音楽は最高!
昨日の「小沼ようすけトリオfeaturing TOKU」は本当に感動的なライブでした。中学3年生のときに、おじさんに連れて行かれたジャズコンサートが私にとってはジャズとの遭遇でした。アート・ブレイキー、エルビン・ジョーンズ、そしてアンソニー・ウイリアムス(彼は何らかの理由で帯広に来ることができませんでした)の3大ドラマーの競演で、バックのメンバーはマッコイ・タイナー(ピアノ)、ウエイン・ショーター(サックス)、ベン・タッカー(ベース)! 今考えると、めちゃくちゃすごいメンバーじゃありませんか。
あれから40年。ずいぶんジャズのコンサートを見てきました。途中で眠たくなるコンサート、「時間の無駄では?」なんて一刻も早く会場を後にしたかったコンサート、さらには「CDじゃあんなにうまいのに、この演奏は何?」なんていうものまで。本当にたくさんのコンサートに足を運びました。でも、昨日のコンサートはとにかく最高でした。
小沼ようすけは、前日の帯広の氷祭りで見たアイスキャンドルをテーマに曲を作り披露してくれました。実はTOKUも楽屋でピアノを弾きながら帯広をテーマに曲を作っていました(演奏されませんでしたが)。この気持ちが嬉しいですね。4人のミュージシャンのライブでしたが、とにかく観客が楽しめるように工夫(曲そして演奏形態にバリエーションがよかった!)されていました。
それ以上にメンバーと観客の波動が一体化していたように思います。私が理想とするコンサートは、いい音楽を聞き幸せになり帰り道にその感想などを友達と話しながら家路に着くというものでした。でも、帯広の場合は、会場で買ったCDを車の中で聞きながら家路に着くのでしょう。ところで、CDも300人の入場者に対して73枚も売れたというのですから、驚異です。
私には4人のミュージシャンと一緒に過ごした至福の2日間でした。チケットを買ってくれたジョイの関係者(100枚を越えました!)、本当にありがとうございました。それにしても「冬の音楽祭」は帯広にピッタリの企画だと思いませんか?