15名のチャレンジャー
13日の金曜日(ドキッ! 不吉な予感)は、小樽商科大学大学院ビジネススクールで今学期初めての授業「ビジネス英語の実践」がありました。ここでの授業はこれで3回目ということになります。1年目は7名、2年目は12名、そして今年は14名の学生が集まりました。つまり、今年は最初の年の2倍の受講者数ということになります。当然、ひとりずつ自己紹介をしてもらっても時間が2倍かかります。初日から時間配分が大変でした。
学生のバックグランドもさまざまです。学部を卒業してそのまま大学院に入学してきた学生もいれば、大学や高校の先生もいます。そして、今年は初めて中国からの留学生が入ってきました。でも、中心はやはりビジネスパーサンです。
もちろん英語のレベルは今年もかなりの差がありました。ジョイの基準で言えば、ステップ2から6(ジョイには5までしかありません!)まで。こんな人たちを同じクラスで教えるのは至難の技です。でも、これからの英語教師に求められるのは、レベルが違う生徒が入ったクラスを教える技術かもしれません。それが中学校であれ(そのうち小学校でも)、高校はもちろん、大学だって、レベルがそろったクラスはもうありえません。
帯広大谷短期大学での今年の授業(ここもすごく差がありました!)から、私なりにヒントを得ました。「英語を教えるのでなく、英語で何かを学ぶ」という感覚で授業をやるということです。その点、ビジネス英語はそれにはピッタリ! どちらにせよ今年も大きなチャレンジになるでしょう。私を含め15人のチャレンジャーにとって、最後に充実感が残るクラスにしたいものです。
2006.10.15 00:30