日本昔ばなし
「英語で読む日本昔ばなし」(ジャパンタイムズ)のシリーズが売れているそうです。これは「週刊ST」に連載されていた「辞書なしでも読める英語日本昔話」に加筆して再構成したもので、これまで5冊が出ています。Book 1が出版されたのが今年の7月5日。9月5日に第4刷が発行されていることからも、かなり売れていることが分かります。
これまで取り上げられている昔話はおなじみのものばかりです。私が知っているだけでも、桃太郎、かちかち山、かさ地蔵、おむすびころりん(Book 1)、浦島太郎、さるかに合戦、こぶとりじいさん(Book 2)、かぐや姫、鶴の恩返し、ねずみの嫁入り(Book 3)、はなさかじいさん、ぶんぶく茶がま、まんじゅう怖い(Book 4)、一寸法師、舌切りすずめ(Book 5)があります。
このシリーズの人気の秘密を自分なりに探ってみました。(1)音読やシャドーイングにピッタリの教材 (2)誰でも知っている有名な昔ばなしで、親しみやすい (3)英文の質がよくて、やさしい (4)字が大きくて、シニアには最適 (5)CD付きで1,000円はお買い得。確かに売れる要素がいくつもあります。
Book 2には、私のご先祖さまの話、「浦島太郎」も収められています。これまで何回もこの話を英語で紹介する機会がありました。ほとんどの場合、子どものときに覚えたストーリーを適当にアレンジしていましたが、そのうちこの本をきちんと読み、正調「浦島太郎」を語れるようになりたいと思います。桂かい枝さんのように、落語家風に語れるようになれば、それはそれで立派な芸ですよね。無理かな?
2005.10.14 20:35