ランチョ・エルパソ
友人から11時頃に電話がありました。今日は久しぶりの休みということで、一緒にランチでもどうかという誘いでした。こんなときに困るのが、どこに行くかということです。実は、ちょうど今年のクリスマスパーティーの食べ物を、ご存知、ランチョ・エルパソに頼まなければならないと考えていたこともあり、「ランチョに行こう!」と友人に提案しました。
ランチにランチョに行くのは、最近は年に何回ぐらいあるでしょうか? 7・8回というところでしょうか? 実は、独身時代の私は365日のうちの半分以上はランチョで食べていました。そして、夜もランチョということもしばしばでした。つまりランチョが私の食生活を支えてくれていたのです。
マスターの平林さんが、手作りソーセージへの挑戦を始めたときには、ずいぶん試作品を食べさせられました。ですから、私はソーセージの味には特にうるさいのです。知らない人も多いのですが、ランチョとジョイは同じ歴史を重ねてきました。今年で28年目です。帯広の郊外のこの一角もすいぶん食べ物屋さんや塾が増えましたが、当時はランチョとうちしかなかったのです。
今日は懐かしのフランクフルト・スペシャルを頼みました。大盛りのナポリタンスパゲティにフランクフルトソーセージが1本とサラダが一皿に盛られた、ランチョの定番メニューです。若い頃は、このボリュームを平気で食べていましたが、今日はなんとかフィニッシュすることができました。
私にとってのランチョは、想い出箱です。ここでどれだけの人と知り合い、友だちを作ったか分かりません。そして、東京や札幌から友人をここで何人楽しませたか、数えることができません。こんな場所があるのは、本当に嬉しいことです。ランチョのマスターも今年で還暦とか。ウーン、時の流れをつくづく感じます。