行ってきました。午後4時くらいからボートに乗りガラマ川をゆっくり進みます。川沿いのアブラヤシ、ココナツのヤシの木やらマングローブを目をこらしてサル探し。船頭さんとガイドさんが素早くテングザルの影を見つけて岸辺に船を付けます。いました!
ちょっとピンボケですみません。
この写真をたまたま金曜日のE1-1のSクンが見て、「あ、テングザルだ!」
「え?なんで分かったの?」
「う〜ん、色とか、形とか、、、」
びっくりです。ちなみに、彼はラフレシアの写真をみて、
「ラフレシアだね。これはにおいで昆虫を呼び寄せて、中に取り込んでたべちゃうんだよ」とクラスメートに説明してました。
びっくり!
ちなみに彼は小2です。もちろんボルネオに行った事はない(はず)なのに、なんという物知り!
こっちは後日コタキナバルの動物園で撮った写真。
かわいいでしょう?
テングザルが食べれるのは決まった種類の木の、しかも新芽だけなのだそうです。
ところが、アブラヤシ(パームツリー)のプランテーションが半ば国策でどんどん広がっているので、彼らの生息地もオランウータンと同じく危機的な状況になります。
ジャングルが少なくなる、ということは、そこで暮らす動植物も減っていく、ということに他なりません。
ここで考えなければならないのは、そのパームオイルを輸入し植物油、マーガリン、洗剤、とガンガン消費しているのは我々日本人なのです。ヤシの木洗剤は地球にやさしいかも知れないけれど、ボルネオで暮らすサルたちにはちっとも優しくありません。
リバークルーズの最後は、川辺の木に集まって、まるでクリスマスツリーのライトみたいにきらきら光るホテルの大群でした。
おまけです。