文化の日
11月3日は文化の日です。帯広では、この日に帯広市文化賞の授賞式があります。今年の受賞者は、時田則雄さんでした。時田さんは、帯広の郊外で農業を営むかたわら、短歌を読む歌人です。十勝晴れの空のように明るい短歌が特徴で、人気があります。
最近はあまりしませんが、10数年前はよく時田さんの家にお邪魔したものです。きっかけはジョイが出版していた英文雑誌『ノーザン・ライツ』に時田さんを取り上げさせてもらったことでした。短歌を英語に翻訳するのに苦労したことは、今となればいい思い出です。
全国的にも短歌の世界で名前が知られ、歌集もたくさん出して憧れの存在となっている時田先生と、ざっくばらんで、とても気さくな自称「野男」の時田さん。12時30分から開かれた「時田則雄氏の帯広市文化賞受賞を祝う会」での時田さんの謝辞に私は注目しました。
礼服を着て、固い言葉で始まったスピーチでしたが、やはり1分後には時田節に。正直、安心しました。そこにはいつもの時田さんがいたからです。十勝の文化賞にこれ以上ピッタリした人はいないのではないでしょうか? 時田さん、帯広市文化賞受賞おめでとうございました。そして、これからも野男であり続けてください。
2006.11.03 15:26