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アルツハイマー

自分がイヤになる日が1年に何日かあるのですが、今日はそんな一日になってしまいました。こんな状態で私は大丈夫なのでしょうか?
まずはタイヤ交換のために、車ディラーへ。カーラジオではFM-JAGAのDJが若年アルツハイマーを扱った最近の映画を紹介していました。ふと気がつくと、タイヤ交換のためのタイヤをトランクに入れるのを忘れているじゃありませんか。途中から引き返し、再び向かうはめになりました。実は、4月の車検の際についでにタイヤ交換を頼んでいたのですが、そのときもタイヤを持って行くのを忘れていたのでした。
もうひとつの事件は夕方起きました。買い物から帰ると、妻が「そろそろ会合に行く時間じゃない?」。時計を見ると4時半。会合が始まる時間です。至急タクシーを呼び、服を着替えジョイへ。そして、手帖を見ると、会合は明日でした。慌ててタクシー会社に電話を入れキャンセルしたのですが、窓からタクシーが見えました! 運転手さん、申し訳ありませんでした。
私の母がアルツハイマーだと宣告されたのは、2年前になります。幻想が見えたり、私や妹を認識できなくなったり、朝と夜を間違えたり、頭を抱えたくなるようなことが次々と起きました。医師からは、「アルツハイマーは治らない。ただ進行を遅くすることができるだけ」と言われ、途方にくれたものです。
ところが奇跡に近いことが起きたのです。母は見事に回復に向かっています。もちろん一番の要因は、病院で素晴らしい先生と巡り会えたことです。そして、漢字のドリルや文章を音読させるようにしたのも効果がありました。最近は定期的に孫や親戚の人たちに手紙を自筆で書いています。言葉を使うことで脳が活性化したのでしょう。「言葉はパワー」ということを実感する今日この頃です。
ところでさきほど友人に電話で「もしかしたら俺も若年性アルツハイマーかもしれない」と話したら、「もうおまえの場合は、若年性ではないだろう!」と言われました。と言うことは?

2006.05.13 20:34
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