カーリングと英語
数々ある英語関連の雑誌でも、格調高いのが『英語教育』(大修館書店)です。この雑誌の7月号になんとコラムを書くことになりました。タイトルは「カーリングとそのユニーク英語」。カーリングの大ブームがここまで来てしまいました。
ご存知の方も多いと思いますが、カーリングの発祥の地はスコットランドと言われています。そして、現在のメッカはなんと言ってもカナダ。そんなこともあり、カーリングで使われる用語は圧倒的に英語です。もっと正確に言うと、「英語の単語」です。ほとんどが基本的な単語なのですが、どういう訳か、みなさんが知っている意味とは関係ない形で使います。
その代表的なものが、「持ち帰り」を表すtakeout(テイクアウト)。これはもカーリングでは、相手のストーンをはじき出すショットのことです。今回のコラムでは、そんな単語を10選び、解説を加えています。興味がある方は、ぜひ読んでみてください。
ところで、この『英語教育』ですが、私にとっては今回が2回目の執筆となります。初めて書いたのは1995年ですから、かれこれ10年以上前です。それは『英語教育』9月増刊号の「特集 戦後50年の英語教育とその周辺事情」というすごいものでした。そこに寄稿した18名のほとんどが大学教授。私は全国の英会話学校経営者の代表(?)として依頼を受け、「学校外の英語教育現場ー大衆化する外国語学習」というタイトルで書かせてもらいました。
興味深かったのは私が選ばれた理由です。「大手の英会話学校からひとつを選ぶとなると問題が起こるが、北海道の片田舎のジョイならそれを回避できるだろう」ということでした。こんなことで特をすることもあるのです。今回もそれに近いケースかもしれません。英語教師でカーリングを実際にやっている人は、あまりいないと思います。なにせ私のカーリング歴は25年です! 「人のやらないことをやる」。これからもこれで行きたいと思います。