ピーター・フランクル第2弾
「21世紀に羽ばたくための学習法」というのが演題でした。
ピーターさんは、数えきれないくらいの言語をはなせることで有名ですが、流暢に話せるものだけでも11カ国語だそうです!今回の講演ももちろんきれいな日本語でした。彼の語彙の豊かさ(特に4文字熟語は日本人でも難しい漢字をスラスラ書いてびっくり!)、表現の鋭さには驚かされました。
そのピーターさんが言うには、日本人が英語を上達できない理由がいくつかあるそうです。まず、耳にいたかったのは、母国語である日本語がヘタであるということ。語彙が貧しすぎる。それと、言葉を駆使して自己表現する機会が少なすぎる、ということ。実際今回も少し早めに学校についたので、教室をのぞいてみたところ、先生はが一方的に講義し、生徒はひたすらじっとノートを取る、というパターン。デイベートもなければ、ディスカッションもない、だまっていれば時間が過ぎる、という典型的な授業風景でした、とのこと。
意見を言えない、上手に説明が母国語でもできない状況で、ましてや英語で理論展開など、まず無理です。
う〜ん、さすがいいこと言うなぁ、学校の先生達聞いてほしいなぁ、と思って先生席を見ると、半分以上の先生が居眠りしておりました。これには本当にがっかりしました。
ま、とにかく結論は、異文化で育った人たちとのコミュニケーションが不可欠になる21世紀に、必要なときにしっかり自分の意見を言える、相手の意見を聞ける、というのはもう身につけておくべき「基本能力」である、とのこと。
アルファベット・クラブの子ども達、希望はあなた達です!英語同様、日本語も磨こうね!
2005.09.30 21:32