15年ぶりの再会!アイリーン先生
15年前アルファベット・クラブが初めてスタートしたとき、こどものプログラムを担当してくれたのがアイリーン・ハート先生でした。カナダで保育園などの先生を勤めた経験を生かし、まさに創始期のアルファベット・クラブを支えてくれました。その頃彼女のアイディアで作ったフェルトボード(お話の時にいつも使っている大きな紺色のボードです)や、彼女が子ども達に歌ってくれた歌、Bird Songなどは定番アイテムです。実は、どの教室にも張ってある曜日のカードやお天気、季節のオポスターなどはアイリーン先生がジョイに勤めていた時に作ってくれたものです。「ま〜懐かしい。あなたたち、よく後生大事に使っていたものね〜」と驚かれました。
実は、当初50歳という年齢や、全く日本に済んだ経験も無く日本語を話せない、などに不安を覚えつつ彼女を迎えた私たちでしたが、持ち前のおおらかさと人なつこさで、アイリーン先生はあっという間に子ども達の人気者になりました。当時、十勝管内20歳そこそこの若いAET(外国人の英語教師)ばかりだった中、かえって50歳という年齢が彼女をユニークな存在にひきたてました。初めての外国生活で不安を感じている若いAETたちにとっては、彼女はお母さんの様な存在でした。私たちスタッフも、子どもをどうとらえるか、どう楽しませるか、教師自身もどう楽しむか、という幼児教育に関わるものとしての基礎は彼女から学びました。彼女なしに今のアルファベット・クラブは無かったといっても過言ではありません。
今回は名寄の教会にピンチヒッターとして2ヶ月滞在中、週末バスで駆けつけてくれました。我が家にも一泊して行ってもらい、夜中までいろんな話に花が咲きました。3日間の短い訪問でしたが、人気者だった彼女らしく、たくさんの友人達に会う事ができたようです。
また機会があったら、ぜひ子ども達と遊んでもらいたいものです。そんな日を楽しみにしています。