脱稿
今年の正月休みを返上してやっていた英会話書(まだ正式な名前は決まっていません)の仕事がやっと終わりました。と言っても、脱稿したということだけで、4月に出版されるまでに校正などの作業はまだ残っています。それでも、久しぶりに心は十勝晴れです。
今回は初めて(株)タイムアンドスペースという出版エージェントを使っています。本を出してくれる出版社を見つけてもらったり、その会社との交渉ごとの全てをやってもらいました。他にも、内容に対するアドバイス、校閲など、本当に強い味方でした。欧米では一般的なようですが、日本ではまだこれからの分野のようです。
(株)タイムアンドスペースは斉藤純一さん(元ジャパンタイムズ出版局長)がこの昨年の12月に設立したばかりの会社です。斉藤さんは、私の初めての著書『英会話質問帖』(1985年、ジャパンタイムズ)の編集を担当してくれた方で、これまでに全部で6册も一緒に仕事をさせてもらいました。つまり私に出版のイロハを教えてくれたのが斉藤さんです。今回の本は、その斉藤さんの独立後初めての仕事ということになります。
その斉藤さんからメールが入りました。「すごい原稿です。説得力があり、感動的なエッセイです。発信型の英語を身につける大切さがしみじみわかる、まるで講演を聞いているような、そんな感じでした」。受け取った私も正直ホッとしました。そして、斉藤さんの会社の門出を祝うヒット作になれば、これ以上の幸せはありません。
2006.02.08 06:39