集中講義
北海道教育大学釧路校での集中講義「異文化交渉論」を終え帯広に戻ってきました。今年の受講生は8名。こんな小グループで同じ学生を4日間も指導できるのですから、これはとても恵まれた、そしてやりがいのある仕事です。
しかし、今年は最初から不運に見舞われました。まずは初日。9時になっても学生がなかなか集まってきません。それもそのはず、掲示板にはこのクラスが9時30分から始まると書いてあったそうです。知らないのは私だけでした。クラスの人数も知らされていたのは7名。当然、7名分しか資料は作っていませんでした。今年から大学ではコンピュータによる講座申し込みが始まったそうです。移行期というのは、ミスがつきものかもしれません。
しかも、風邪のためちょっと喋るだけで咳が出てきます。いつものように軽快(?)に話すこともできませんでした。もう2週間も風邪が抜けません。ボケーとしていたのか、3日目には持って行くべきCDを1枚ホテルの部屋に忘れてしまい、万事休す。不本意ながら内容を一部変更させてもらいました。
なんだかんだあった授業でしたが、今年も協力的な学生に助けられ無事終了することができました。初日はまともな自己紹介もできなかった学生が、最終日には立派にディベートができるようになるのですから、若い人たちの才能は無限です。
私が教えている国際理解課程がなくなることから、この集中講義も残すところ来年1回のみになりました。私にとっては、教育大学での授業が大学で教える初めての経験でした。2000年からこれまで、正直、私はここで育てられました。来年の授業は体調管理に努め、最高のパフォーマンスで締めくくりたいと思います。