氷祭り
夕食を終え自宅からジョイに歩き始めると、西の空に花火が見えました。帯広の大気の透明度をまるでテストしているかのように、花火はその鮮やかな色を競いあっていました。夏の花火もいいのですが、冬の花火にはとうてい勝つことはできません。今日から氷まつりが始まります。
私が長男の一樹を連れ氷まつりに初めて行ったのは、2年前、彼が3歳のときでした。男どうし2人だけで過ごす初めての体験になりました。雪道を歩くのは考えた以上に大変で、しかも寒くて、駐車場から会場まで行くだけでも小さな冒険でした。そして、氷の滑り台で順番を長い時間待つのも初めての経験だったはずです。
とても楽しかったのか、帰ろうと言っても帰ろうとしません。そしてついには泣きながら雪の地面に座り込んでしまいました。周囲の冷たい視線を浴びながら、穴があったら(この場合は、雪の穴?)入りたい気分でした。綿飴を買い2人でそれを食べながら、駐車場まで歩きました。懐かしい思い出です。
今年は私が忙しいということで、すでに妻は子どもたちを連れて明日の午前中に氷祭りに行くようです。冬の楽しみを奪いとられたようで一抹の寂しさがあります。でも、明日は今やっている本を完成に近づけなければならない勝負の日です。なんとかがんばって、日曜日の朝は幼稚園でのスケート大会を見に行ってやりたいと考えています。ところで、お父さんのスケートタイムなんてないでしょうね、矢野園長? 夏の運動会で張り切りすぎて、1週間以上も体がガタガタだったことを思い出してしまいました。
2006.01.27 20:01