出会いに感謝
小樽商科大学大学院(ビジネススクール)の講座「ビジネス英語の実践」が昨日から始まりました。会場は、新しくなった札幌サテライト校。札幌駅のすぐ隣で、紀伊国屋が入っているビルの3階にあります。施設的には、これまでの所とはまさに雲泥の差。広くて、明るくて、いい雰囲気です。昨年は、金曜日の夜の授業は私のところだけでしたが、昨日は4つある教室の全てが使われていました。
ビジネススクールのシステムは、最初のクラスでは何人が履修するか分かりません。中には、出てみて決めるという学生もいます。昨年のクラスは7名でしたが、参加者の評判がよかったことから(満足度で「満点」をもらいました!)、今年は受講生が少しは増えるのではないか、と予想してました。結局、昨日の授業には12名が参加。動きのあるダイナミックな授業をしようと思ったら、丁度いい人数かもしれません。
「もしかしたら留学生も入るかもしれない」という情報を小耳にはさんでいました。正直、心配していました。なにせ外国人に英語を教えた経験はないからです(JICAで研修員に英語で講義はしていますが、それとはまったく違います)。結局、その留学生は現れませんでした。私のような東南アジア系の顔をした学生が教室に入って来るたびに、私は少し緊張しましたが、・・・。余談ですが、私は2度フィリピン人に間違われたことがあります。
今年のクラスには、アイスランドのビジネススクールで勉強していた人、高校で英語を教えている人、そして、大学の先生で3年もアメリカに滞在した経験がある人がいました。反対に、明らかに英語とは縁のない生活をしばらく送っていたような方も何人かいたようです。今年は昨年以上に英語力の差があります。でも、12名の共通点はやる気、モティベーションの高さです。これは、昨年の学生も同じでした。
冷房が入っているというのに、教室の中が真夏のように暑くて(もしかしたら、これは学生の熱気のため?)、2講目の中ほどで気を失いかけましたが(私はなにせ暑さに弱い!)、なんとか終えることができました。90分2コマの授業があんなに早く感じたことは久しぶりです。もちろん、受講した学生の中には長く感じた人もいたかもしれません。立場が違うと受けとめ方も違うものです。
隔週で札幌に行く生活が始まりました。列車で2時間半というのは疲れますが、新しい出会いに感謝して、札幌ライフもついでにエンジョイしようと思います。