中学教科書
2006年度春から中学校で使われる教科書の検定結果が公表されました。歴史の教科書が国民の注目の的ですが、私が個人的に興味があるのは、もちろん英語。これからの英語教育の方向性を理解する上でも重要だからです。
英語はやはりこれまでの会話重視から基本を充実させる、という流れが出てきました。具体的には、文法を分かりやすく整理したり、基礎基本に立ち返えった教科書が多かったと新聞各紙はコメントしています。これは、コミュニケーションという言葉が一人歩きした割には、生徒の英語力が伸びていないことに対する反省からなのでしょう。だからと言って、話したり書いたりする発信型の英語教育を軽視して欲しくないものです。
朝日新聞を購読している人は道内版で読んだかもしれませんが、私のおやじ(浦島甲一)がなんと中学3年生の英語の教科書に載ることになりました! アキという学生がする「将来の夢」というスピーチの中で、「私は浦島甲一さんのような写真家になりたい。浦島さんは・・・。」という形で4ページにわたり登場します。ハルニレの木が3枚、十勝野の風景が3枚、計6枚の作品がカラーで、カメラを肩から下げた在りし日のおやじの姿も白黒写真で紹介されるというのですから、これは家宝ものです。
私がいくらがんばっても、英語の教科書に載るのは100%ありえないと思います。でも、Thank you.ぐらいしか知らなかったおやじがこうして取り上げられるのですから、人生は何が起こるか分かりません。これからは英語界でもおやじの方が有名になるのかな?