釧路の夜
釧路から帰って来ました! 帯広を離れていたのは4日間でしたが、戻ってきてホッとしています。やはり私には十勝の風土が一番合っているようです。この土地以外では生きて行けそうにありません。
北海道教育大学釧路校で講座を担当して5年目になりますが、今回の受講生はなんと4名だけでした。理由は、教職希望者向けの集中講座が同時期に開講されたからのようです。大晦日にあるK1の裏番組にPrideをぶつけられたような心境でした。しかも、この4名が静かなのです。正直、どうなるか不安でした。でも、最後は4人とも人前で堂々と話すことができるようになり、本格的なデイベート(初めて1人制に挑戦!)を披露してくれました。吸収が早く、潜在能力の高さが印象的でした。
釧路で一番困るのは、夕食を食べる場所を見つけることです。あるのは居酒屋や炉端ばかりで、私のようにお酒を飲まない者が一人で入るには抵抗感があります。1日目は、いつものようにコーチャンフォーで本やCDをチェックした後、「なごやか亭」で回転寿しを食べました。ところが、それ以降がたいへんでした。
2日目は、繁華街(と言っても、人通りは本当に少なく、帯広の比ではありません)を歩いていて、ハンバーグ屋を発見。それが20年ほど前まで帯広にあった「ドラゴン」という洋食屋さんを思い出させるようなレストランでした。手作りのハンバーグが鉄のプレートにのり、野菜が添えられ、むかしよく食べた味そのものでした。創業30年の店だそうです。翌日も、ここで食べたいと思ったのですが、月曜日は休みと知りガックリ。
3日目は、釧路の知り合いから紹介されたトンカツ屋に直行すると、なんと休みでした。結局、喫茶店で教えてもらったイタリアンの店に入ったのですが、これがすごいミスマッチ。イタリアンと言いながら、それっぽいのは椅子だけ。テーブルは民芸風。壁には、洋風の飾り物に混じり、アイヌの木彫りがありました。それにバドワイザーのネオンが光り、流れる音楽はデイスコ調。しかも、私の横のテーブルにはロシア人が! これが釧路的なのかもしれません。
ところで、「釧路の夜」を歌ったのは、確かあの美川憲一でしたが、どんな歌だったでしょうか? ふと気になりました。