風に吹かれて
ハルニレの木の下での読書会に行ってきました! とても清々しい気持ちでこのブログを書いています。
我家のメンバー4人とおふくろの計5人で、予定通り9時30分の出発。1時間で我がふるさと豊頃町に到着。おふくろを知り合いの家にあずけ、朝日堂でドーナツと缶コーヒーを買い(これはハルニレの木に行くときの私の儀式)、ハルニレの木を目指しました。妻と何人いるだろうか? なんてたわいもないクイズ(妻は20人、私は10人)をしながら、到着。正確には数えませんでしたが、15名ぐらいはいたと思います(新聞によると、1日で80名ぐらいの人が参加したようです)。
正直、少し私が抱いていたのとは違うイメージでした。何が? ウーン、何んなんでしょうか? まずはハルニレの木の周囲の牧草が刈られていたのはいいのですが、もう少し広くやってほしかった。もちろん、刈ってくれていただけで感謝感激でしたが。それに豊頃町が一角に用意したブルーのビニールシートと会議用の茶色いイスが、なんとも場違いだったかもしれません。
でも、1回目の試みですから仕方がないことでしょう。2人の少年が小さなイスに座り、読書をしていました。家族連れがお弁当まで用意してピクニックしていました。帯広でも有名な経済人が横たわりながら本を読んでいました。これで充分ではないでしょうか。読み聞かせのコーナーもあり、うちの子どもたちもずいぶん長い時間を過ごさせてもらいました。ハルニレの木の前で我家の家族写真が取れただけでも、行った甲斐があったと思います。そうそう、シャッターをおしてくれたのは、その場に居合せたプロカメラマンの戸張氏。ラッキー!
子どもと妻を町内に住む妹の家に行かせ、私はそれから2時間ほど本を読みました。当初は、五木寛之の『新・風に吹かれて』が出たということを新聞で知り、大学生時代に思い出しながら読んでみたいと考えていたのですが、書店に行く時間がありませんでした。結局、50万部のベストセラーになっている『病気にならない行き方』を。後から妻に聞いたのですが、おばあちゃんが同じ本を読んでいたそうです。寂しい!
iPodで好きな音楽を聞きながら、風に吹かれての(けっこう強い風でした!)読書は最高でした。「来年も行きたいか?」と子どもたちに聞くと、「もちろん!」。帰りに食べたソフトクリームが美味しかったのが、その理由だったようです。