農業者博士
十勝毎日新聞そして北海道新聞十勝版に大きく載っていたので、知っている方も多いと思います。箕浦邦雄さん(57)が3月末で岩手大大学院連合農学研究科の博士課程を修了しました! 農業を営みながら研究を続けてきてのこの快挙に、大きな拍手を送りたいと思います。
箕浦さんから帯広畜産大学の修士課程に入りたいと相談を受けたことがあります。当時、箕浦さんはジョイの社会人クラスで英語を勉強していました。私がこの課程に入学したのは16年前。今では一般化した社会人学生のはしりでした。そんなことからアドバイスを求めてきたのでしょう。
高卒だった箕浦さんにとっての最初の難関は、まずは大卒者と同等の学力があると認めてもらうことでした。ラッキーなことに英語はまったく問題がなく、しかも優秀な農業者ということで、見事入学することができました。あれから6年。なんと修士課程だけで満足することなく博士課程まで進んでいたのでした。
ところで、どんなことを研究したか気になるところです。トラクターの運転姿勢(座席の振動解析)などを研究したとか。幼少期から外国製トラクターの英語マニュアルを絵本代わりに楽しんでいた箕浦さんらしいですね。箕浦さんはこの新学期から社会人クラスに復帰しました。もちろんクラスはステップ5です。
2007.04.04 23:48