桜の開花と地球温暖化
あちらこちらで桜の開花が報告される時期になりました。今年の桜はやや遅くなりそうですが、こんなことからも私たちの環境の変化が見て取れるようです。
実は2年前から北海道環境保存推進委員を受けていて、先日、十勝支庁で情報交換会がありました。年に2,3回研修会があるのですが、今回は「地球温暖化」についての話し合いでした。この100年で帯広の平均気温がなんと2度も上昇している、というのです。これによって、桜の開花が15日も早くなり、楓の紅葉は9日間遅くなっているそうです。真冬日も少なくなって、冬の長い十勝人には一見ありがたいことのように思えますが、その影響で例えば小麦などの作物の栽培ができなくなったり、取れていた魚が取れなくなる、などの影響も考えられます。極端にいうと、北海道が東北気候化しているのだそうです。今後は寒暖の差が大きくなり、それによって集中豪雨なども増えることが予想される、といいます。
もちろんこれは地球規模の問題で、個人の力で即解決とはいかないでしょうが、アイドリングをストップしたり、テレビを1時間減らしたり、ポットやジャーの保温を止めるなど、小さな努力でも塵も積もれば大きな力。子ども達が大人になった時、今のような環境を残してあげられるかどうかは、私たち大人の意識にかかっているようです。英語とは全然関係のない話を書いてしまいました。あしからず。
2005.04.09 16:49