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『英会話のかんづめ』

不思議なことを発見しました。アマゾンで本をチエックしていると、私がクライドと1998年に出版した『英会話のかんづめ』(旺文社)が、とうに絶版になっているのに、古本という形でまだ販売されているのです! しかも、その価格が定価の1,260円よりも高くて、なんと1,480円。これはどういうことだ、と私は思わず叫んでしまいました。常識で考えると、欲しい人がかなりいるにもかかわらず、品物が少ないということでしょうか。
『英会話のかんづめ』はもともと旺文社のNEOシリーズの1冊として全国発売されたのですが、1年もしないうちにこのシリーズ自体が中止されたことから、この本は市場にはあまり出ていないはずです。私は今でもプレイベートレッスンなどで好んで使っていますし、札幌の英語学校ではテキストとして導入しているところもあります。
そうこうしているうちに、ネットでこんな記事を見つけました。ある英語の先生からの書き込みです。
英文日記はともすると「朝起きて、朝食をたべて、学校へいった、部活をした」と毎日同じになりがちです。日本語で日記を書く習慣もないとなおさらです。それをさけるために、私は『英会話のかんづめ』を使いました。テーマがいくつもあります。たとえば、一つが朝食。そのテーマに4つのモデル作文があります。各一つに4行の簡単な英文日記のモデルがあります。そして一つDoクエスチョンがあり、また関連したWHQがあります。関連した単語も載っていて入れ替え作文ができるようになっています。生徒はいれかえるなり、質問に答えて自分のいいたいことを書くなりさせました。サンプルがここで書けるといいのですが、今、生徒に貸したまま戻ってこなく、手元にありません。
こうして自分が書いた本が、絶版になっても支持されているというのは、とても嬉しいことです。実は、この本はまだジョイに在庫が少しあります。欲しい方は、どうぞ。でも、「買ってアマゾンに売ろう」なんていう人はご遠慮ください。

2005.10.16 15:31
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