English Tree
以前から何度となく書いていたことがあります。それはシニア向けの教科書のことです。「60歳からのやり直し英会話」的な、自習用のものは最近多くなってきたのですが、クラスのテキストにはやはり向いていません。そんなことから、ついに作ってしまいました!
タイトルはずばり『English Tree 1』(出版社:マクミラン・ランゲージハウス)。表紙には、ジョイの宣伝でお馴染みの豊頃町のハルニレの木の写真を使いました。緑がまぶしい夏の勇姿です。もちろん、撮影は浦島甲一、私のおやじです。これには、「聞く」「話す」「読む」「書く」、「バランスのいい英語の木を育てよう」というメッセージを込めました。そして、サブタイトルは「シニアのためのゆっくり英会話」です。
レベル的には、中学1年生の3分の2程度をカバーしています。その残りと中学2年生の前半はブック2ということで、来年の3月に出る予定です。簡単に言えば、中学1年のテキストをシニア向けに書き直しました。
文字は大きく、レイアウトはシンプルです。クラスで使えるように、ダイアログの他にキーセンテンスの入れ替え練習、英作文、クラスアクティビティ、リスニングが各レッスン(全22レッスン)にあります。もちろんCD付きです。持ち運びが楽なように軽くて、鉛筆で書き込みがしやすいような紙質も選びました。シニアに優しいテキストの完成です。
今回嬉しかったのは、ジョイの1期生で現在ジョイで主任講師をしている茅野夕樹くんと共著で出すことができたということです。彼には小学1年生から高校3年生まで、英語を教えました。彼は大学卒業後まもなくしてからジョイで働き始めたのですから、ずいぶん長い付き合いになります。教え子と一緒に本を出せるというのは、教師としてとても幸せなことです。
このブログを読んでいる方で、英会話学校や文化教室で教えている方、シニアに英語を教えている方、特に教室でテキストとして使ってもらえる方には、出版社から献本してもらうことができます。希望の方は私のメールアドレス(urashima@joyworld.com)まで連絡をください。なお発売は9月上旬、価格は2,100円の予定です。