誕生
午後2時のミーティングの前に茅野くん(ジョイ主任講師)が嬉しそうな顔で現れました。赤ちゃんが午前11時に誕生したとのことでした。その場に居合せたスタッフから歓声と拍手が。その後、昨日は一睡もしてないということで、幸せモードで自宅に戻って行きました。でも、私の経験から言わせてもらうと、きっと興奮して眠ることはできなかったはずです。
茅野くんとの付き合いは、ジョイの歴史そのものです。彼は28年前にジョイが開校したときの一期生ですから、こんなに簡単な計算はありません。彼は小学6年生。黒わくのメガネをかけ、中学生のような顔をした小太りの子どもでした。顔は今も当時もほとんど変わっていません。教室では、とにかく理解が早く、活発でした。授業中あまりにうるさいので、頭を教科書で殴ったことも何度かありました(今そんなことをやると大変ですが)。
そんな茅野くんもついに一児のパパになったのです。決して若くはない彼ですから、この感激は並大抵のものではないでしょう。私の場合は、長男の一樹が誕生したときは、病院の外に飛び出し「ヤッター!」と大声で叫んでいました。そして、六花亭までスキップしながらバースディ・ケーキを買いに行ったものです。そして、彼の両親は彼以上に喜んでいるに違いありません。
世の中の親はみんな同じようなものでしょう。だからなおさら、広島市で下校途中に殺害された木下あいりちゃんのような事件が起きると腹が立ちます。私の場合、自分の子どもができてから他人の子どもまで可愛く見えるようになりました。茅野くんもそれがきっと分かることでしょう。本当によかった、茅野くん。おめでとう。ここに書くかどうか最後まで迷いましたが、実は、男の子はめちゃくちゃ大変です。覚悟していた方がいいですよ。