プロ意識
英語EXPOの特別講師、桂かい枝さんが3時20分着の便で帯広入りしました。ところが、松崎博先生の顔がありません。東京の中央線での事故のため、フライトに遅れてしまい、最終便になってしまったのです。本当に何が起こるか分かりません。これが当日帯広入りだとしたら、真っ青になってしまいます。
かい枝さんには、ホテルに入る前に会場となるジョイの203教室をチェックしてもらいました。そこにはいつも違う光景が広がっています。北海道ホテルから借りてきた金屏風、その前には机を合わせて高座が。上には赤い布が敷かれ、実家から借りてきた厚めの座布団が置かれています。午前中に用意した私の目にはかなりの完成度に見えました。
でも、かい枝さんからは「落語は顔から座布団まで見えなければ面白くないもの。なんとかもう少し高くなりませんかねぇ?」との指摘が。確かに、明日は満員の予定で、イスに座ると前の参加者の頭が邪魔をして顔しか見えそうにありません。「私も手伝いますから、なんとか高くしましょう」というかい枝さんの言葉に、机の下に台を入れることになりました。
高座にあがる階段用にと用意した子供用の跳び箱を使うことになったのですが、ひとつ足りないことが判明。土曜日ということで幼稚園は閉まっていましたが、無理を承知で園長に電話を入れ、貸してもらうことになりました。「北海道の人は優しい人が多いですねぇ」とかい枝さん。みなさんの協力で1時間で高座も完成しました。明日は講師のかい枝さんだけでなく高座の方もぜひ注目してください。
イベントの度に、ひとりの力だけではできないということを実感します。そして、今日は自ら手伝って高座を完成させたかい枝さんのプロ意識に感動しました。松崎さんも無事到着して、いよいよ明日は英語EXPOです。