4年ぶり
机に向かいない頭をこんなに悩ましたのは、3年ぶりです。今日から新しい本を書いています。ジョイの創立25周年を記念して出版した『やさしい英語で自分を語る』(ジャパンタイムズ)以来、スランプと言いますか、なかなかやる気になれず、これまでズルズルきてしまいました。1985年に初めての著書を出してから、3年間も新刊を作ることができなかったのは2度目です。
1994年に出した『英語の決まり文句』(ジャパンタイムズ)が期待に反して不発に終わり(とてもいい本だったのですが)、それまで積み重ねてきたチャンスが消えかけました。私のような無名な者は、とにかく毎作が勝負なのです。一度でも売れなければ、「それで終わり」ということになります。そして、その時が遂に8作目でやってきたのでした。
それからというもの、出版社にいくら企画を持ち込んでもなかなかOKがでませんでした。そして、長いトンネルを抜け出すことができたのが、『英会話のかんづめ』(旺文社)。1988年、4年のブランクがありました。今回も発行が来春になりますので、やはり4年という年月が経過することになります。
今回は音読やシャドーイングの練習をすることができる、スピーチを使った本を計画しています。版元もこれまでとは違う会社で、とても勢いのあるところです。そんな訳で、私も久しぶりに乗ってやっています。この冬休みを逃すと、まとまった時間がなかなか取れなくなるので、精力的にがんばるぞー。
2006年は、もう1冊企画が通っています。チャンスがあれば、さらにもう1冊! 欲張り過ぎでしょうか。まあ、体を壊さない程度にやります。出たときには、みなさん、ぜひ1冊買ってください。来年はアウトプットの年になりそうです。