松香洋子先生のお話から
6月2日、松香洋子先生の講演がありました。帯広は13年ぶり。でも英語教育への熱い思いは13年前とぜんぜん変わらず、それどころか、パワーアップしたようにもかんじられました。(納豆、わかめ、人参パワーか???)この日、バッキーホールには小、中学校の先生、英語教育関係者、ジョイの生徒の親御さん、たくさんの方が足を運んでくださいました。(*この日参加された方で、講演を聴いてなにかご感想がありましたら、ぜひキャンベルにお知らせください。)
英語を使って流暢にコミュニケーションをはかるようになるには、約2000時間学習することが、必要なのだそうです。もちろん学校での英語教育だけでは追いつきません。家庭やジョイのような英語教室などで小さい頃から大量のinput(取り入れ)が大きな違いになるのだそうです。しかも、当然ですがそれは正しい英語でなくてはならない、との指摘です。英語は、基本的には単語と文法の組み合わせなのですが、実際使われている英語はもっと複雑で、慣用句などそのまま覚えてしまわなければならないものがほとんどです。単語だけいくら覚えてもその単語に連動する単語を組み合わせなければ、いわゆる『英語を母国語とする人たちの英語』には近づけないからです。だから、センテンスを歌やチャンツでまるまんま覚えられる子どものうちに、正しい英語をinputすることを、松香洋子先生は勧めています。
例えば、appleという単語一つでは何も意味をなしません。The apple. An apple. Two apples, please. I like apples. Do you want some apples?という形になって初めて意味をなします。
12歳までに、簡単な会話で外国の人と遊んだり、短いカードくらいなら書けること。
15歳までに、日常的なトピックで自分の意見が言えて、相手に質問ができる。
手紙やメールのやり取りができる。海外で自立した行動ができる。
そんな若者を育てたい。というのが、松香洋子先生の願いです。
そんな子ども達が大人になって、グローバルな観点からよその国の人たちと、しっかり相互理解ができるようになると、日本も本当にかわるかもしれませんよね。千里の道も一歩から。アルファベット・クラブも2000時間達成にむけて、歩みを続けます。