清原がオリックスに
私が好きな清原が遂にオリックス入りを表明しました。10月1日に巨人を自由契約になってから、決断まで81日も要したのですから、彼もかなり悩んでの決断だったことと思います。できれば巨人と対戦の機会が多いセ・リーグの球団への移籍を希望していたようです。
しかし、これは巨人にとってもとっても辛いことだったと思います。少なくとも清原は巨人では一番人気の選手でした。それがチームを去るに当たって、ファンに球場で挨拶するチャンスを自ら断ったのです。「巨人で骨を埋める!」宣言していた男が、巨人に裏切られ(?)復讐に燃えるのですから、プロレスの仕組まれた遺恨試合とは比べ物にならないドラマになります。
清原と巨人の関係ほど悪化したものはありませんが、これまでの28年間でやはり気まずい形でジョイを去ったスタッフが何人かいました。でも、そんなときに私が心がけたことは、なんとかお互いコミュニケーションが取れる程度の道は残しておきたいということでした。どこかで顔を合わせたときに、「元気?」とお互い気楽に声をかけることができないのは寂しいことです。
清原は、「引退しようか悩み、心の整理がつくまで時間がかかりましたが、やはり野球をやりたい。地元大阪、自分を育ててくれたパ・リーグのために、来季は大阪で頑張ります」と涙を流しながら語っていました。514本塁打は歴代4位の山本浩二(広島)の536本にあと22本と迫っています。男なら頑張れ、清原! 私は清原の活躍に期待しています。来年度はオリックスも応援したいと考えてオリックス。
2005.12.20 22:36