JOY(ジョイ・イングリッシュ・アカデミー)

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閉店セール

あるものを求め、立ち寄った文房具店でした。いつもはいないその店の奥さんが、レジカウンターに疲れた顔で座っていました。ふと後ろの壁を見ると「閉店セール 全商品50%OFF 」のポスターが。それを見ても、何ら特別な感情が起こらないのは、よくあるいつもの「閉店セール」だと思ったからかもしれません。
「実は今月で店を閉めるの」という奥さんの力ない言葉に私は驚きました。なにせこの店とは、ジョイを始めたときからの付き合いだったからです。と言っても、最近は安さに惑わされて本州の業者から買うことも多くなっていました。100円ショップの台頭もきっと経営を圧迫する原因だったに違いありません。でも、今回の廃業の直接の原因は、ご主人が脳梗塞で倒れたということでした。
70年も続いた店を閉めるというのは、きっと言葉では表わせないぐらい無念なことだと思います。その悔しさが奥さんの顔から読み取れました。こんなとき乗じて何かを買うのは非情なのか、それとも買った方が喜んでもらえるのか? 少し迷いました。でも、少しでも商品をお金に変えた方がその店にとってはいいのだろうと考え、ラックをいくつか買わせてもらいました。
どんな仕事にも最後の日は来るものです。永遠に続く企業などこの世には存在しません。電器店を経営していた私のおやじは、私が家業を継ぐ意志がないことを知ると、60歳そこそこで店を譲ってしまいました。そのときの気持ちはいったいどうだったのだろうか? ジョイに戻る車の中、バックミラーに映る私はいつになく真剣な表情だったに違いありません。

百円ショップ

恥ずかしながら100円ショップに行ってきた。もしかしたら誰か知り合いに会うのではないか、とドキドキしながら三条高校の前にあるショップに入る。
目当てのものは4月から始める「英文直解・音読コース」の資料を入れるホルダー。あまりの大きさに店員さんをつかまえ、それを売っている場所を聞く。すると「あちらです」と反対側の壁を指す。行ってみると、あることあること。へたな文房具屋よりも品揃えがすごい。数ある中から、気に入ったホルダーを買うことに。
ついでに店内を見て驚く。なんでも売っているではないか。中にはジャズのCDが100円。なんで100円で売れるの? 食べ物まで売っている。この国は本当に信じられない。そのうちこの店のコーナーで「100円英会話クラス」なんてものが始まるのでは? なんて考えながら歩いていると、あったあった「100円英会話の本」が。なんで本が100円で作れるの? 著者は印税をもらっているの?
都会では、15分ワンコイン(500円)の英会話レッスンが登場したらしい。昼休みを利用して、ランチの後、コーヒーショップに行く感覚で英会話のレッスンを受けるのだろう。時代は変わる。そして、その時代について行けない自分をまた発見した今日の100円ショップへの旅だった。

横山美里

ジョイの卒業生には、2人のピアニストがいます。横山美里(横浜在住)と市川純子(ニューヨーク在住)さんです。これまで十勝から東京芸大のピアノ科に合格したのはこの2人しかいないというのですから、これはジョイの誇りと言っていいでしょう。その横山さんのピアノコンサートが今日、帯広のレインボーホールで開かれました。300名ほど入るホールにはほぼ満員の人たちが集まりました。
横山さんは、小学校の低学年から高校3年生までジョイに通っていました。たぶんジョイのドアの2枚ぐらいは彼女からの月謝で払われた計算になるかもしれません。彼女には、小さなときからヤング・オール・イングリッシュ・デイなどのイベントでよく演奏してもらいました。そして、ロンドンの王立音楽アカデミーを卒業した際、帯広での卒業記念コンサートをジョイ主催でやらせてもらいました。その後の活躍は衆知のことだと思います。これまで2枚のCDアルバムをリリース。コンサートだけではなく、日本フイルとの共演なども記憶に新しいことです。
久しぶりに彼女のコンサートを聞いてきました。実は、私はクラッシックは苦手です。クラッシックのコンサートは数えるほどしか行っていませんが、その半分はたぶん彼女のコンサートだったと思います。実は今日こそ寝ないぞ、と決めていたのですが、前半はやられてしまいました。後半は「展覧会の絵」。かなり激しい楽曲だったので、なんとか2つのまぶたが仲良くならずにすみました。彼女のプレイを見て驚いたのは、とても力強くなったということでした。そのためか、鍵盤をならした後の静けさとのコントラストがやけに印象的でした。
公演後、「1枚目のCDを買ってからあなたの大ファンです」と、会場で買った2枚目のCDにサインを求める中年の男性。その横には、奥さん(なんと元ジョイの生徒)がニコニコと寄り添っていました。時の流れ、そして教え子の成長を目の当たりにして、なぜか私まで幸せ気分の一日でした。

石井彰

石井彰というジャズピアニストを知っていますか? 私が今一番気に入っているピアニストです。彼のトリオに来てもらい、昨日、帯広でライブを開きました。
人との出会いは不思議なものです。彼の存在を知ったのは、1枚のサンプルCDからでした。2年前のこと、北海道教育大学釧路校で私の集中講座を受講していた学生のひとりに、「先生はジャズが好きなのですよね」と差し出されたのです。彼女は市内のCD店でアルバイトをしているとのことでした。そのサンプルCDには、日本のジャズグループが新しくリリースしたアルバムから1曲ずつ収められていました。その中で、私の耳に残った曲がありました。それが「The Rainy Day」という曲で、それを演奏していたのが石井彰トリオだったのです。
東京に行った際に、タワーレコードで石井彰のアルバムを探しました。すると4枚も出ていたのです。「The Rainy Day」が入ったアルバムを1枚だけ買うか? それとも4枚全部を買うか? 迷いました。そして、自分の耳を信じて4枚とも買うことにしたのでした。そして、私の判断は間違いではなかったのです。4枚全てが素晴らしいCDでした。そんな話をウエブサイトに載っていたアドレスにメールを入れると、彼から「ありがとう!」という返事が届きました。
昨年の4月に東京・銀座で開催した浦島甲一写真展に、石井さんは仕事の合間を見つけわざわざ来てくれたのです。そこで彼の人柄に触れ、すっかり私はファンになりました。そんなことから昨日のライブが実現したのです。今年から始まった冬音楽祭のオープニングを飾るライブには、120名のジャズファンが集まりました。私も50枚ほどジョイの生徒を中心に販売させてもらいました。みなさんの協力に感謝します。ライブでは「The Rainy Day」を生で聞くことができ、それはそれは感動ものでした!

英検に挑戦

TOEICに押され気味とはいえ、学生の間では英検はいまだ人気が高いようです。最近では、2級に合格すれば入学できるというアメリカの大学も出てきました。将来、英検がTOEFLの代わりに使われるようにでもなれば、人気が再び高まることになるかもしれません。
英検のクラスを教えていていつも疑問に思うのは、最初の問題に出てくる単語です。本当にこんな単語使うの? こんなの覚えなくてのいいのでは? なんて正直思ってしまいます。事実、これでやる気をなくす受験者も多いのではないでしょうか。そんな人は、英検問題集のリーディングのセクションから始めることをお勧めします。各問題は内容もしっかりしていて、解答したあとは音読のいい教材になります。
学生のみなさんだけでなく社会人の方々にも、ぜひ英検にチャレンジしてもらいたいものです。こんなことを書くと、まるで英検の営業マンみたいなんて言われそうですが、実は、今の私があるのは英検のおかげなんです。ご存じの方も多いと思いますが、私は大学では英語教育を専攻していません。もちろん教職の免許もなければ、海外留学の経験もありません。そんな私がジョイを始めた28年前、この仕事を続ける上でも絶対欲しかった資格が英検1級でした。
ジョイを始めたその年の春は、一次試験で不合格。そして、秋の試験でやっと一次試験に合格しました。二次試験の結果は、年末に届きました。祈るように見たはがきには「合格」の二文字が光っていました。その後、私の人生は変わりました! 今の自分を変えたければ、英検を受けてみるのもいいかもしれませんよ。

ニュース英語

もう15年以上も「ニュース英語」(当初は「時事英語」)というクラスを担当しています。特に水曜日のクラスには、ジョイの精鋭と言われる生徒が6名来ています。そのうち2人は昨年英検1級に合格しました。そんなことで、私にとっても水曜日は大変な日で、午前中はほとんどこのクラスの準備をしています。
今日のトピックは、あの小さな体で日本人初のNBAデビューを果たしたタブセ・ユウタ。珍しくスポーツ記事、しかも野球や相撲ではなくバスケットボールというのはクラス始まって以来のことでした。半期22クラスのうち一番多いのはやはり経済記事(私の好み?)ですが、政治、教育、環境なども一般的です。そして、音楽、スポーツ、農業、科学に関する話題も、半期に1回ぐらいは選ぼうと努力しています。特に農業は、日本の食糧基地、十勝を意識してのことです。
ところで、私がいつも苦労するのはどの分野だと思いますか? それは、スポーツ関連の記事で、それぞれのスポーツ特有の表現や専門用語がその主な原因です。今回は学生時代バスケットボールをやっていたデイビットのおかげでなんとか準備をすることができました。
ところで、私はタブセに期待しているひとりです。今はサンズから解雇され、次のチャンスを探している身ですが、がんばって欲しいですね。彼の短い足に親近感を覚えます。

JICA

昨年の10月以来、久しぶりにJICA(国際協力機構)で導入教育の講師をやってきました。今回のグループの構成は、ドミニカ、ガーナ、イラン、ヨルダン、タンザニア、トンガ、そしてフィリピン2名、計8名。リストには9名の名前がありましたが、ニジェール(私は知りませんでしたが、アフリカの中西部にある共和国だそうです)からの参加者は到着が遅れているとのことでした。テーマは「日本人と日本社会」で、90分の講座です。
 
帯広に住んでいて、英語で90分も話すことなどJICAでの講座ぐらいしかありません。しかも、この講座は当然ですが毎回参加者が変わるので、一回一回が真剣勝負です。ですから、私はドアを開けセミナーの会場に入る前には、自分自身に気合いを入れて行きます。今回は、最初からのりがよくて、「やりやすいグループ」という印象を受けました。
いろいろな話をさせてもらったのですが、その中で「日本人は特別な理由もなく外国人にプレゼントをしたりする」という話になりました。これはよくあることで、私も外国人を連れてそば屋に行った際に、湯飲みや日本手ぬぐいをもらったりしたことがあります。そんなことを話しながら、彼らに十勝の絵はがきをプレゼントするとみんな喜んでくれました。
突然、イランからの参加者が席を立ちました。トイレにでも行ったのだろうと考え、本論には入らずジョークで時間を過ごしていたのですが、なかなか戻ってきません。ドアから入ってきた彼は手に、缶詰、ペン、そしてナッツを持ってきました。「イラン人も理由もなくプレゼントをする」のだそうです。
はたしてイランの缶詰はどんな味がするのでしょうか?

冬のハルニレ

豊頃のハルニレの木に行ったことがある人は多いはずです。でも、真冬に行ったことがある人はいるでしょうか? 
昨年7月に大阪での研修会に講師として招かれた際、ある中学の先生と知り合いました。彼女は8月にハルニレの木を見に来たいとのことだったので、友人の田代先生と一緒に案内しました。その後、10月にもひとり大阪からやって来て、秋のハルニレの木と再会したそうです。そして、今回は真冬のハルニレの木を見たいと、3度目の旅になりました。
今回も前回と同じく田代先生に同行してもらい、スノーシューをつけ道なき雪原を歩くこと30分。ハルニレの木にやっとたどり着きました。夕日に照らされたハルニレの木の美しさは感動的でした! 
私のおやじ、浦島甲一は雪景色の中に立つハルニレの木の写真をたくさん残しました。「こんな寒い中で、一瞬のシャッターチャンスを待ちながらこの場所に立っていたんだ・・・・・」なんて、少しだけおやじの心に触れることができた経験でした。

ビジネス英語

昨年から小樽商科大学が始めたビジネススクール(MBA)で「ビジネス英語実践」という講座を担当しています。会場は札幌にあるサテライト校で、2週間に1回、90分の授業を2つ連続でやるという方式です。当初、授業の間が空き過ぎているこの方式は語学の授業には合わないのでは、と考えていました。しかし、実際にやってみるとこれが結構いいのです。
ただし、この方式をうまく機能させるためには、条件がひとつあります。学生側にやる気があるということです。私のクラスの学生は7名とも社会人で、中には私よりも年上の54才という会社員もいます。日常の仕事をしながら、午後6時30分には教室に来なければなりません。授業が終わるのは午後9時45分。それから帰宅、あるいは会社に直行する人もいるようです。授業の後には毎回宿題が出していますが、ほとんどの学生からは1週間以内にメールで送られてきます。
昨日は、初めて英語でディスカッションをやりました。トピックは「小樽商大ビジネススクールの効果的PR法について」でした。用意した1時間を無事終えることができるか心配していましたが、なんとかなりました。次回はいよいよ英語でプレゼンです。

玉手箱オープン!

 超メカ音痴の浦島です。私の両親は豊頃町で電気屋さんを経営していました。と言うことは、私は電気屋の息子なのですが、とにかくメカに弱いのです。いまだに自宅では、女房が電球を代えたり、ビデオ録画をしてくれています。昨日もデジカメの使い方が分からず、スタッフの冷たい視線を感じながら、何度も操作の仕方を聞く自分がみじめでした。
 でも、デイビットの辛抱強い指導のおかげで、メールは使えるようになりました。そして、こうしてなんと「浦島久の玉手箱」を開設することができたのですから、これは快挙です!
 ここでは、私が日頃考えていること、経験したことを中心に書いて行きたいと思います。コメントがあればどしどし送ってください。
 
 

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